DGFT Veritrans4G開発ガイド

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概略システムフロー図

はじめに

本ガイドの内容

本ガイドは、(株)DGフィナンシャルテクノロジーが提供するVeriTrans4Gを利用するための専用ソフトウェアMDK(Merchant Development Kit)をインターネット店舗などに導入する開発者向けのガイドです。

開発の際の参考となるサンプルや、提供ライブラリの説明、電文フォーマットなどについて記載しています。

システムフロー

基本処理フロー

加盟店様のシステム(EC サイト等)から決済サーバーに要求を送信し、処理結果を受信します。

図 2-1-1 基本処理フロー概要図
図 2-1-1 基本処理フロー概要図
No. 処理 説明
1 要求 決済に必要な情報を電文化し、決済サーバーに送信します。
MDK(Merchant Development Kit)を利用する場合は、MDKが提供するクラス(Class)のオブジェクトに要求パラメータをセットし、送信処理を呼び出します。
2 応答 決済サーバーから応答された処理結果を受信します。
MDKを利用する場合は、MDKが提供するクラスのオブジェクトから結果パラメータを取得します。
  • コンビニ決済の「申込」や「キャンセル」、クレジットカード決済やキャリア決済の与信後の処理(「売上」や「キャンセル」)では、基本処理フローのみで決済が成立します。
    • 加盟店様から決済サーバーへの「1回の要求のみ」で決済が成立します。
  • クレジットカード情報の非通過型(トークン方式)の与信処理など、消費者のブラウザを介する処理が必要となるケースでは、この基本処理フローに、「ブラウザとの通信」や「決済サーバーから加盟店様への結果通知(PUSH)」を組み合わせたフローになります。

クレジットカード決済

与信時の処理(MDKトークン方式)

図 2-2-1 与信時(MDKトークン方式)の処理
図 2-2-1 与信時(MDKトークン方式)の処理
No. 処理 説明
1 ページ送信 ECサイトから消費者ブラウザへカード情報の入力画面を表示します。
2 カード情報の送信 クレジットカード情報をJavaScriptでトークンサーバーへ送信します。
3 保存 トークンサーバーが発行したトークンとカード情報のセットを弊社システムに保存します。
4 トークン応答 消費者のブラウザへトークンを返します。
5 トークン連携 ブラウザからECサイトにトークンを連携します。
6 トークン決済申込 ECサイトから決済サーバーへ決済を申し込みます。
7 参照 トークンからカード情報を取得します。
8 与信要求 カード会社へ与信を要求します。
9 応答 カード会社からの結果応答を受信します。
10 応答 ECサイトへ与信結果を応答します。
11 結果表示 ECサイトから消費者ブラウザへ決済処理の結果を表示します。

※ 3Dセキュア、永久不滅ポイント決済でMDKトークンを利用する場合も、このフローをご参照ください。

3Dセキュア(本人認証)利用時の処理

図 2-2-2 3Dセキュア(本人認証)
図 2-2-2 3Dセキュア
No. 処理 説明
1 認可要求 3Dセキュア認証および決済に必要な情報を電文化し、決済サーバーに送信します。

※ トークン取得時の処理フローは、図 2-2-1をご参照ください。

2 リダイレクト指示 認可要求への応答に含まれるHTMLコンテンツ(resResponseContents)をブラウザに送信します。HTMLコンテンツ内のJavaScriptにより認証処理用のURLにブラウザを遷移させます。
3 結果通知
(PUSH通知)
決済サーバーは、認証結果およびカード決済の結果をECサイトに通知します。
「4.結果連携」が正しく行われなかった場合にも、この結果通知を受信することで認証および決済の結果を取得できますので、この通知は必ず受信してください。
4 結果連携
(ブラウザ経由での結果連携)
決済サーバーは、認証結果およびカード決済の結果をECサイトにブラウザ経由で連携します。
ブラウザ経由での結果連携は、消費者の端末(PCやスマートフォン)のネットワーク環境の問題や、誤操作(ブラウザやタブを閉じてしまう等)により、正しく行われない可能性がありますので、必ず「3.結果通知」を受信してください。
5 結果確認 必要に応じてECサイトから決済サーバーに結果を問い合わせることもできます。

