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補足資料

本ガイドについて

本ガイドの内容

本ガイドは、VeriTrans4Gのキャリア決済サービスにおいて考慮すべき仕様などについてまとめた資料となります。

関連ドキュメント

MDKの導入、システム構築については、技術マニュアル『VeriTrans4G 開発ガイド』、または、『導入テストガイド』 、『MDK インストールガイド』をご参照ください。
Ruby / Java / .NET / PHP8

キャリア決済サービスの概要

ソフトバンクモバイルに関する注記

ソフトバンクまとめて支払い(A)とソフトバンクまとめて支払い(B)

2013年7月18日に、「ソフトバンクケータイ支払い」の名称が「ソフトバンクまとめて支払い(B)」に変更となりました。

ニュースリリース: http://www.softbank.jp/mobile/info/personal/news/service/201303271303370000/

ソフトバンクまとめて支払い(A)とは、システムとしても、利用可能な機能としても異なる決済方法となりますので、
導入に当たっては区別して考える必要があります。

表記の変更点:
旧ソフトバンクケータイ払い → ソフトバンクまとめて支払い(B)
旧ソフトバンクまとめて支払い → ソフトバンクまとめて支払い(A)

※なお、「ソフトバンクまとめて支払い」とのみ表記した場合、「ソフトバンクまとめて支払い(A)」を意味します。

ソフトバンクまとめて支払い表記ガイドライン

ソフトバンクまとめて支払いの表記に関しては、こちらからダウンロードしてください。

「ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い」

ワイモバイルを契約されている消費者の場合、「ソフトバンクまとめて支払い(B)」にて「ワイモバイルまとめて支払い」が利用できます。
ただし、ドキュメント上は「ソフトバンクまとめて支払い(B)」と表記します。

都度決済と継続課金と随時決済

キャリア決済サービスでは、「都度決済」と「継続課金」、「随時決済」の3種類の決済を行うことができます。

【都度決済機能】

消費者が購入した商品、役務などについて、1回だけ決済を行います。
都度決済機能には以下の特徴があります。

  1. 都度決済の申込は、「都度/継続区分」で都度決済を指定し、継続課金と同様のフローで行います。
  2. 都度決済の申込は、消費者の端末から行います。
  3. 与信のキャンセル、売上計上後のキャンセルが可能です(キャンセルのできないキャリアもありますのでご注意ください)。
    なお、売上計上後のキャンセルは場合によっては返金となります。

【(月額)継続課金機能の概要】

会員サイトの月会費や定期購読料金などを、キャリア決済を利用して毎月課金することができます。
継続課金機能には以下の特徴があります。

  1. 継続課金の申込は、「都度/継続区分」で継続課金を指定し、都度決済と同様のフローで行います。
  2. 継続課金の申込は、消費者の端末から行います。
  3. 継続課金申込後の金額の変更は原則として行えません。
    金額を変更したい場合は継続課金を終了した後、再度申込からやり直す必要があります。
  4. 毎月の課金処理はベリトランスと通信キャリアが代行し、課金結果を店舗様へ通知します。
    店舗様システムで売上要求を送信する必要はありません。
  5. 継続課金の結果は管理画面(MAP)からCSVファイルにてダウンロードが可能です。
    また、MDKのSearch機能にて取得することも可能です。

    ※Search機能にて取得できるのは、当月分(最新の結果)のみとなります。
    過去の課金結果については、管理画面(MAP)よりCSVファイルをダウンロードして下さい。

  6. d払いとauかんたん決済では、指定月の課金をキャンセルすることができます。
    要求タイミングにより、取消になる場合と、消費者への返金が発生する場合があります。

    ※「ソフトバンクまとめて支払い(A)」については、課金のキャンセルができません。

  7. 継続課金の終了要求はMDKまたは管理画面(MAP)から可能です。
    但し、キャリアによっては消費者の端末から行う必要があります。

継続課金に関しては「3. 継続課金に関する特記事項」もご参照ください。

【随時決済機能の概要】

店舗様と利用者の継続的な利用の承諾に基づき、商品・役務などの提供状況に応じて加盟店の処理要求単位に課金することができます。
解除手続き(利用承諾の終了)が行われるまで、店舗様からの要求の都度、課金が発生します。

  1. 随時決済の申込(利用承諾)は、「都度/継続区分」で随時決済を指定し、都度決済と同様のフローで行います。
  2. 随時決済の申込は、消費者の端末から行います。
  3. 課金する場合には、①の取引IDを元取引IDに指定し、新しい取引IDで再与信することで金額を確保します。

    ※withCaptureを指定することで同時に売上処理も可能です。

  4. ③の取引IDに対して、売上もしくは取消を実施します。
    再与信した取引への売上/取消はMDKまたは管理画面(MAP)から可能です。
  5. 解除手続き(随時決済終了)が行われるまで、③と④を何度でも実施できます。
    ただし、一定期間、決済の発生がなかった場合は、キャリア側で利用承諾終了となり、抹消通知が店舗様に送信されます。
  6. 随時決済の結果は管理画面(MAP)からCSVファイルにてダウンロードが可能です。
    また、MDKのSearch機能にて取得することも可能です。
  7. 随時決済の終了要求はMDKまたは管理画面(MAP)から可能です。

キャリアのサービス仕様比較

キャリア スマートフォン PC フィーチャーフォン 継続課金有無 随時決済有無 利用可能な販売商品の形態 包括契約有無
d払い あり あり 物販 / デジタルコンテンツ あり
au かんたん決済 ※1 あり なし 物販 / デジタルコンテンツ あり
ソフトバンクまとめて支払い(B) × あり なし 物販
デジタルコンテンツ※2
あり※3
ソフトバンクまとめて支払い(A) × あり なし デジタルコンテンツ

なし

フレッツまとめて支払い × あり なし 物販
デジタルコンテンツ

なし

※1 auかんたん決済では、フィーチャーフォン向けのコンテンツに対する継続課金は行えません

※2 スマートフォン「のみ」を対象としたデジタルコンテンツにはご利用いただけません

※3 継続課金は直接契約の場合のみご利用頂けます

各キャリアにおけるご利用可能なユーザ・端末に関する仕様

d払い

dアカウントをお持ちの方がご利用になれます。
4. d払い特記事項」の、4.1 推奨環境についてをご参照ください。

auかんたん決済/auPay(ネット支払い)

au IDをお持ちの方がご利用になれます。
PCおよびスマートフォンにて利用可能です。

ソフトバンクまとめて支払い(A)(B)

ソフトバンクモバイルおよびLINEMO回線契約者のみご利用可能です。
PCおよびスマートフォンにて利用可能です。

フレッツまとめて支払い

NTT東日本/西日本のフレッツ回線契約者のみ利用可能です。
PCおよびスマートフォンにて利用可能です。
フレッツ回線契約者であれば、フレッツ回線網以外のインターネット回線での利用も可能です。

キャリア毎の決済上限金額

キャリア 限度額 備考
d払い 電話料金合算払い:

消費者の利用限度額

d払い残高からの支払い:
100万円

限度額は消費者の利用限度額。
電話料金合算払いについては契約者の年齢、契約期間により上限金額が異なる。
デジタルコンテンツ[携帯電話]の場合、継続課金(月額)については料金コースの上限は500円(税別)。

詳細なご利用限度額については、こちらからご確認下さい。

au かんたん決済 1,500円~100,000円 / 月
(消費者の利用限度額)
1回の決済可能限度額は、消費者の与信枠(以下)が上限(I/F上は7桁)
詳細は「5. auかんたん決済特記事項」をご参照ください。
ソフトバンクまとめて支払い(B) 2,000円~100,000円 / 月 詳細なご利用限度額については、こちらからご確認下さい。
ソフトバンクまとめて支払い(A) 2,000円~100,000円 / 月 詳細なご利用限度額については、こちらからご確認下さい。
フレッツまとめて支払い 5,000円~50,000円 / 月

詳細なご利用限度額については、以下のサイトをご確認下さい。

フレッツ東日本 / フレッツ西日本

※限度額についてご不明な点は、NTT社へお問い合わせ下さい。

2022年6月 現在

キャリア決済にて使用可能な4G決済要求コマンド

決済要求種類
/コマンド
d払い au ソフトバンク
まとめて(B)
ソフトバンク
まとめて(A)
フレッツ
まとめて
都度決済申込 (与信)
/Authorize
×
都度決済申込 (与信+売上)
/Authorize(with Capture)

与信同時のみ
都度決済売上
/Capture
都度決済キャンセル
/Cancel

(部分返金可)

(部分返金可)
×
継続課金申込
/Authorize
継続課金キャンセル
/Cancel
×
継続課金終了
/Terminate
継続課金売上
/Capture
× ×
随時決済申込
/Authorize
× × × ×
随時決済終了
/Terminate
× × × ×
随時決済再与信
/ReAuthorize
× × × ×
随時決済売上
/Capture
× × × ×
随時決済キャンセル
/Cancel
× × × ×

【都度決済の売上に関する補足】

「d払い」、「auかんたん決済」、「ソフトバンクまとめて支払い(B)」、「フレッツまとめて支払い」は与信後に売上を行う運用が可能です。
「ソフトバンクまとめて支払い(A)」は与信同時売上のみ可能です。

【都度決済のキャンセルに関する補足】

「d払い」、「auかんたん決済」、「ソフトバンクまとめて支払い(B)」は一定期間内に限り、キャンセルが可能です。
なお、売上計上後のキャンセルは返金となる場合があります。
「d払い」、「auかんたん決済」は、売上前の取消については全額取消しかできませんが、売上後の取消については売上金額を超えない範囲で返金金額を指定できます(部分返金)。部分返金は、決済金額の残りが0円になるまで繰り返し実行できます。
「ソフトバンクまとめて支払い(A)」はキャンセルができません。
「フレッツまとめて支払い」は、売上前であればいつでもキャンセルが可能です。
売上後については(売上を行った)当月内に限り、キャンセルが可能です。

【継続課金のキャンセルに関する補足】

「d払い」、「auかんたん決済」、「ソフトバンクまとめて支払い(B)」および「フレッツまとめて支払い」では、継続課金の申込成立後に、ある年月の課金のみをキャンセルすることができます。
キャンセルの有効期限については、各キャリアで仕様が異なりますので、「2.7 キャリア毎の与信/キャンセル有効期限」を参照してください。
ある年月の課金をキャンセルする場合は、対象年月を指定してキャンセルを行います。
なお、継続課金そのものを終了させるためには、キャンセルとは別のコマンド(Terminate)を利用しますのでご注意ください。

【継続課金の終了に関する補足】

店舗様から決済サーバーに継続課金終了を要求してから、処理を完了するまでのフローには、以下の2つの方式があります。

  1. 2者間(強制終了)
  2. 3者間(消費者を介する終了)
キャリア 継続課金終了の方法
d払い 3者間(ドコモ推奨)、および2者間の2種類が用意されています。

※ Terminateコマンドに強制フラグを設定するか否かで2者間・3者間を選択できます。

au かんたん決済 2者間(強制終了)
ソフトバンクまとめて支払い(B) 2者間(強制終了)
ソフトバンクまとめて支払い(A) 3者間(消費者を介する終了)、および2者間の2種類が用意されています。

※ Terminateコマンドに強制フラグを設定するか否かで2者間・3者間を選択できます。

フレッツまとめて支払い 3者間(消費者を介する終了)

【継続課金の売上に関する補足】

「d払い」、「ソフトバンクまとめて支払い(B)」、「フレッツまとめて支払い」では、継続課金の課金でエラーになった場合のみCaptureコマンドでリカバリすることができます。
課金でエラーとなった場合、「継続課金結果通知」にて処理ステータスを失敗で通知致します。(mstatus=failure)
この通知に設定されている課金年月(month)に対してのみ、継続課金のCaptureコマンドを要求できます。
通知を受けていない加盟店様につきましては、MAP画面の取引状態をご確認の上Captureコマンドを要求して下さい。
ただし、Captureコマンドでのリカバリ時にも失敗する可能性があるため、「継続課金結果通知」の結果やMAP画面の取引状態をご確認ください。

【随時決済の決済申込に関する補足】

「d払い」の随時決済申込は、消費者の利用承諾を得るための処理になります。(課金は発生しません。)
そのため、この決済申込では金額を指定せず、以後の再与信時に金額を指定します。

【随時決済の再与信に関する補足】

「d払い」の随時決済では、課金するために、再与信をリクエストする必要があります。
随時決済申込時の取引IDを「元取引ID」として、かつ金額を指定することで、決済することができます。
この際に、「与信同時売上フラグ」を指定することで、売上も同時に実施することが可能です。
なお、随時決済終了もしくは抹消後は当月中であれば実施可能です。
しかし、消費者の解約理由によってはエラーとなる可能性もあるので、ご注意ください。

【随時決済の売上に関する補足】

「d払い」は再与信をした取引に対して売上を行うことで、課金を発生させます。
なお、売上には期限があるため、後述もご確認ください。(随時決済終了もしくは抹消後も売上の期限は変わりません。)

【随時決済のキャンセルに関する補足】

「d払い」は一定期間内に限り、キャンセルが可能です。
再与信後のキャンセル、売上後のキャンセルどちらも可能ですが、部分返金はできません。
なお、売上計上後のキャンセルは返金となる場合があります。
キャンセルには期限があるため、後述もご確認ください。(随時決済終了もしくは抹消後もキャンセルの期限は変わりません。)

キャリア毎の与信/キャンセル有効期限

キャリア 与信有効期限 キャンセル有効期限
d払い

都度決済:
  決済申込日を起算日として翌々月末日 20:00

継続課金:
  売上に失敗した月の翌々月末日 20:00

随時決済:
  再与信日を起算日として翌々月末日 20:00

都度決済:決済日を含む180日(決済日から179日後)の20:00

継続課金:決済日(課金日)を含む180日(決済日から179日後)の20:00

随時決済:決済日(再与信日)を含む180日(決済日から179日後)の20:00

au かんたん決済 決済申込日を起算日として
90日後
都度決済:売上確定日を起算日として翌々月末日

※auPay利用時は売上確定日を起算日として90日

継続課金:課金日を起算日として、翌々月末日
ソフトバンクまとめて支払い(B)

都度決済:
  決済申込日を起算日として60日後
継続課金:
  売上に失敗した日を起算日として60日後

支払い方法が「口座振替」の場合:
 売上確定処理日を含む400日間
 ※都度決済も継続課金も同じ締切日

支払い方法が「クレジットカード」の場合:
 クレジットカード会社によって受付締切日は異なる

ソフトバンクまとめて支払い(A) (与信同時売上のみ※1 (キャンセルはできません※1

※1:ソフトバンクまとめて支払い(A)は与信同時売上のため、与信期限なし、またキャンセルはできません。

フレッツまとめて支払い 都度課金の場合:無期限
継続課金の場合:売上に失敗した月末日

都度課金の場合:
 売上前の取引については期限なし。
 売上後の取引については当月内に限りキャンセルが可能。

継続課金の場合:
 売上前の取引はキャンセルが可能。
 売上後の取引は継続課金の申込当月内に限りキャンセルが可能。

auかんたん決済では、売上要求時点で消費者の契約状態に変更があった場合(*1)には、与信有効期限内であっても売上確定に失敗する 場合があります。この場合、決済サーバーは結果コード:WG13 を返戻します。この取引については、KDDI側で与信自体が取消となり、該当の取引に対しては売上を立てることができませんので、消費者様にご連絡のうえ、注文の取消や代替手段での請求をご検討下さい。
 (該当取引は「与信有効期限切れ」のステータスになり、以後売上やキャンセルすることができません。)
また、この問題によるトラブルを防ぐためには、必ず売上が成功後に商品の発送やサービスの提供を行う運用をご検討下さい。
なお、ドコモおよびソフトバンクにはこのような仕様はございません。与信が成立した取引については、与信有効期限内であれば売上は成功します。

(*1) 消費者の契約状態は、料金未払いによるものや回線解約等がございますが、KDDIから詳細な情報は開示されません。

キャリア決済における結果通知電文

キャリア決済における結果通知電文の通知タイミングは、大きく分けて以下の2つのタイミングに分かれます。

【決済に消費者ブラウザが介在する場合、申込完了を通知するケース】

キャリア決済では、決済が成立しているのにもかかわらず、消費者が画面遷移の途中で離脱した場合や、通信環境の問題で画面遷移時にタイムアウトが発生した場合など、最終遷移先まで到達しない場合があります。
このような場合にも、決済サーバーからの通知を店舗様システムで受信して頂くことで、決済が成立したことを検知することができます。
対象の通知は、"Authorize":決済申込完了/"Terminate":継続課金終了申込完了 です。

【継続課金処理の結果を通知するケース】

毎月の課金処理は、決済サーバーおよびキャリア側システムの内部処理によって自動処理されます。この課金結果を店舗様システムに通知します。
対象の通知は、"MCapture":継続課金結果です。

この通知は、消費者の与信の問題等で売上確定に失敗した場合も送信されますので、失敗の通知を受信した場合は、必ず消費者様にご確認のうえ、代替手段での利用料金のご請求や、対象の消費者様への貴社サービス提供停止(退会)等の措置をご検討ください。

また、消費者の与信の問題や、回線契約の解約等によって、継続課金の登録自体がキャリア側で「抹消」される場合があります。
この結果を通知するのが、"Deregistration":継続課金抹消です。

Deregistration通知を受信した場合は、当該消費者への課金は継続することができませんので、MCapture通知で失敗を受信した場合と同様に代替手段での利用料金のご請求や、対象の消費者様への貴社サービス提供停止(退会)等の措置をご検討ください。

各通知機能の詳細につきましては、下表に記載しています。

結果通知 結果通知タイミング 注意事項
決済申込完了通知
(Authorize)
決済申込が成立(成功)したタイミングで送信されます。 決済申込が失敗した場合は送信されません。
決済申込完了取消通知
(Authorize, mstatus=failure
決済申込完了通知を送信後、キャリア側のシステム障害によって、申込が取消された場合に送信されます。 「フレッツまとめて支払い」の場合にのみ発生する可能性がある特殊な通知です。
継続課金終了申込完了通知
(Terminate)
継続課金終了申込が成立(成功)したタイミングで送信されます。 継続課金終了申込が失敗した場合は送信されません。
継続課金終了申込完了については、消費者が介在せずに処理を行った場合(継続課金終了(2者間)の場合)は通知されません。
継続課金結果通知
(MCapture)
4. 継続課金に関する特記事項」を参照

成功/失敗に関わらず送信されます。

※ダミー取引の場合は送信されません。

継続課金抹消通知
(Deregistration)
GWがキャリアから抹消通知を受信したタイミングで通知されます。

継続課金:「抹消」通知を受信した場合、当該消費者への課金は継続することができませんので、注意が必要です。

随時決済:「抹消」通知を受信した場合は、当該消費者の承諾終了となるため、課金することができませんので、注意が必要です。

※ダミー取引の場合は送信されません。

消費者マイページ(*2)での明細表示

各キャリアにて消費者向けに用意されている決済を確認する画面に表示されるタイミングは以下のようになります(2014年2月現在)

d払い

都度決済: ※マイページにログインした端末により表示内容が異なります。
PCから確認:売上確定されるまで、利用明細には表示されません。
スマートフォン:利用履歴画面に売上確定されるまでは、「処理中」と表示されます。売上確定を行うと「完了」となります。

継続課金:都度決済と同様。
なお、決済申込の際に指定した初回課金日(mpFirstDate)、以降は毎月の継続課金日(mpDay)に売上確定が実施されます。

随時決済:
決済申込(Authorize成立)時:継続課金一覧に表示されます。
再与信(ReAuthorize成立)時:ご利用履歴に表示されます。表示内容は、都度課金同様となります。

auかんたん決済

都度決済:売上確定されるまで、利用明細には表示されません。

継続課金:都度決済と同様。 なお、決済申込の際に指定した初回課金日(mpFirstDate)、以降は毎月の継続課金日(mpDay)に売上確定が実施されます。 また、売上確定前でも「継続利用サービス一覧」には表示されます。

ソフトバンクまとめて支払い(A)

都度決済:申込時に売上確定されるため、利用明細に表示されます(状態としては「購入済」)
継続課金:都度決済と同様。

ソフトバンクまとめて支払い(B)

都度決済:与信のみでも利用明細に表示されます(状態は「購入受付」)。売上確定を行うと「購入済」となります。

継続課金:都度決済と同様。
なお、決済申込の際に指定した初回課金日(mpFirstDate)、以降は毎月の継続課金日(mpDay)に売上確定が実施されます。

(*2) 本項における「消費者マイページ」とは、各キャリアが用意している、消費者がログインして毎月の支払金額などを確認することが可能なサイトを意味します。正式な名称ではありません。

キャリア毎のキャリアオーダーIDに対する項目名

キャリアオーダーIDに該当する項目名は、それぞれ以下の名称となります。

キャリア 項目名(桁数)
d払い 決済番号(12桁)
au かんたん決済 決済情報番号(16桁)/継続課金ID(11桁)
ソフトバンクまとめて支払い(B) 注文番号(14桁)