※「3.結果通知」「4.結果連携」によって結果を正常に取得できた場合は、この処理は不要です 。

  • 「2.リダイレクト指示」でブラウザに送信するHTMLコンテンツは、決済サーバーから受信した resResponseContents を加工・編集せずに、そのままブラウザに送信してください。加工・編集を加えた場合、認証処理が正しく動作しない可能性があります。
  • 「3.結果通知(PUSH通知)」と「4.結果連携」は非同期で実行されます。どちらを先に受信しても処理できるように実装してください。

コンビニ決済

図2-3-1コンビニ決済
図2-3-1コンビニ決済
No. 処理 説明
1 申込要求 ECサイト上の申込情報を電文化し、決済サーバーへ送信します。
2 処理結果表示 要求に対する結果(申込応答)を取得します。結果が成功の場合は、コンビニ店頭でお支払いをするために必要な情報を消費者のブラウザに表示します。必要に応じて、メール等で消費者に連絡します。
3 入金 消費者はコンビニ店頭で支払い(入金)を行います。
4 入金通知 決済サーバーで入金済であると確認された取引については、ECサイト側に入金通知を行います。

※通知はPOST形式で行われます。

銀行決済

【銀行決済:ATM決済 [番号通知方式]】

消費者が入金にATMを利用する場合の処理概要です。

図 2-4-1 銀行決済(ATM決済[番号通知方式])
図 2-4-1 銀行決済(ATM決済[番号通知方式])
No. 処理 説明
1 決済申込要求 ECサイト上の決済申込部に渡された決済申込情報を電文化し、決済サーバーに送信します。そして、要求に対する結果(決済申込応答)を取得します。
2 処理結果表示 1.での決済申込要求が成功した場合は、それに対する応答電文に「収納機関番号」「お客様番号」「確認番号」が含まれていますので、それらを消費者に通知します。
3 入金 消費者は通知された情報(「収納機関番号」「お客様番号」「確認番号」)を持ってペイジー(Payeasy)を取り扱っているATMへ行き、ATMから入金を行います。
4 入金通知 決済サーバーで入金済であると確認された取引については、ECサイト側に入金通知を行います。

※通知はPOST形式で行われます。

注1)上の処理概要はATMでの利用を想定した説明ですが、3つの番号(「収納機関番号」「お客様番号」「確認番号」)があれば、ペイジーに対応した金融機関のWEBサイトからペイジー決済を利用することも可能です。

注2)弊社との契約がない金融機関の場合、ATM(ペイジー決済)のお取り扱いができません。取扱可能な金融機関の一覧は以下のURLよりご参照ください。https://www.veritrans.co.jp/payment/bank/list.html

【銀行決済:ネットバンク決済 [銀行リンク方式-決済機関コード未指定時]】

決済機関コードを指定しない場合、消費者は弊社提供の金融機関選択画面から使用する金融機関を選択します。

図 2-4-2 銀行決済(銀行リンク方式[PCネット決済-決済機関コード未指定時])
図 2-4-2 銀行決済(銀行リンク方式[ネット決済-決済機関コード未指定時])
No. 処理 説明
1 決済申込要求 ECサイト上の決済申込部に渡された決済申込情報を電文化し、決済サーバーに送信します。そして、要求に対する結果(決済申込応答)を取得します。
2 リダイレクト表示
(金融機関選択画面の表示)
1.の決済申込要求が成功した場合は、それに対する応答電文に金融機関選択画面へのURLが含まれていますので、そのURLにアクセス(リダイレクト)し、金融機関選択画面を表示します。

※金融機関選択画面を表示させる際は、ポップアップなど別画面上で表示させるのではなく、同一画面上に表示させるようにしてください。※画面遷移はGET形式で行う必要があります。

3 金融機関選択 消費者は入金する金融機関を金融機関選択画面から選択します。
金融機関の選択を行うと、ブラウザ上に入金確認画面に遷移します。
4 入金画面表示要求 入金確認画面が表示されると同時に、3.で選択した金融機関が提供する入金画面が別画面で表示されます。(※1)
5 入金 消費者は決済機関が提供する入金画面上で入金を行います。入金が行われると、決済サーバーに入金通知が送信されます。

※ネットバンクでの入金画面は一度アクセスすると有効期限が30分となります。

6 入金確認 消費者が入金後に入金確認ボタンを押下すると、決済サーバーはECサイトが用意するThanks画面に遷移するようリダイレクトを発生させます。尚、消費者が入金されていない状態で入金確認ボタンを押下すると、再び入金確認画面が表示されます。