※上記はキャリア側の明細画面やメールなどで確認できます。

継続課金に関する特記事項

継続課金における消費税率変更に伴う影響に関して

2014年4月の消費税率改定についての対応は完了いたしました。

継続課金終了と日割りについて

継続課金終了(解約)に関して、各キャリアとも日割り計算は行われません。

各月の継続課金結果通知の通知タイミングと注意点

d払い

課金日の翌日以降(※)に課金結果が通知されます
日次でドコモより取得するファイルにて、ドコモ側の処理結果が判明するためです。

※継続課金申込日を初回課金日に指定した場合、初回の課金結果は継続課金申込日の翌々日以降となります。
それ以外にも、ドコモ側の処理が完了する日時次第で、翌々日以降に課金結果が通知される場合がございます。

auかんたん決済

申込日当日を初回課金日に指定した取引に関しては、翌日に売上結果が通知されます。
上記に当てはまらない継続課金に関しては、課金日当日に通知されます。

ソフトバンクまとめて支払い(B)

申込日当日を初回課金日に指定した取引に関しては、翌日に売上結果が通知されます。
上記に当てはまらない継続課金に関しては、課金日当日に通知されます。

ソフトバンクまとめて支払い(A)

課金日当日に通知されます。
初回申込の取引に関しては、翌日に売上結果が通知されます。

フレッツまとめて支払い

申込日当日を初回課金日に指定した取引に関しては、翌日に売上結果が通知されます。
これに当てはまらない継続課金に関しては、課金日当日に通知されます。

継続課金抹消の通知タイミング

決済サーバーでの日次処理で各キャリアに問い合わせを行い、抹消となった取引について店舗様に通知します。
処理は、継続課金結果に関する処理と合わせて日次処理で行われます。

決済サーバーでは1回の結果通知(HTTP POST)にて、複数件の結果を通知しますが、「継続課金結果」と「継続課金抹消」の
通知が混在することもありますので、トランザクションタイプ(txnType)にて判定ください。

なお、継続課金の終了(Terminate)が成功した取引について、抹消通知は送信されません。
また、キャリア側で抹消処理が行われて、決済サーバーが検知できるまでのリードタイムはキャリアの仕様(非公開)のため具体的な通知タイミング(当日、翌日、二日後)はご案内できません。

継続課金を店舗様都合で終了する場合の注意点

d払い/auかんたん決済/ソフトバンクまとめて支払い(B)/ソフトバンクまとめて支払い(A)について

d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い(B)、ソフトバンクまとめて支払い(A)では、店舗様システムより、2者間の継続課金終了コマンドを決済サーバーに対して実行していただく形となります。

フレッツまとめて支払いについて

フレッツまとめて支払いの継続課金終了コマンドでは、必ず消費者を介して継続終了処理を実行する必要がありますが、店舗様都合によりサービスを終了する場合に、消費者に画面操作を強いることは現実的ではありません。
これを踏まえて、以下のように対処してください。

  1. 消費者に画面操作を強いることが可能な場合は、継続課金終了コマンドを利用してください。
  2. (1)が難しい場合は、(株)DGフィナンシャルテクノロジーにご連絡下さい。

    ※2013年11月現在 対処方法を検討中です。

継続課金申込時、初回課金日に当日を指定する場合の注意点

日付が変わる直前の継続課金申込においては、キャリア側での申込成立が、店舗から決済サーバーにAuthorizeコマンドを送信した日の翌日となる可能性があります。

このケースで、初回課金日にAuthorizeコマンドの送信日を設定していた場合、設定した日付での課金は実行できないため決済サーバーまたはキャリア側でエラーとなり、継続課金の申込は不成立となります。
(この場合、消費者は再度申込を行わなければなりません。)

消費者の利便性に配慮し、日付が変わる直前の継続課金申込では、初回課金日に翌日を設定するなどの対応をご検討下さい。

継続課金の終了もしくは抹消が発生した月の課金に関する注意点

課金日の前日までに継続課金をTerminateコマンドで終了した場合は、当該月の課金は行われません。

抹消となった取引につきましては、次のようになります。

※ フレッツまとめて支払いのみ仕様が異なりますのでご注意ください。

d払い
auかんたん決済
ソフトバンクまとめて支払い(B)
ソフトバンクまとめて支払い(A)

課金日の前日までに決済サーバーが「抹消」を検知した場合も、原則として当該月の課金は行われません。

※ただし、課金日の直前にキャリア側で「抹消」が発生した場合は、決済サーバー側で「抹消」を検知するタイミングが翌日以降となる可能性があるため、当該月の課金が発生する場合があります。

フレッツまとめて支払い

「抹消」となった月の課金は発生します。

課金日の当日に、継続課金の終了を行った場合または抹消となった場合は、フレッツまとめて支払いの例外を除き、当該月の課金は発生します。

フレッツまとめて支払いの例外:

課金日が 1日(毎月1日に課金)の取引。
 例: 毎月1日課金の取引を、12月1日に継続課金終了した(または12月1日に抹消された)。

同一消費者による継続課金申込

キャリア決済では、最終的に認証を実施したキャリアのアカウント(マイドコモIDなど)を知ることはできません。
加盟店様で提供しているある継続課金メニューを、同一の消費者(キャリアのアカウントが同一)が複数回行おうとしたときの仕様はキャリアにより異なります。

d払い

同一消費者が複数の継続課金を申し込むことが可能です。
重複をチェックするためには、継続課金の決済完了後に通知される OpenID を利用し、加盟店様にてチェックしていただく必要があります。
なお、OpenID を加盟店様で保存する場合には、その取扱いにはご注意ください。
また、「8. OpenIDの保存について」も合わせてご確認ください。

auかんたん決済

同一消費者が複数の継続課金を申し込むことが可能です。
重複をチェックするためには、決済申込電文の商品番号(itemId)に、継続課金サービス毎に値を指定します。
消費者は同一の商品番号で識別される継続課金を複数申し込むことはできません(auかんたん決済のシステムでエラーとなります)。

ソフトバンクまとめて支払い(B)

同一消費者が複数の継続課金を申し込むことが可能です。
重複チェックを行うことはできません。

ソフトバンクまとめて支払い(A)

同一消費者が複数の継続課金を申し込むことはできません。
auかんたん決済と同様、ソフトバンクまとめて支払い(A)では、商品番号(itemId)に、ソフトバンクモバイルより払い出された
【サービス識別子】を指定しますが、消費者は同一のサービス識別子の継続課金を複数申し込むことはできません。

フレッツまとめて支払い

同一消費者が複数の継続課金を申し込むことが可能です。
重複チェックを行うことはできません。

継続課金の売上をリカバリする際の継続課金結果通知の通知タイミングについて

d払い、ソフトバンクまとめて支払い(B)、およびフレッツまとめて支払いでは、課金でエラーになった場合にCaptureコマンドでリカバリすることができます。
Captureコマンドの結果は、毎月の課金同様に継続課金結果通知にて通知します。
(リカバリした際にも失敗する可能性があるため、必ず結果通知の内容をご確認ください。)
通知タイミングは以下になります。

  • d払い ・・・ 翌日(20時以降にCaptureコマンドを実施した場合は、翌々日)
  • ソフトバンクまとめて支払い(B) ・・・ コマンド実行時
  • フレッツまとめて支払い ・・・ コマンド実行時

d払い特記事項

推奨環境について

参考URL https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/term/attention/

OS ブラウザ
Windows OS

以下の各公式最新バージョン

Microsoft Edge
Firefox
Google Chrome
mac OS

以下の各公式最新バージョン

Safari
Android OS

以下の各公式最新バージョン

標準ブラウザ

Google Chrome
iOS

以下の公式最新バージョン

Safari

2022年6月現在

売上要求中ステータス

d払いでは、与信(随時決済の場合は、再与信)に対する売上を実行し、ドコモから正常受付のレスポンスを受信した場合でも、ドコモ側での売上が確定するのは、その翌日または翌々日となります。

翌日に確定されるケース

翌日に確定されるケース

※ドコモ側での月次処理の影響で、確定情報の受信は12時近くになることがあります

翌々日に確定されるケース

翌々日に確定されるケース

「売上」の確定が翌々日になるケース:
1) 20時以降に「売上」を実行した取引
2) 継続課金で、当日を初回課金日に指定した場合

継続課金に関する補足:

継続課金の決済申込にて、申込日当日を初回課金日に指定した場合、申込日の翌日に確定要求をドコモに送信するため、売上の確定は翌々日になります。

docomoログイン画面に表示されるログイン先URL

ドコモ側サイトでの画面遷移の中で、以下のような画面が表示されます。
表示される内容についてご確認ください。

スマートフォンの表示例
スマートフォンの表示例
フィーチャーフォンの表示例
フィーチャーフォンの表示例

ログイン先URLには、以下のようなURLが表示されます(変更不可)。

https://api3.veritrans.co.jp/tercerog/openid-rp/carrier/docomo/マーチャントID/OpenIdNotify/order/シーケンス番号

例:

https://api3.veritrans.co.jp/tercerog/openid-rp/carrier/docomo/A100000000000001069951/OpenIdNotify/order/1234567

シーケンス番号は決済サーバー内で店舗様ごとに管理しているシーケンス番号となりますので、決済申込リクエストに設定する値ではありません(店舗様にて指定することはできません)。

決済確認画面に表示される表示内容

決済申込におけるドコモ側の画面遷移の中で、SPモードパスワード(iモードの場合はiモードパスワード)を入力する画面表示が以下のようになります。

スマートフォンの表示例
スマートフォンの表示例
フィーチャーフォンの表示例
フィーチャーフォンの表示例

本画面において、「決済内容」には、決済申込において指定した「商品タイプ(itemType)」と「都度/継続区分(accountingType)」によって表示される内容が決まります。

決済内容の表示内容
組み合わせ 表示される内容
デジタルコンテンツ+都度 デジタルコンテンツ(都度)
デジタルコンテンツ+継続 デジタルコンテンツ(継続)
物販/役務+都度 物品販売(都度)
物販/役務+継続 物品販売(継続)

加盟店名には「(株)DGフィナンシャルテクノロジー株式会社」が表示されます。

詳細情報は2行構成となっており、
1行目には店舗様の「サイト名」が表示されます。
2行目には決済申込において指定した「商品情報(itemInfo)」の値が表示されます。

※店舗様サイト名は、キャリア決済申込時に店舗様にてご指定いただく項目となります。

ドコモより消費者に送信されるメールに関する注記

申込が完了(ドコモ側にて成功)すると、ドコモより消費者にメールが送信されます。
このメールにも確認画面にて表示される「決済内容」、「加盟店名」、「詳細情報」が記載されます。

自動キャンセルについて

d払いの場合、通信キャリア仕様上の理由により、消費者の与信枠を解放する目的のため、次の条件に該当する継続課金の取引について、ベリトランスと通信キャリア間にて自動キャンセルを行います。

  1. 課金日前に継続終了、または抹消により継続課金が終了した場合
  2. 初回課金日が未来月であり、当該月に売上確定を行わない場合

①課金日前に継続終了、または抹消により継続課金が終了した場合

②初回課金日が未来月であり、当該月に売上確定を行わない場合

消費者が選択した決済方法の判別について

都度決済の場合、ドコモの「お支払方法選択」画面にて「電話料金合算払い」と「ドコモ口座払い」を選択できます。
システム上、消費者がどちらの支払い方法を選択したか、判別することはできません。

月跨ぎの抹消が発生した場合の継続課金の扱いについて(※2013/8/21 ドコモケータイ払いの仕様変更に伴う注意事項)

月末(月の最終日)に行われたドコモと消費者の間の手続きにおいて、ドコモでの抹消による継続課金の終了が月を跨いで処理されたとき、ドコモからの抹消通知は、手続きの受付日の翌々日以降に決済サーバーに送信される場合があります。

決済サーバーでは、ドコモから月跨ぎの抹消通知を受信した場合、店舗システムに「継続課金抹消」通知を送信しますが、通常の抹消通知とは異なり、以下の内容で「前月日付の抹消通知」を送信します。

トランザクションタイプ(txnType) Degregistration
処理日時(txnTime) 前月の日時
詳細結果コード(vResultCode) W0B1

(※対応する結果メッセージ: 月跨ぎの継続状態の抹消処理が成功しました。)

処理ステータス(mstatus) success

月跨ぎの抹消が発生した場合、課金日を月初付近に設定していた以下の図のようなケースでは、当月分の課金処理が成功しているのにも関わらず、後追いで前月日付の抹消通知が送信される可能性があります。

通常は、ドコモからの抹消通知のタイミングが翌々日を過ぎて送信されることはほとんどないため、このようなケースは非常にレアケースですが、課金確定を受けた時点で店舗側で商材の発送やサービスの提供を行っていた場合、店舗側に不利益が生ずる可能性があります。

本件につきましては、d払いの仕様に依存する問題のため、万が一問題が発生した場合は、弊社とNTTドコモ(株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ)において、当該取引について調査したうえで、個別に対応させて頂きます。

月末の継続課金終了に関する注意点

d払いの仕様で、月末(月の最終日)の20:00~23:59については2者間の継続課金終了を受け付けません。
この時間帯に2者間の継続課金終了(Terminate/force=true)を要求した場合は、以下の結果コードが返戻されます。

  • 結果コード : WG06
  • 結果メッセージ: 時間外のリクエストです。

継続課金終了要求時にWG11エラーが発生した場合の注意点

d払いでは、2者間の継続課金終了要求に対して以下のエラーが発生する場合があります。

  • 結果コード: WG11
  • 結果メッセージ: 取引が抹消されているか既に処理済みです

このエラーが発生した場合、通常では当日または翌日に当該取引は抹消となり、抹消通知が送信されますが、消費者の契約変更タイミングによっては、当該取引は抹消にならず、継続状態が継続中のままとなるケースがあります。

原因:
消費者がドコモに「抹消を伴う契約変更申込」を行った後、同日中に、「継続状態が継続中となる契約変更申込」を実施した場合に発生します。

レアケースですが、この事象が発生した場合には再度2者間の継続終了要求を実行し、継続課金を終了させてください。

生体認証機能について

2015年12月よりd払いでは、生体認証機能搭載の端末で指紋や虹彩など生体による認証が可能となります。
(包括契約を締結している加盟店様は2015年12月時点では、ご利用頂けません。ご利用開始日については現在検討中です。)

生体認証機能について

なお、生体認証機能は、携帯端末にプリインストールのブラウザ(端末の標準ブラウザおよびChromeブラウザ)のみ対応となっております。それ以外のブラウザや加盟店様独自のアプリ内ブラウザ(WebView)では、生体認証機能はご利用頂けません。

※加盟店様独自のアプリ内ブラウザ(WebView)をご利用の場合の注意点

ドコモ側では、生体認証機能を使える端末やブラウザの判定にUserAgent(以下、UA)を利用していますが、以下の条件全てに合致する場合生体認証ボタンが表示され、このボタンを選択するとWebViewは非対応のため「ページが見つかりませんでした」というエラーが表示されます。

<エラーとなる条件>

  1. サービスアプリでWebViewを使用している
  2. 標準ブラウザと同じUA情報を返す実装になっている
  3. docomo IDログイン画面や決済画面をWebViewで表示している

これを回避するために、以下の対応をお願いします。

※既に標準ブラウザとは異なる独自のUAを使用している場合には、特に対応の必要はありません。

<対応内容>

WebViewで使用するUAの末尾に、"/(任意の文字列)" を付加する。

※文字列は半角英数字

例)F-04Gの場合

  • 標準ブラウザのUA:
    Mozilla/5.0 (Linux; Android 5.0.2; F-04G Build/V14R36F) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Chrome/37.0.0.0 Mobile Safari/537.36
  • 独自UA:
    Mozilla/5.0 (Linux; Android 5.0.2; F-04G Build/V14R36F) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Chrome/37.0.0.0 Mobile Safari/537.36/nobioauth

部分返金要求時にエラーが発生した場合の注意点

以下のケースで部分返金を行った場合、docomo側​システムの処理が間に合わず、エラーが発生する可能性があります。

  • 売上​後、すぐに​部分返金を行った場合・・・WG20
  • 部分返金を実施後、すぐにもう一度部分返金を行った場合・・・WG11

このケースで上記のVResultCodeを受信した場合には、時間をおいてから再度実施してください。

部分返金時に返金される優先順について

d払いの部分返金については以下の順で返金されます。

~~~~~

決済時にご利用の基本となるお支払い方法(電話料金合算払い、dカード、その他クレジットカード)から優先的に減額(返金)し、ドコモ口座充当、dポイント充当の順に減額(返金)します。

~~~~~

例)決済金額:300円(電話料金合算払い:100円、ドコモ口座充当:200円)に対し、200円減額する場合、電話料金合算払 い:100円返金、ドコモ口座充当:100円返金となり、ドコモ口座充当:100円が請求対象となる。

売上および取消の要求が翌日以降にエラーとなった場合の対応 ※重要

消費者様がクレジットカード(dカード/その他クレジットカード)を利用した取引について、売上や取消を実施した際には成功になったにも関わらず、翌日以降にエラーとなる可能性が稀にあります。
エラーとなるケースは、クレジットカードのオーソリでエラーが発生するなどの、クレジットカード側でのエラーが主な原因となります。
エラーの際には、弊社から加盟店様へご連絡いたしますので、消費者様には別の手段での請求や返金を行ってください。

dポイントの返還について

dポイントを充当してお支払いした決済に対し、加盟店による取消処理または減額となる補正処理が行われた場合、充当したdポイントは利用者に返還されます。
ただし、加盟店による取消処理または減額となる補正処理が行われた時点で返還するポイントが失効していた場合、利用者へポイント返還は行われません(加盟店の取消処理または補正処理は正常に行われます)。
完了要求実施最終期限までに加盟店による完了処理が正常に完了しなかった場合、ご利用ポイントは利用者へ返還されます。

auかんたん決済に関する特記事項

auかんたん決済のエンドユーザの認証について

auかんたん決済は、Open IDのプロトコルを用いたau IDを認証基盤としています。
auかんたん決済は、au IDで認証を行う「au IDログイン」と、加盟店様サイトの独自IDで認証を行う「ID連携」の2つの認証方式を提供しており、 auかんたん決済を利用するうえでどちらかの認証を利用する必要がございます。

「au IDログイン」と「ID連携」の機能は、MDK連携項目の「auIDログインフラグ」を切り替えることでご利用できます。

※未設定の場合は、「ID連携」となります。
※加盟店様サイトで独自のユーザ認証を行わずに(加盟店様サイトにログインさせずに)auかんたん決済を提供する場合には、必ず「au IDログイン」をご利用下さい。

ID連携

加盟店様サイトの独自IDとau IDを連携し、KDDIから発行されるOpen IDを加盟店様の独自IDと併せて会員管理・行う方式です。独自IDにて加盟店様サイトの認証を行います。独自IDとau IDの連携を行うため、エンドユーザは初回のみau ID/PWの入力が必要となります。

au IDログイン

au IDログインは、au ID/PWの入力により加盟店様サイトへログインし、KDDIから発行されるOpenIDをもとに会員管理・認証を行う方式です。au IDにて加盟店様サイトの認証を実施します。

■KDDIから発行されたOpen IDが利用できなくなるパターンは以下の通りです。

  • エンドユーザ自身がPC/携帯電話で、WEB上より連携を解除した場合
    • エンドユーザが一定期間(1年)以下のいずれも行っていない場合
      • au IDと加盟店様サイトの独自IDとの認証・決済処理
      • au IDで加盟店様サイトへのログイン
      • 加盟店様サイトのauかんたん決済処理
  • エンドユーザが通信サービスを解約または、譲渡した場合

auかんたん決済の利用限度額

利用限度額はKDDIのサイトにて確認できます。

https://id.auone.jp/payment/pc/guide/index.html

auかんたん決済の継続課金に関する特記事項

  1. 登録期間内に一度も利用が無かった場合も課金します。
  2. 同月内に複数回登録と解約が繰り返された場合、その都度課金が発生します。
  3. 解約時での課金や日割り計算は行いません。
  4. 継続課金の初回課金時や毎月の課金タイミングで、消費者が au かんたん決済を利用できない状態となった場合、課金エラーとなり、継続課金解約扱いとなります。
    この場合、KDDI等から消費者への請求は行われないため、請求が必要な場合は店舗様にてご対応ください。
  5. 初回課金日を迎える前に消費者が退会した場合、課金が発生しません。
  6. 特定のデバイス/OSで継続課金サービスを提供する場合、消費者が機種変更や端末の紛失、アプリを削除してしまったケースを想定し、必要な手段を講じてください。
  7. 消費者がau IDのポータルサイトから、店舗様とのID連携を解除した場合は、課金エラーとなり、継続課金解約扱いとなりますのでご注意下さい。

コンテンツ等の提供に関するガイドライン

KDDI株式会社及び沖縄セルラー電話株式会社が au かんたん決済の円滑な運用を図るために制定しているコンテンツ等の提供に関するガイドラインがありますので、以下の点について事前にご確認ください。

※以下の点について遵守いただけない場合、auかんたん決済が利用できなくなる可能性があります。

加盟店様サイトにおける表示内容など:

  1. 店舗様サイトにて、お問い合わせ先(電話番号、E-Mail等)はユーザのわかりやすい場所に記載されているか。
  2. KDDI が提供しているサービス説明用ページへのリンクが設置されてるか。