※Thanks画面のURLについては、予め登録しておく必要があります。

※Thanks画面へのリダイレクト時に動的な情報を付与することはできません。Thanks画面のURLにクエリストリングを用いることもできません。

※Thanks画面表示要求に取引ID、消費者の購入情報等のパラメータを渡すことはできません。

7 入金通知 決済サーバーで入金済であると確認された取引については、ECサイト側に入金通知を行います。

※通知はPOST形式で行われます。

※1 ブラウザのポップアップブロックが有効になっている場合、金融機関が提供する画面が表示されません。消費者にポップアップブロックを無効にするようお知らせください。
ポップアップブロックにより金融機関が提供する画面が表示されなかった場合は、弊社が提供する入金確認画面のリンクから表示することが可能です。下図の「こちら(別ウィンドウで開きます)」の部分をクリックすると、金融機関が提供する画面が表示されます。

入金確認画面

【銀行決済:ネットバンク決済 [銀行リンク方式-決済機関コード指定時]】

本サービスが提供する金融機関選択画面を利用せずに、決済申込時に決済機関コードを直接指定する場合は、金融機関が提供する入金画面のURLを含んだ決済申込応答をECサイトに返却します。この場合、決済機関コードを特定するためには、ECサイト側で特定するための仕組みを用意して頂く必要があります。

※決済機関コードの一覧については、決済サーバーに検索要求(マスタ情報取得)を実行し取得することができます。

図 2-4-4 銀行決済(銀行リンク方式[PCネット決済-決済機関コード指定時])
図 2-4-4 銀行決済(銀行リンク方式[ネット決済-決済機関コード指定時])
No. 処理 説明
1 決済申込要求 ECサイト上の決済申込部に渡された決済申込情報を電文化し、決済サーバーに送信します。
2 決済申込応答 決済サーバーから応答された決済申込応答を受信し、その結果を基に処理結果画面を表示します。
3 入金画面表示要求 処理結果画面が表示されると同時に、金融機関が提供する入金画面を別画面で表示させます。

※入金画面のURLは決済申込要求が成功した場合に、決済申込応答に含まれています。

※入金画面への遷移はPOST形式で行う必要があります。また、遷移する際は、決済申込応答に含まれる「収納機関番号」「支払パターン」「支払暗号文字列」をパラメータに含める必要があります。遷移時の各パラメータの名称は次の通りです。

和名 パラメータ名
収納機関番号 skno
支払パターン bptn
支払暗号文字列 bill
4 入金 消費者は金融機関が提供する入金画面上で入金を行います。入金が行われると、決済サーバーに入金通知が送信されます。

※ネットバンクでの入金画面は一度アクセスすると有効期限が30分となります。

※消費者の入金完了後、金融機関が提供する入金画面からECサイトの画面へ戻ることはできません。

5 入金通知 決済サーバーで入金済であると確認された取引については、ECサイト側に入金通知を行います。

※通知はPOST形式で行われます。

注3)ネットバンク決済で以下の2つの金融機関を選択した場合は、ペイジー決済とは異なる独自の決済方式での支払いとなります。そのため、金融機関のWEBサイトから「ペイジー決済」を選択しても、支払いはできませんのでご注意ください。

  1. 住信SBIネット銀行
  2. PayPay銀行

PayPay銀行はペイジーでのお支払いを提供していますが、弊社との契約がないため、ペイジー決済を利用することはできません。

注4)弊社で取扱可能な金融機関の一覧は以下のURLよりご参照ください。 https://www.veritrans.co.jp/payment/bank/list.html

銀聯ネット決済(UPOP)

【銀聯ネット決済(UPOP):与信(与信売上同時実行を含む)時の処理】

図 2-5-1銀聯ネット決済(UPOP)
図 2-5-1銀聯ネット決済(UPOP)
No. 処理 説明
1 銀聯決済要求 銀聯決済を行うためのリクエストを決済サーバーに送信します。
2 銀聯決済用電文応答 1.での銀聯決済要求が成功した場合、UPOPゲートウェイへ接続するためのHTML文を含む銀聯決済用電文応答をECサイトへ返します。ECサイトは当該HTML文を消費者ブラウザへ送り、消費者ブラウザをUPOPゲートウェイへ遷移させてください。
3 決済結果通知 決済の詳細結果を決済サーバーからECサイトへ通知します。
消費者ブラウザ経由のリダイレクトは、消費者の端末(PCやスマートフォン)のネットワーク環境の問題や、誤操作(ブラウザやタブを閉じてしまう等)により、正しく行われない可能性がありますので、必ずこの通知を受信してください。

【銀聯ネット決済(UPOP):与信後売上/キャンセル/返金請求時の処理フロー】

2-1基本処理フローと同じです。

PayPal決済

【PayPal決済: 与信・売上別処理(与信処理後に別途売上処理を実施)】

下記の図は、与信処理と売上処理を個別に行う場合の処理概要です。

図 2-6-1 PayPal決済-与信処理後に売上処理を実行する場合
図 2-6-1 PayPal決済-与信処理後に売上処理を実行する場合
No. 処理 説明
1 与信請求 ECサイト上の決済申込部に渡された決済申込情報を電文化し、決済サーバーに送信します。

※Authorizeコマンドのアクションタイプに"set"(与信請求処理)を設定します。

2 リダイレクト指示 1.での与信請求が成功した場合は、それに対する応答電文にPayPalのログイン画面URLが含まれていますので、そのURLにリダイレクトします。
3 ログイン画面表示 指定されたURLにリダイレクトすると、ブラウザ上にPayPalのログイン画面が表示されます。
消費者はログイン後、PayPalのシステム上で決済の手続きを行います。手続きが終了するとECサイトに遷移します。

※手続き終了後の遷移先は、与信請求時に設定した"returnUrl"(戻り先URL)です。

4 与信請求確認 決済サーバーに与信請求確認を行うことで、取引に対する消費者の情報を取得することができます。確認画面(決済内容表示画面)などに取引に関する情報を表示させたい場合にご利用ください。

※Authorizeコマンドのアクションタイプに"get"(与信請求確認処理)を設定します。

※与信請求確認処理については必須処理ではありません。

5 与信請求完了要求 決済サーバーに与信請求完了要求を送信することで、与信処理が完了します。

※Authorizeコマンドのアクションタイプに"do"(与信請求完了処理)を設定します。

※与信請求完了要求を送信しない限りは、与信処理は完了しません。

6 売上請求 与信処理が完了した取引を売上の状態にします。

※Captureコマンドのアクションタイプに"capture"(売上請求完了処理)を設定します。

7 速報通知 売上請求処理後、決済サーバーで入金済であると確認された取引については、ECサイト側に入金通知を行います。

※通知はPOST形式で行われます。

8 確報通知 後日PayPalで作成された取引明細を決済サーバーに反映します。
反映した結果、成功/保留/失敗のステータスの取引に対して決済サーバーからECサイト側に通知を行います。

※通知はPOST形式で行われます。

【PayPal決済: 与信同時売上処理】

下記の図は、決済申込と同時に売上処理を行う場合の処理概要です。

図 2-6-2 PayPal決済-与信同時売上処理
図 2-6-2 PayPal決済-与信同時売上処理
No. 処理 説明
1 売上請求 ECサイト上の決済申込部に渡された決済申込情報を電文化し、決済サーバーに送信します。

※Captureコマンドのアクションタイプに"set"(売上請求処理)を設定します。

2 リダイレクト指示 1.での売上請求が成功した場合は、それに対する応答電文にPayPalのログイン画面URLが含まれていますので、そのURLにリダイレクトします。
3 ログイン画面表示 指定されたURLにリダイレクトするとブラウザ上にPayPalのログイン画面が表示されます。
消費者はログイン後、PayPalのシステム上で決済の手続きを行います。手続きが終了するとECサイトに遷移します。

※手続き終了後の遷移先は、売上請求時に設定した"returnUrl"(戻り先URL)です。

4 売上請求確認 決済サーバーに売上請求確認を行うことで、取引に対する消費者の情報を取得することができます。確認画面(決済内容表示画面)などに取引に関する情報を表示させたい場合にご利用ください。