    【PC】https://id.auone.jp/payment/pc/guide/index.html

    【スマートフォン】https://id.auone.jp/payment/sp/guide/index.html

  3. 継続課金を導入している場合、サイト上に会員解約/退会方法に関するコンテンツが用意されているか。
    また、退会へのリンクが設置されているか。
  4. Androidアプリからの解約、または解約ページへのリンクを設置する場合には、その遷移について提示しているか。
  5. Androidアプリを削除した場合においても、退会への導線が用意されているか。

    ※④、⑤についてはAndroidアプリから利用する場合

  6. 契約契機の前に、サイト上またはアプリ上で請求情報(価格、課金間隔、課金日等)が表示されるか。

    【都度決済の例】
    購入一回あたり ・・・ ○○円

    【継続課金の例】
    毎月○日課金が発生
    月額 ・・・ ○○円

決済サーバー/キャリアサイトからのレスポンスのハンドリング:

  1. 決済申込において OpenID を指定する場合、OpenID を指定することによるエラー(OpenIDが変わった可能性)が発生したケースを考慮しているか。

    ※詳細については「8. OpenIDの保存について」をご確認ください。

  2. 決済エラー時(消費者によるキャンセル含む)、決済エラー時URL(errorUrl)に遷移し、想定された画面が表示されることを確認しているか。

動作確認に関する注意点:

  • 都度決済で購入後、『auかんたん決済利用情報』画面 (*1)の利用状況一覧に購入情報が表示されていることが確認できているか。

    ※売上確定後に反映されるため、与信同時売上で "true" を指定していない場合は売上実施後にご確認ください。

  • 継続課金で購入後、『auかんたん決済利用情報』画面 (*1)の利用状況一覧に購入情報が表示されていることを確認できているか。また、初回課金日、毎月の課金日の情報が正しいことを確認できているか。
  • 決済申込後(都度決済、継続課金に関わらず)、『au IDのOpenID・ID連携の状況確認』画面 (*2)にて、「連携済」となっていることが確認できているか。
  • 決済申込の内容が、MAP(本サービスの管理ポータル)で取引内容が確認できているか。

(*1) auお客様サポートよりログインし、料金・ポイントの確認より、「auかんたん決済ご利用情報を確認する」より確認できます。
(*2) auお客様サポートよりログインし、料金・ポイントの確認より、「ご利用中のサービス」より確認できます。

部分返金の注意点

部分返金を利用するにはKDDIへの申請が必要です。ご利用の場合は、テクニカルサポートまたは担当営業にご連絡ください。

部分返金が可能であっても、消費者様が決済申込時に選択した支払方法によっては、部分返金要求時にWG24が返戻されることがあります。当該取引では部分返金は行えないため、代替手段での返金をご検討ください。

ソフトバンクまとめて支払い(A)特記事項

※「SoftBankスマートフォン サービス開発支援サイト」より申請してから実際に反映されるまでに1週間程度(場合によってはそれ以上)時間がかかることがあります。

※ソフトバンクモバイルより提供されているマニュアルなどの更新によって齟齬が発生するのを極力防ぐため、本ドキュメントにはソフトバンクモバイル提供のマニュアルに記載されている内容は記載しておりません。

ベリトランスに連携いただく情報について

ソフトバンクモバイルへの各種申請は、「SoftBank スマートフォン サービス開発支援サイト」より行います。
『サービス情報申請』が承認されると、システム接続が可能となります。
本サービスにて「ソフトバンクまとめて支払い(A)」をご利用するには、ソフトバンクより払い出される情報、店舗様にて作成した認証情報を決済サーバーに設定する必要があります。

サービス情報申請の承認後、以下の情報をベリトランスにお知らせください。

プロバイダー識別子/サービス識別子

サポートサイトの「サービス情報 照会画面」より参照できます。

プロバイダー識別子/サービス識別子

BASIC認証用IDとパスワード

「ソフトバンクまとめて支払い管理システム」にてBASIC認証用のIDを作成し、IDとパスワードをベリトランスにお知らせください。
サブIDの作成方法については、「ソフトバンクまとめて支払い管理システムマニュアル」をご参照ください。
「ソフトバンクまとめて支払い管理システムマニュアル」は「SoftBank スマートフォン サービス開発支援サイト」よりダウンロード可能です。

※サブアカウントの発行において仮パスワードのままではサーバ間の接続が成功しないのでご注意ください。

決済サーバーのIP登録

決済サーバーより、ソフトバンクまとめて支払い(A)のシステムに接続するために、決済サーバーのIPアドレスを許可していただく必要があります。
設定は、「SoftBank スマートフォン サービス開発支援サイト」より行います。

決済サーバーより、ソフトバンクまとめて支払い(A)のシステムにアクセスするために、決済サーバー側のIPアドレスを登録する必要があります。

「ソフトバンクまとめて支払い」の『IPアドレス・支払先申請/照会』より以下のIPアドレスを【課金システムアクセス用IPアドレス】と【サーバ認証用IPアドレス】に設定してください。

210.239.44.160

照会画面では以下のように表示されます。

決済サーバーのIP登録
なお、【課金システムアクセス用IPアドレス】は、取引を確認する「ソフトバンクまとめて支払い管理システム」にアクセスするIPアドレス(店舗様からのアクセスする際のアクセス元IPアドレス)も忘れないようご指定ください。

※パスワードの通知メールが送信されない原因となります(2013年9月現在)

認証元URLの登録

ソフトバンクまとめて支払い(A)の OpenID 認証のための設定となる「認証元URL」に 決済サーバー のURLを設定していただく必要があります。設定値には「マーチャントID」が含まれますので、マーチャントIDがまだ払い出されていない場合は、適当なURLをご指定いただき、マーチャントIDが払い出されたあとで変更します。

設定値:

https://api3.veritrans.co.jp/tercerog/openid-rp/carrier/sb_matomete/マーチャントID-連番/
https://3gs.veritrans.co.jp/tercerog/openid-rp/carrier/sb_matomete/マーチャントID-連番/

設定例

https://api3.veritrans.co.jp/tercerog/openid-rp/carrier/sb_matomete/A100000000000001069951-0/
https://3gs.veritrans.co.jp/tercerog/openid-rp/carrier/sb_matomete/A100000000000001069951-0/

連番については、都度決済は 0、継続課金は 1~ の値となります。
設定すべき連番につきましてはベリトランス担当者にお問い合わせください。

「ソフトバンクまとめて支払い」の『サービス申請/照会』の新規申請または変更申請で上記フォーマットのURLを「認証元URL」に設定します。

検索に関する補足

Searchパラメータ詳細

詳細コマンドタイプ(detailCommandType)および詳細オーダー決済状態(detailOrderType)

決済サーバーでは、キャリア決済のシステム内部データとして詳細コマンド(処理要求の種類)と詳細な決済状態(その取引がどのような状態にあるか)を管理しています。
通常の運用では、店舗様システムではこれらの内部情報を利用する必要はありませんが、店舗様システムにおいて取引の状態検索が必要なケースや、障害等のお問い合わせ時の参照情報として、これらの内部データをSearchコマンドで公開しています。
下表にSearchコマンドにて利用可能な内部データの一覧を示します。

詳細コマンドタイプと詳細オーダー決済状態の対応表
詳細コマンドタイプ(detailCommandType) 詳細オーダー決済状態(detailOrderType)
論理名 論理名
OpenID事前認証 PreOpenId 決済申込 Init
OpenID認証 PostOpenId 決済申込 Init
決済認可 PreAuth 決済申込 Init
与信 Auth 与信 Auth
与信(継続) MAuth 与信 Auth
抹消 Deregistration 抹消 Deregistration
OpenID事前認証(継続終了) UserTerminatePreOpenId 与信 Auth
OpenID認証(継続終了) UserTerminatePostOpenId 与信 Auth
決済認可(継続終了) UserTerminatePreAuth 与信 Auth
継続終了 UserTerminate 継続終了 Terminate
継続終了要求(強制) TerminateReq 与信 Auth
継続終了(強制) Terminate 継続終了 Terminate
売上要求 PostAuthReq 売上 PostAuth
売上 PostAuth 売上 PostAuth
取消要求(売上) VoidPostAuthReq 取消(売上) VoidPostAuth
取消(売上) VoidPostAuth 取消(売上) VoidPostAuth
取消要求(与信) VoidAuthReq 取消(与信) VoidAuth
取消(与信) VoidAuth 取消(与信) VoidAuth
与信売上 AuthCapture 与信売上 AuthCapture
与信(与信売上エミュレート) EmuAuth 与信売上 AuthCapture
売上要求(与信売上エミュレート) EmuPostAuthReq 与信売上 AuthCapture
売上(与信売上エミュレート) EmuPostAuth 与信売上 AuthCapture
取消要求(与信売上) VoidAuthCaptureReq 取消(与信売上) VoidAuthCapture
取消(与信売上) VoidAuthCapture 取消(与信売上) VoidAuthCapture
与信売上エミュレート EmuAuth/EmuPostAuthReq/EmuPostAuth について

「d払い」「ソフトバンクまとめて支払い(B)」のキャリア側仕様では、与信と売上を同時に要求することができません。
このため決済サーバーでは、店舗様システムから与信同時売上要求(Authorize, withCapture=true)コマンドを受け付けると、一旦与信売上エミュレートの状態に遷移します。
通常は、与信済みの取引に対するキャリアへの売上要求が失敗することはありませんが、システム障害によって失敗するケースがあります。この場合、弊社とキャリア間で障害切り分け、復旧対応を実施しますが、 障害の内容によって復旧が困難な場合は、マーチャント登録時に設定頂いた店舗様ご担当者まで障害連絡をさせて頂く場合がございます。

要求状態(取消要求/売上要求/売上取消要求)における、詳細オーダー決済状態 detailOrderType について

Searchコマンドでは、継続課金のすべての売上データを取得することはできませんが、決済申込時に指定した取引IDに関連する、直近の1件の売上処理結果を取得できます。
mpTxnStatusTypeは、直近の継続課金処理によって、課金データがどのような状態に遷移したかを示すもので、下表の値を取ります。

継続課金状態タイプ mpTxnStatusType
論理名 説明 備考
初期状態 Init 処理中を示します。通常はその後別の状態に遷移します。
取消要求 VoidReq 取消をキャリアに要求中であることを示します。 docomoのみ存在する状態
取消 Void 取消済みであることを示します。
売上要求 CaptureReq 売上をキャリアに要求中であることを示します。 docomoのみ存在する状態
売上 Capture 売上済みであることを示します。
売上失敗 CaptureFail 売上が失敗したことを示します。
売上取消要求 VoidCaptureReq 売上の取消をキャリアに要求中であることを示します。 docomoのみ存在する状態
売上取消 VoidCapture 売上取消済みであることを示します。
取消待ち VoidWait 取消待ちの状態を示します。 auのみ存在する状態
要求状態(取消要求/売上要求/売上取消要求)について

通常は、取消要求が失敗することはありませんが、売上要求については、消費者の与信上の問題や、端末回線の解約等によって
失敗する可能性があります。確定結果は、継続課金結果通知(PUSH)によって、決済サーバーから店舗様システムに連携されますので、 その結果を元に、店舗様の判断で、消費者への連絡、代替手段での決済を行う、消費者へのサービスを停止する等の手続きを行ってください。
また、取消、売上ともにシステム障害によって失敗するケースがあります。この場合は弊社とキャリア間で障害切り分け、復旧対応を実施しますが、障害の内容によって復旧が困難な場合は、 マーチャント登録時に設定頂いた店舗様ご担当者まで障害連絡をさせて頂く場合がございます。

取消待ち VoidWait 状態について

「auかんたん決済」のキャリア側仕様では、継続課金の指定月の課金取消は、その月の課金日よりも前に取消要求を送信することができません。 そのため、決済サーバーでは、店舗様システムから課金日前に取消(Cancel)コマンドを受け付けると、一旦VoidWait状態に遷移させます。その後、課金日を超えてからキャリアへの取消要求を送信します。
通常はキャリアへの取消要求が失敗することはありませんが、システム障害によって失敗するケースがあります。この場合、弊社とキャリア間で障害切り分け、復旧対応を実施しますが、 障害の内容によって復旧が困難な場合は、マーチャント登録時に設定頂いた店舗様ご担当者まで障害連絡をさせて頂く場合がございます。

売上失敗 CaptureFail 状態について

継続課金の売上処理は、消費者の与信上の問題や、端末回線の解約等によって失敗する可能性があります。この場合の課金データはCaptureFailに遷移します。
「auかんたん決済」「ソフトバンクまとめて支払い(A)」では、売上失敗となった時点で「抹消」扱いとなりますので、CaptureFailには遷移しません。

継続課金の検索に関する補足

継続課金の取引情報について

継続課金の取引に関して、毎月の売上・キャンセルについて Search 機能で取得できるのは最新月の情報となります。
過去月の取引情報は管理画面(MAP)よりご参照ください。
取引の状態が新しい月の情報に更新されるタイミングについては 後述7.2.4~7.2.6を参照してください。

継続課金の取引検索方法について

取引の情報は、取引IDを指定して検索を行います。
「継続中」または「終了」など継続状態で絞り込む場合は、継続状態フラグを指定します。

検索条件項目である「初回課金年月日」「課金日」は、キャリア決済申込インターフェイスにて指定した値の検索となります。

※継続売上日時の検索には使用できません。

取引日(From)~取引日(To)での日付指定は、継続売上日時、継続取消日時の絞り込みには使用できません。継続売上日時、継続取消日時は、応答電文の同項目にてご確認ください。

応答電文で確認する項目について

取引が継続中であるか取引が終了しているかを確認する場合

「継続状態フラグ」をご確認ください。
"1":継続中 であれば、継続中。
"8":抹消 または "9":終了 の場合、継続課金は終了(解約)。
取引が終了している場合、「継続終了日時」にて終了日時が確認できます。

毎月の売上を確認する場合

「継続課金オーダーID」「継続売上日時」をご確認ください。
「継続課金オーダーID」では課金年月、「継続売上日時」では売上確定した日時が確認できます。

例えば、当月が2014年2月で、応答電文の「継続課金オーダーID」が前月"201401"の場合、
もしくは、「継続売上日時」が前月 2014年1月の日付の場合、当月(2014年2月)の売上は確定していません。

キャンセル結果を確認する場合

「継続課金オーダーID」「継続取消日時」及び「継続課金状態タイプ」をご確認ください。
「継続課金オーダーID」では課金年月、「継続取消日時」ではキャンセル日時が確認できます。

キャンセルコマンドを実行直後に該当取引を検索した場合、「継続取消日時」が未設定となっていることがあります。
d払いのCancelコマンド実行後、auかんたん決済での売上前のCancelコマンド実行後はベリトランスと通信キャリア間での処理が完了していないため、「継続取消日時」が未設定状態となります。
「継続課金状態タイプ」が「取消」または「売上取消」に遷移した後、「継続取消日時」が設定され、確認が可能となります。
後述の『応答電文項目「継続課金状態タイプ」について』を参照。
応答電文項目「継続課金状態タイプ」について

売上・キャンセルの状態の詳細は、「継続課金状態タイプ」にて確認が行えます。

継続課金状態タイプの遷移

「継続売上日時」は『売上』状態に遷移後、「継続取消日時」は『売上取消』または『取消』状態に遷移後、確認が行えます。
要求中ステータス、『取消待ち』はベリトランスと通信キャリア間での処理が完了していないため、日時は設定されません。
『売上失敗』は処理が失敗したため、「継続売上日時」は未設定のままとなります。

毎月の売上情報について

毎月の売上情報の更新タイミングにつきましては、「3. 継続課金に関する特記事項」の『3.3 各月の継続課金結果通知の通知タイミングと注意点』を参照してください。

毎月の売上情報の更新タイミングと、Search機能にて取得可能な課金対象年月は、以下のようになります。

毎月の売上情報について

毎月のキャンセル情報について

継続課金キャンセルコマンド要求を契機として取引の情報が更新されます。

毎月のキャンセル情報について

上記の例では、N月、N+1月は課金日後にキャンセルを行っているため、最新月の取引情報を更新。
N+2月は課金日前にキャンセルを行っているため、キャンセル実行により、取引情報がN+2月に更新されます。

※ソフトバンクまとめて支払い(A)はキャンセル不可

過去月のキャンセル情報について

過去月に対する取消を行った場合、検索では実施結果を確認できません。
継続課金の毎月の売上・キャンセルに関する取引の情報は最新月のみ検索が行えます。

過去月のキャンセル情報について

上記の例では、N+1月に前月のキャンセルを実施。この場合、当月N+1月の課金日まではキャンセルの実施結果が確認できます。
N+2月も同様に前月のキャンセルを実施。この場合は、課金日後のため、キャンセルの実施結果は確認できません。

OpenIDの保存について

d払いとauかんたん決済では、決済申込完了通知に含まれる OpenID を店舗様にて保持しておき、次回、同一消費者からの決済申込時に保存していたOpenID を決済申込(Authorize)のパラメータに指定することでキャリア側の OpenID認証(画面遷移を伴います)をスキップ(自動認証)することができます。

本章では、店舗様にて OpenID を保存するにあたっての注意点などについてご説明いたします。
なお、実際の動作と異なる点がある場合は、実際の動作のほうを正とします。

d払いにおける OpenID 認証スキップ

実際には、すべてのアクセスでOpenID認証が行われます。
d払いにおける OpenID 認証スキップとは、自動で OpenID 認証が行われる(自動認証される)ことで結果的にスキップしているようにみえる、ということになります。

自動認証される条件:3G/LTE 回線でアクセスしていること、または前回の認証セッションが残っていること

この為、スマートフォンでアクセスした場合でも、前回のセッションが残っていない限り、Wi-Fiでアクセスしている場合は自動認証は行われません。

※認証セッションの持続時間は30分程度です。

d払いにて OpenID を指定した場合の動作:

自動認証される条件を満たし、OpenID が未指定の場合、「ログイン先確認画面」が表示されます。
自動認証される条件を満たし、正しい OpenID が指定された場合、この「ログイン先確認画面」がスキップされます。

ログイン先確認画面(スマートフォン表示)
ログイン先確認画面(スマートフォン表示)
ログイン画面(スマートフォン表示)
ログイン画面(スマートフォン表示)

PCからのアクセス、スマートフォンからのWi-Fiでのアクセスでは、ログイン先確認画面ではなく、ログイン画面が表示され、認証を行う必要があります。

OpenID を店舗様システムにて保存する場合の注意点(d払い、auかんたん決済共通)

同一消費者であっても、OpenID が変更されることがあります。
OpenID が変更されたにもかかわらず、古い OpenID を指定して決済申込(Authorize)を実行した場合、キャリア側での決済(認証)が失敗します。

具体的なイメージとしては、ある消費者が

  1. 店舗様サイトにてお買い物 → 店舗様にて OpenID(*1)を保存
  2. 消費者が回線を解約
  3. 消費者が新しい回線を契約
  4. 消費者が再度店舗様サイトにてお買い物 → 決済サーバーへ決済申込(*2)

または

  1. 店舗様サイトにて端末Aでお買い物 → 店舗様にて OpenID(*1)を保存
  2. 消費者が次のお買い物で別の端末Bを使って決済 → 決済サーバーへ決済申込(*2)

    ※端末A と端末 Bの契約が別だと仮定

という行動を取った場合、(*2)の決済申込に(*1)で保存した OpenID を指定すると、決済に失敗します。消費者の 2), 3) や b) の行動は検知できません。

このようなケースでは、OpenID を指定したことで決済がうまくいかない可能性があります。

そのため、OpenID を保存する仕組みを構築した場合でも、「決済申込に OpenID を含めない」または「保持しているOpenIDをクリアできるようにする」仕組みを用意する必要があります。

消費者が店舗様サイトから脱会した場合は、必ず保存していたOpenIDを削除して頂きますようお願いします。
一度脱会した消費者が、再入会するようなケースで、過去に保存していたOpenIDを再度紐付けるような運用は セキュリティリスクの観点から、決して行わないようにしてください。

OpenID を指定したことによるエラーのハンドリング

キャリア側の認証でエラーが発生(認証に失敗)した場合、OpenID が変わった「可能性がある」ことを検知する方法は、d払いと au かんたん決済で異なります。

d払い:

決済申込要求電文(CarrierAuthorizeRequestDto)の「決済エラー時URL」に指定したURLに遷移した場合、OpenID を指定せずに再度リクエストすることによって、成功する可能性があります。
ただし、決済エラー時URLへの遷移はOpenIDに関するエラーが発生した場合のみではないことにご注意ください。

au かんたん決済:

決済申込応答電文(CarrierAuthorizeResponseDto)の vResultCode に WG08(お客様の OpenID が変わった可能性があります。OpenID なしで再試行してください。)が返された場合、OpenID を指定しない形で、再度決済申込を実行してください。

再試行する場合の注意事項

d払い、auかんたん決済に限らず、OpenID 未指定で決済申込を再実行する場合、
取引IDにはエラー発生時の取引IDとは別の値を指定してください。

補足(OpenID が無効となる具体的なケース)

  • 回線の解約 → 再契約
  • 改番
  • 継承
  • 名義変更
  • 消費者が OpenID 解除を実行した場合(au かんたん決済のみ)