※Captureコマンドのアクションタイプに"get"(売上請求確認処理)を設定します。

※売上請求確認処理については必須処理ではありません。

5 売上請求完了要求 決済サーバーに売上請求完了要求を送信することで、売上処理が完了します。

※Captureコマンドのアクションタイプに"do"(売上請求完了処理)を設定します。

※売上請求完了要求を送信しない限りは、売上処理は完了しません。

6 速報通知 売上請求処理後に決済サーバーで売上の状態であると確認された取引については、ECサイト側に通知を行います。

※通知はPOST形式で行われます。

7 確報通知 後日PayPalで作成された取引明細を決済サーバーに反映します。
反映した結果、成功/保留/失敗のステータスの取引に対して決済サーバーからECサイト側に通知を行います。

※通知はPOST形式で行われます。

永久不滅ポイント決済

サービス終了のため削除しました。

Alipay決済

【Alipay決済(オンライン決済): 与信同時売上決済処理】

下記の図は、決済申込と同時に売上処理を行う場合の処理概要です。

図 2-8-1 Alipay決済(オンライン決済) 与信同時売上決済処理
図 2-8-1 Alipay決済(オンライン決済) 与信同時売上決済処理
No. 処理 説明
1 Alipay決済要求 Alipay決済を行うためのリクエストを決済サーバーに送信します。
Alipay決済画面遷移後、最大30分が振込可能時間となります。タイマーが起動し、振込み可否を制御します(*1)
2 Alipay決済用電文応答 1.でのAlipay決済要求が成功した場合、Alipayへ接続するためのHTML文を含むAlipay決済用電文応答をECサイトへ返却します。ECサイトは当該HTML文を消費者ブラウザへ送り、消費者ブラウザをAlipayへ遷移させてください。
3 決済結果通知
消費者ブラウザ経由のリダイレクトは、消費者の端末(PCやスマートフォン)のネットワーク環境の問題や、誤操作(ブラウザやタブを閉じてしまう等)により、正しく行われない可能性がありますので、必ずこの通知を受信してください。
決済サーバーが決済の詳細結果をECサイトへ通知します。

(*1) 消費者がAlipay口座にログインした後、最大30分後までに払込確定することが必要となります。消費者がAlipay口座にログイン後Alipayの画面を閉じた場合でも、再度自分のAlipay口座にログインし、入金することが可能です。

【Alipay決済(バーコード決済(店舗スキャン型)): 与信同時売上決済処理】

図 2-8-2 Alipay決済(バーコード決済(店舗スキャン型)) 与信同時売上決済処理
図 2-8-2 Alipay決済(バーコード決済(店舗スキャン型)) 与信同時売上決済処理
No. 処理 説明
1 バーコード読取 消費者のAlipayアプリ上に表示されたバーコードを読み取ってください。
2 決済要求 Alipay決済を行うためのリクエストを決済サーバーに送信します。
このときに、1.で読み取ったバーコードの値を設定してリクエストしてください。
3 結果応答 決済サーバーから応答されたAlipay決済の結果を加盟店様の画面(レジ)などに表示し、消費者に決済結果をお伝えください。
4 確認要求 決済要求で決済の確定ステータスが得られず「消費者承認待ち」となった場合などに確認コマンドを実行して決済ステータスを得ることができます。
決済ステータス確認のためのリクエストを決済サーバーに送信します。
確認要求の詳細につきましてはAlipay決済開発ガイドをご参照ください。
5 確認結果応答 決済サーバーから応答されたAlipay決済の結果を加盟店様の画面(レジ)などに表示し、消費者に決済結果をお伝えください。

【Alipay決済(バーコード決済(消費者スキャン型)): 与信同時売上決済処理】

図 2-8-3 Alipay決済(バーコード決済(消費者スキャン型)) 与信同時売上決済処理
図 2-8-3 Alipay決済(バーコード決済(消費者スキャン型)) 与信同時売上決済処理
No. 処理 説明
1 決済要求 Alipay決済を行うためのリクエストを決済サーバーに送信します。
2 結果応答 決済サーバーから応答されたQRコードを加盟店様の画面(レジ)などに表示し、消費者にお伝えください。
3 QRコード読取 消費者がAlipayアプリを使って、加盟店様の画面(レジ)等に表示されたバーコードを読み取ります。
4 認証結果送信 消費者がAlipayアプリでQRコードを読み取り、アプリ上で決済確認処理を実施すると、その確認結果がAlipay側に送信されます。
5 結果通知 Alipay社から決済処理が完了した通知を受領したタイミングで、決済サーバーから加盟店様へ結果通知をお送ります。

キャリア決済

【キャリア決済:決済申込時の処理(都度/継続/随時共通)】

下記の図は、決済申込から与信処理を行う場合の処理概要です。都度決済、継続課金、随時決済全て以下のフローとなります。

図 2-9-1キャリア決済 申込
図 2-9-1キャリア決済 申込
No. 処理 説明
1 決済申込要求 ECサイト上の決済導入部に渡された決済申込情報を電文化し、決済サーバーに送信します。このとき、消費者の端末の種別(PC/スマートフォン/フィーチャーフォン)を指定します。
2 結果応答の受信 決済サーバーから返戻された結果を受信します。結果が決済可能の場合、「3. リダイレクト指示」を実施します。消費者ブラウザに返す情報(※1)は決済サーバーより返戻された結果に含まれます。
3 リダイレクト指示 決済サーバーにより返戻された情報を用いて、消費者ブラウザにキャリアへのリダイレクト指示を送信します。
4 申込結果通知(PUSH受信) この通知は、決済申込により与信が成功した場合のみ通知されます。
決済サーバーよりPOSTで通知されますので、決済結果を受け取り、注文データ等に反映します。
「5. リダイレクト」から「6. 完了画面要求」は、消費者の端末(PCやスマートフォン)のネットワーク環境の問題や、誤操作(ブラウザやタブを閉じてしまう等)により、正しく行われない可能性がありますので、必ずこの通知を受信してください。

※1 FormをSubmit(POST)するHTMLコンテンツ、またはリダイレクト先のURLが返戻されます。
返戻されたHTMLコンテンツ、またはリダイレクト先URLを利用し、消費者ブラウザを画面遷移させる方法については、『インターフェース詳細 キャリア』を参照してください。

【キャリア決済:売上/キャンセル時の処理】

下記の図は、売上、およびキャンセル処理を行う場合の処理概要です。

図2-9-2キャリア決済 売上/キャンセル
図2-9-2キャリア決済 売上/キャンセル
No. 処理 説明
1 申請 売上/キャンセルの対象となる取引情報を電文化し、決済サーバーに送信します。
継続課金の注文に対し、ある年月の課金を行わない場合、課金取消対象年月を指定します。
2 処理結果応答 決済サーバーから返戻された処理結果を受信し、結果情報を取得します。

【キャリア決済:継続課金売上時の処理 ~課金結果通知および抹消通知(PUSH)の処理~】

継続課金の売上処理は、決済サーバーおよび各通信キャリア側で自動処理されます。決済サーバーは、継続課金の毎月の課金結果を、通知先URLにPOSTで通知します。店舗側ではこの通知で受信した課金結果を注文データ等に反映します。課金結果が通知されるタイミングについては『キャリア決済サービス 補足資料』 を参照してください。
また、消費者がキャリアの契約を解約する等の理由により継続課金ができなくなった場合は、キャリアより「抹消」のステータスが返されることがあります。この場合も同様にPOSTで通知しますので、店舗側の判断で、消費者への連絡、代替手段での決済を行う、消費者へのサービスを停止する、等の手続きを行ってください。

図 2-9-3キャリア決済 継続課金売上結果通知(PUSH)
図 2-9-3キャリア決済 継続課金売上結果通知(PUSH)
No. 処理 説明
2 継続課金結果通知(PUSH受信) ある年月における継続課金結果が通知されます。(成功・失敗に関わらず通知されます)
3 抹消通知(PUSH受信) 決済サーバーにて、抹消されたことが判明した場合に通知されます。

【キャリア決済:継続課金終了の処理】

継続課金終了(2者間)

以下の図は、2者間の継続課金終了の処理概要です。

注) キャリアとの通信が決済サーバーとのみ行われるため2者間と呼びます(キャリア、弊社の2者)。

図 2-9-4 キャリア決済 継続課金終了(2者間)
図 2-9-4 キャリア決済 継続課金終了(2者間)
No. 処理 説明
1 継続課金の終了請求 継続課金終了の対象となる取引情報を電文化し、決済サーバーに送信します。
2 処理結果応答 決済サーバーから返戻された処理結果を受信し、結果情報を取得します。
継続課金終了(3者間)