OpenIDの削除

店舗にてOpenIDを保存している消費者様が退会する場合、保持しているOpenIDは削除するように実装してください。

フレッツまとめて支払い特記事項

フレッツまとめて支払いのエンドユーザ認証について

フレッツまとめて支払いによる購入申込処理では、フレッツ・パスポートIDおよびパスワードによるユーザ認証と、回線認証(ユーザがフレッツ契約回線からアクセスしているかどうかを判定する)が利用されます。

消費者がフレッツ・パスポートIDを登録する際に選択した「回線認証利用」の設定内容により、認証動作が異なってきます。

○回線認証利用:利用する を選択した場合

フレッツ契約者回線からのアクセス時のみ、購入が可能となります。
その他回線によるインターネットアクセスでは購入できません。

○回線認証利用:利用しない を選択した場合

フレッツ契約者回線からのアクセス時は、ブラウザの画面遷移のみで購入が可能です。
その他回線によるインターネットアクセスでは、NTT東日本・NTT西日本で動作が異なります。

NTT東日本の場合:

パスワードによる認証後、フレッツ契約者回線に事前登録されたメールアドレスへ購入確認用のメール(本人性確認メール)が送信されます。
消費者は、メールに記載されたURLにアクセスすることにより購入手続きを進めることができます。

NTT西日本の場合:

ブラウザの画面遷移のみで購入が可能です。

なお、店舗様システムでは、上記の認証に関わる処理について特に意識する必要はありません。

NTT東日本/NTT西日本の接続先振り分け処理について

フレッツまとめて支払いは、NTT東日本・NTT西日本それぞれで個別に展開されているサービスのため、消費者の契約回線に応じて、東西どちらかのまとめて支払いサービスへ消費者を誘導します。

店舗様システムでは以下のような画面を用意し、消費者が選択したフレッツエリア(fletsArea)をMDKパラメータにセットして決済サーバーに申込要求(Authorize)を送信してください。

NTT東日本/NTT西日本の接続先振り分け処理について

決済サーバーでは、fletsAreaに対応する接続URLに自動遷移させるJavaScriptを含んだHTMLコンテンツを返戻しますので、適切な文字コードで消費者ブラウザにレスポンスしてください。

なお、自動遷移のJavaScriptには12.1で説明した回線認証のための処理を含みますので、フレッツ回線外のインターネットアクセスの場合は、およそ5秒間待機した後にフレッツまとめて支払いサービスの提供する画面に遷移します。

フレッツまとめて支払いのロゴ使用について

店舗のサイトに、フレッツまとめて支払いのロゴを表示することができますが、この場合、NTT東日本/NTT西日本に掲載サイトのURLを報告する必要がありますので、本サービスのマーチャント登録時にURLを記載して頂きますようお願いします。

なお、NTT東日本/西日本のロゴやその他サービスのロゴを表示する場合には、NTT東日本/西日本の調整が別途必要となりますので必要な場合は、別途ご相談下さい。

継続課金の自動キャンセルについて

フレッツまとめて支払いでは、通信キャリア仕様上の理由により、消費者の与信枠を解放する目的のため、次の条件に該当する継続課金の取引について、ベリトランスと通信キャリア間にて自動キャンセルを行います。

  1. 課金日前に継続終了した場合
  2. 初回課金日が未来月であり、当該月に売上確定を行わない場合

①課金日前に継続終了した場合

①課金日前に継続終了した場合

②初回課金日が未来月であり、当該月に売上確定を行わない場合

②初回課金日が未来月であり、当該月に売上確定を行わない場合

※②のケースで自動キャンセルが行われるケースでは、消費者に売上取消のメールがフレッツより送信されます。

都度課金の与信有効期限について

フレッツまとめて支払いの都度課金については、与信の有効期限がありませんが、自動キャンセルは行われません。
売上を実行しない取引については、店舗様の方で必ずキャンセルを実行し、消費者の与信枠を解放するようにしてください。 

決済申込完了取消通知

フレッツまとめて支払いでは、決済申込完了取消通知が送信される場合があります。

決済申込フローの中で、消費者がフレッツまとめて支払いシステム(画面)で購入申込を行ったタイミングで、フレッツまとめて支払いサーバから決済サーバーに対する通信が行われます。
決済サーバーがフレッツからの通信に対して成功のレスポンスを返却後、決済サーバーはいったん決済申込完了通知(mstatus=success、成功を示す通知)を店舗様システムに通知します。
その後、画面遷移の流れで、フレッツまとめて支払いから決済サーバーへの遷移にて、エラーが発生したという通知を受信した場合、店舗様システムに決済申込完了取消通知(mstatus=failure, vResultCode = WGU3)を送信します。

決済申込完了取消通知

その他補足事項

vResultCode別補足事項

WG03(既にご購入済みのサービスです)の発生する条件

WG03は「au かんたん決済」または「ソフトバンクまとめて支払い(A)」の継続課金で発生しうる vResultCode となります。
同一消費者は、同じ商品番号の商品(サービス)を継続購入することはできません。

ソフトバンクまとめて支払い(A)では、継続課金のサービスごとにソフトバンクより払い出される「サービス識別子」を商品番号(itemId)に指定して継続課金の決済申込を行うことになりますので、 同じ消費者が同一の継続課金サービスを複数購入することはできません。

auかんたん決済では、商品番号は任意項目となります。指定しなかった場合、重複チェックは行われません。

ドコモ社との直接契約について

サービス開始までの流れ

加盟店様がドコモ社と直接契約し、VeriTrans4Gのd払いを導入される場合のサービス開始までのお手続きの流れを以下にご説明します。

※詳細につきましては弊社営業またはテクニカルサポートにお問合せください。

ドコモ社とのご契約

ご契約の際に、以下のIDが発行されます。このIDはURL登録や接続試験の申請等で必要になります。

  • IPID ・・・加盟店様を識別するID
  • サイトID ・・・加盟店様のサイトを識別するID(弊社システムからドコモ社システムへ接続するために必要)
  • サブID ・・・BPサイトにログインするためのID

BPサイトでのURL登録

ドコモ社提供の管理画面「BPサイト」にログインし、システム接続に必要な、弊社のインタフェースURL等をご登録いただきます。

※登録作業については、弊社側で実施することも可能です。

接続試験期間の申請

接続試験を実施するために、ドコモ社に接続試験期間の申請をして頂きます。
申請方法については、ドコモ社のドキュメント『d払い_接続試験手順書』をご確認ください。
なお、申請の際には連絡事項に以下の記載をしてください。

「【ベリトランスPF】加盟店名(サイトID)」

接続試験の実施

加盟店様の試験環境にて、弊社およびドコモ社との接続試験を実施して頂きます。
試験内容については、ドコモ社のドキュメント『d払い_接続試験チェックシート(都度決済)』をご確認ください。

※試験環境をご提示いただければ、弊社側で代わりに実施することも可能です。

接続試験結果の提出

接続試験結果をドコモ社に提出して頂きます。
提出方法については、ドコモ社のドキュメント『d払い_接続試験手順書』をご確認ください。

サービス開始

ドコモ社で接続試験の結果が承認されたあとに、サービス提供開始可能となります。

BPサイトご利用の際の注意点

ドコモ社提供の管理画面「BPサイト」では、取引に対する売上や取消の操作が可能ですが、BPサイトからそれらの操作を行われますと、その結果が弊社システムには反映されないため、ドコモ社と弊社で取引データの状態不整合が発生します。
そのため、売上や取消の処理は必ず弊社提供のMAP(Merchant Administration Portal)から実施してください。

ソフトバンクまとめて支払い(B)特記事項

SBペイメントサービス社に提出する設定依頼書に関する補足

ソフトバンクまとめて支払い(B)の継続課金をご利用の場合は、SBペイメントサービス株式会社との直接契約が必要です。
SBペイメントサービス株式会社より、「SBPSオンライン決済加盟店・クレジットカード加盟店 設定依頼書」がご連携されますので、 設定依頼書に必要事項をご記入ください。

「SBPSオンライン決済加盟店・クレジットカード加盟店 設定依頼書」の『8.システム設定』の項目は、下記のようにご設定ください。

(※通常、下記項目につきましては、すでに記入済みの依頼書が連携されます。)

基本設定 - 接続方式

「リンク型+API型」をご選択ください。

基本設定 - リンク型アラートメール通知先

「devinfo@veritrans.jp」をご指定下さい。

基本設定 - リンク型最終画面省略

全画面(確認画面・完了画面・エラー画面・キャンセル画面)にチェックを付けてください。

基本設定 - API型接続元IPアドレス

  1. 210.239.44.160
  2. 210.152.252.230
  3. 113.37.224.253
  4. 122.216.28.186

「SBPSオンライン決済加盟店・クレジットカード加盟店 設定依頼書」の『6.決済ASP申込内容』は、以下のようにご設定ください。

課金タイプ - 売上方式

「指定売上」をご選択ください。

※なお、これらの内容は2020/2月時点の内容です。今後変更になる可能性もございます。
その他の項目につきましては、SBペイメントサービス社にご確認いただきますようお願いいたします。

auPAY(ネット支払い)アプリ方式フロントエンド連携

au PAY(ネット支払い)アプリ方式の動作環境

サポートする動作環境は以下の通りです。

動作端末スマートフォン/タブレット/PC(ブラウザ)
※webview を利用する場合、OS に紐づくデフォルトのブラウザ利用を推奨
iOS9.0 以上
Android6.0 以上
ログインau ID ログイン(au ユーザ/オープンユーザ/UQ ユーザ)

2023年2月20日現在

消費者環境による決済の流れ

消費者の利用環境による決済の流れを以下に示します。

店舗様では決済GWからの申込応答電文(CarrierAuthorizeResponseDto)にて受領した、レスポンスコンテンツ(responseContents)やリダイレクトURL(redirectUrl)を利用して、加盟店サイト/アプリをau PAY決済画面に連携してください。

消費者環境がPC、スマートフォン・タブレットのいずれの場合でも、KDDI システム側で消費者環境のUserAgent情報から判定・分岐をし適切な決済画面を表示します。

【PCの場合】

※UserAgent判定にてPC判定となるタブレット(主にiOS13以降のsafari利用iPad等)についてはPCの場合と同様の導線となります。

PCやタブレット画面上にQR コードを表示し、消費者のスマートフォン等のau PAYアプリでQRコードをスキャンして決済を行います。
au PAYアプリでの決済完了後は弊社決済サーバーにて「消費者ブラウザから店舗側の完了画面へリダイレクトする時のクエリパラメータ」を付与して、PC・タブレットの画面が店舗様指定のURLへ遷移します。 URLは申込要求電文(CarrierAuthorizeRequestDto)の、決済完了時URL(successUrl)、決済エラー時URL(errorUrl)で指定してください。
「消費者ブラウザから店舗側の完了画面へリダイレクトする時のクエリパラメータ」については開発ガイドをご参照ください。

au PAYアプリで決済完了後、決済サーバーで「消費者ブラウザから店舗側の完了画面へリダイレクトする時のクエリパラメータ」を付与して自動で店舗様指定のURLへ遷移

【スマートフォン・タブレットの場合】

消費者端末のau PAYアプリの決済画面を呼び出し決済を行います。

この時、消費者端末にau PAYアプリがインストールされていない場合は、アプリストアへの導線を表示しau PAYアプリのインストールを行うよう誘導する画面の表示となり決済を継続することは出来ません。
このような場合は加盟店サイト/アプリへ戻ることができないため、消費者にはアプリインストール後に再度、加盟店サイト/アプリより決済リクエストを行うよう案内してください。

au PAYアプリでの決済完了後は弊社決済サーバーにて「消費者ブラウザから店舗側の完了画面へリダイレクトする時のクエリパラメータ」を付与して、店舗様指定のURLへ遷移します。
URLは申込要求電文(CarrierAuthorizeRequestDto)の、決済完了時URL(successUrl)、決済エラー時URL(errorUrl)で指定してください。
「消費者ブラウザから店舗側の完了画面へリダイレクトする時のクエリパラメータ」については開発ガイドをご参照ください。

尚、スマートフォン・タブレットのブラウザアプリで加盟サイトにアクセスしてauPAYでの決済を行う場合、決済完了後のURL遷移は新しいタブで処理されます。
また、消費者環境によっては決済を開始したブラウザとは異なるブラウザへ決済完了後の遷移が行われることがあります。
このような挙動により加盟店サイトでのセッション情報等が引き継がれなくなる可能性が考えられますが、そのような場合にも弊社決済サーバーからの「消費者ブラウザから店舗側の完了画面へリダイレクトする時のクエリパラメータ」を受け取り、正常に処理できるように実装してください。

au PAYアプリで決済完了後、決済サーバーで「消費者ブラウザから店舗側の完了画面へリダイレクトする時のクエリパラメータ」を付与して自動で店舗様指定のURLへ遷移

加盟店アプリとau PAYアプリのディープリンクによる連携に関する注意事項

上記、13.2で示したように消費者環境がスマートフォン・タブレットの場合、決済処理は端末のau PAYアプリを起動して行い、処理完了後に加盟店サイト/アプリに遷移するフローとなります。

ここでは店舗様のスマートフォン・タブレット向け加盟店アプリとau PAYアプリ間でディープリンクによって連携する場合について説明します。
ディープリンクとはHTTP/HTTPSのURLをアプリと紐付けることで、アクセスすると通常はブラウザでWebページが開かれるところをアプリ起動に置き換えることができる機能です。

加盟店アプリとau PAYアプリ間では以下の2点でディープリンクを使用します。

  1. 加盟店アプリ⇒au PAYアプリへの連携

    加盟店アプリからau PAY決済画面に遷移する際、KDDI システム側でのUserAgent判定・分岐による適切な決済画面の表示の際にディープリンクによるアプリ起動が行われます。
    加盟店アプリのOS等要件により、ディープリンクによるau PAYアプリ起動がうまく動作しない場合には加盟店アプリでの対応が必要です。

  2. au PAYアプリ⇒加盟店アプリへの連携

    au PAYアプリでの決済完了後、消費者導線を加盟店アプリに戻したい場合にディープリンクによる連携を行ってください。

①加盟店アプリ⇒au PAYアプリへの連携②au PAYアプリ⇒加盟店アプリへの連携

以下にそれぞれの場合における注意事項を示します。

加盟店アプリ⇒au PAYアプリへの連携

  • 加盟店アプリ(Android)内のWebView上からの連携

    Android OSでは、WebView上からディープリンクとなっているURLへのアクセスが動作しないことを確認しています。
    加盟店アプリ内のWebView上からau PAYアプリの呼び出しを行う場合は、加盟店アプリ側でWebViewのURLアクセスイベントをフックしアプリからURLアクセスを実行する必要があります。
    具体的には、au PAY アプリへのディープリンク「auwallet://aupay/v2/netservice?parameter=*」を、WebViewの処理でフックすることで実行可能にしてください。

  • 加盟店アプリ(iOS)内のWebView上からの連携

    iOSでもWebView上からディープリンクとなっているURLへのアクセスが動作しないケースを確認しております。
    その際はiOSのWKWebView上でau PAYアプリを起動するユニバーサルリンク(https://aupay.auone.jp)を検知した際に、URLをSafariで開く処理をご検討ください。

au PAYアプリ⇒加盟店アプリへの連携

決済完了後にauPAYアプリから加盟店アプリへ遷移するURLにディープリンクを利用して、消費者導線を加盟店アプリに戻してください。

申込要求電文(CarrierAuthorizeRequestDto)の決済完了時URL(successUrl)、決済エラー時URL(errorUrl)で指定可能なURLの接頭辞は"http(s)"となるため、"http(s)"以外のURLで加盟店アプリを起動する場合には、別途加盟店アプリを起動するランディングページを作成し、決済完了時/エラー時URLにはランディングページのURLを指定してください。
この時、ランディングページは消費者環境のデフォルトブラウザで表示されます。

ランディングページ作成の例)

以下の設定を持つ加盟店アプリに遷移したい場合のHTMLページのサンプルを示します。

起動時のURLスキーム:myapp
起動時のURLホスト:www.example.com
起動時のURLパス:result

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>アプリ起動</TITLE>
</HEAD>
<SCRIPT language="javascript" type="text/javascript">
    window.location.href = "myapp://www.example.com/result";
</SCRIPT>
<BODY>
○○アプリを起動します。
</BODY>
</HTML>

ランディングページを経由する場合の決済時の消費者導線例は以下のようになります。

au PAYアプリ接続

付録A. 結果通知テストツール

ダミー環境(DUMMY_REQUEST= 1)では、継続課金の毎月の継続課金結果(抹消含む)の受信テストは行えません。

その代りとして、継続課金結果通知を疑似的に送信するツール(結果通知テストツール)を用意しております。

本サービスに該当取引の指定した年月の課金結果は登録されませんのでご注意ください。

※本番環境(DUMMY_REQUEST=0)で行った取引に対しては実行しないでください。

本ツールはキャリア決済専用となっております。コンビニ決済、銀行決済など、他の決済の入金通知のテストにはご利用いただけませんのでご注意ください。

動作環境:
Java 1.6以降

※動作確認を行った Java のバージョンは 1.6.0_39 となります。

実行:(% はコマンドプロンプトになります。実際にタイプする必要はありません)

% java -jar pushSendTool-1.x.x-exe.jar -c [設定ファイル名] -i [送信データファイル名]

設定ファイル
項目名 設定値の例 説明
MERCHANT_CCID A100000000000001069951 マーチャントCCIDを指定します。
MERCHANT_SECRET_KEY abcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 マーチャント認証鍵を指定します。
PUSH_URL http://your.domain.com/push/receive.php 店舗様側で結果通知電文を受信するURLを設定してください(http,httpsどちらでも可。)
SEND_EACH false 作成したデータを1件ずつ送信する場合はtrue、まとめて送信する場合(※1)はfalseを指定してください。
PUSH_ID 99999 送信する際のpush_idを指定してください。SEND_EACH=true の場合、この値からインクリメントして送信します。

※1 SEND_EACH = false にした場合、指定した送信データファイルに記述されたすべてのデータを1回で送信します。

送信データファイルフォーマット:

CSV形式となります。
データ例、またはツールに同梱されるサンプルを参考に作成してください。1行目はヘッダ行となりますので、削除しないでください。
なお、dummy は常に 1(ダミー取引)で通知されます。

フィールド名 項目名 設定値の例など
orderId 取引ID 取引IDを指定してください。
txnType トランザクションタイプ Authorize / Terminate / MCapture / Deregistration のいずれかを指定します。
txnTime 処理日時 YYYYMMDDHH24MISS 形式で指定します。例) 20130708121314
vResultCode 詳細結果コード 結果コードを4桁で指定します(下表参照)。
mstatus 処理ステータス successまたはfailureを指定します(下表参照)。
crOrderId キャリア側取引ID 開発ガイド記載の文字種、文字列長に合わせ、任意の文字列を指定してください(※1)。
openId Open ID 開発ガイド記載の文字種、文字列長に合わせ、任意の文字列を指定してください(※1)。
month 課金年月 YYYYMMの形式で、txnType=MCapture のときのみ指定可能です(※1)。

※1 txnType により、指定しない場合はカンマを続ける形で空文字を指定します。

実際の結果通知において、vResultCode と txnType で実際にとりうる値の組み合わせの例を以下に示します。

注)下表の組み合わせがすべてではありませんのでご注意ください。

vResultCode Authorize Terminate MCapture Deregistration mstatus
W001 - success
W002 - - - success
WGU3 - - - failure

* 決済申込完了取消通知の場合

W0B1 - - - success

* 4. d払い特記事項4.8に記載の「前月日付の抹消通知」を参照

WGB2 - - - failure

* 継続課金の売上確定に失敗

WGB3 - - - failure

* 継続課金の売上確定に失敗

※本ツールで上記の入力パターンチェックは行われませんのでご注意ください(指定した通りのパラメータでPUSHを行います)。

データ例
  • orderId,txnType,txnTime,vResultCode,mstatus,crOrderId,openId,month
  • dummy1371701111111,Authorize,20130708121314,W001,success,dumCrOrId1111,https://3gs.veritrans.co.jp/dummyOpenId/idpage?id=OpenID-5i7pj8391lp,
  • dummy1371702222222,Terminate,20130708121314,W001,success,,,
  • dummy1371703333333,Terminate,20130708121314,W001,success,,https://3gs.veritrans.co.jp/dummyOpenId/idpage?id=OpenID-5i7pcs41fyw,
  • dummy1371704444444,Authorize,20130708121314,WGU3,failure,dumCrOrId4444,,
  • dummy1371705555555,MCapture,20130708121314,W001,success,,,201306
  • dummy1371706666666,MCapture,20130708121314,W001,success,,https://3gs.veritrans.co.jp/dummyOpenId/idpage?id=OpenID-5i7pcs41fyw,201306
  • dummy1371707777777,Deregistration,20130708121314,W002,success,,,

実行ログ:

C:\path\to\pushTool>java -jar pushSendTool-1.0.0-exe.jar -c push_data.properties -i sample.csv
PUSH_URL:http://your.domain.com/push/receive.php
本当にこのURLに送信してもよろしいですか?(Y/N):Y 			※Yを入力し、Enterキー押下

結果通知電文の送信が正常に終了しました。
C:\path\to\pushTool>

※ツールを実行すると、PUSH_URLとともに確認のプロンプトが表示されますので、問題ない場合はYを入力し、Enter キーを押下して実行してください。