以下の図は、3者間の継続課金終了の処理概要です。

注) キャリアとの通信を消費者も行うため3者間と呼びます(キャリア、弊社、消費者の3者)。

図2-9-5 キャリア決済 継続課金終了(3者間)
図2-9-5 キャリア決済 継続課金終了(3者間)
No. 処理 説明
1 継続課金の終了請求 ECサイト上の決済申込部に渡された解約請求情報を電文化し、決済サーバーに送信します。このとき、消費者の端末の種別(PC/スマートフォン/フィーチャーフォン)を指定します。
2 結果応答の受信 決済サーバーから返戻された結果を受信します。結果が継続終了可能の場合、「3. リダイレクト指示」を実施します。消費者ブラウザに返すHTMLは決済サーバーより返戻されます。
3 リダイレクト指示 決済サーバーにより返戻されたリダイレクト用HTMLを消費者ブラウザに送信します。
4 継続終了結果通知
(PUSH受信)
この通知は、継続課金の終了処理に成功した場合のみ通知されます。
決済サーバーよりPOSTで通知されますので、結果を受け取り、注文データ等に反映します。
「5. リダイレクト」から「6. 完了画面要求」は、消費者の端末(PCやスマートフォン)のネットワーク環境の問題や、誤操作(ブラウザやタブを閉じてしまう等)により、正しく行われない可能性がありますので、必ずこの通知を受信してください。

【キャリア決済:随時決済の再与信/売上/キャンセル時の処理】

下記の図は随時決済の、再与信、売上、およびキャンセル処理を行う場合の処理概要です。

図2-9-6キャリア決済 随時決済の再与信/売上/キャンセル
図2-9-6キャリア決済 随時決済の再与信/売上/キャンセル
No. 処理 説明
1 申請 再与信時に、「元取引ID」(決済申込時の取引ID)と金額を取引情報として電文化し、決済サーバーに送信します。
売上/キャンセル時には、対象となる取引情報(再与信時の取引ID等)を電文化し、決済サーバーに送信します。
2 処理結果応答 決済サーバーから返戻された処理結果を受信し、結果情報を取得します。

【キャリア決済:随時決済終了の処理】

下記の図は、随時決済終了の処理概要です。

図2-9-7キャリア決済 随時決済の終了
図2-9-7キャリア決済 随時決済の終了
No. 処理 説明
1 随時決済の終了請求 随時決済の対象となる取引情報を電文化し、決済サーバーに送信します。
取引IDは、決済申込時の取引IDを指定してください。
2 処理結果応答 決済サーバーから返戻された処理結果を受信し、結果情報を取得します。

【キャリア決済:随時決済抹消通知の処理】

下記の図は、随時決済抹消の処理概要です。

消費者側のキャリアの解約や、随時決済の決済申込後しばらく再与信がされなかった場合等の理由により随時決済ができなくなった場合は、キャリアより「抹消」のステータスが返されることがあります。この場合は、通知先URLにPOSTで通知しますので、店舗側の判断で、消費者への連絡、代替手段での決済を行う、消費者へのサービスを停止する、等の手続きを行ってください。

図2-9-8キャリア決済 随時決済の抹消通知(PUSH
図2-9-8キャリア決済 随時決済の抹消通知(PUSH)
No. 処理 説明
2 抹消通知(PUSH受信) 決済サーバーにて、抹消されたことが判明した場合に通知されます。

ショッピングクレジット決済

【ショッピングクレジット決済:ショッピングクレジット申込処理】

図 2-10-1ショッピングクレジット決済 ショッピングクレジット申込み処理
図 2-10-1ショッピングクレジット決済 ショッピングクレジット申込み処理
No. 処理 説明
1 画面表示要求 決済申込情報を電文化し、決済サーバーに送信します。
2 画面表示応答の受信 ECサイトは、決済サーバーから返戻された画面表示応答を受信します。結果が決済可能の場合、「3.リダイレクト指示」を実施します。
画面表示応答電文には、Orico Webクレジットの申込トップ画面へリダイレクトするためにECサイトより消費者ブラウザへ返戻する情報を含みます。
3 リダイレクト指示 ECサイトは、決済サーバーにより返戻された画面表示応答電文の情報を用いて、消費者ブラウザにOrico Webクレジットの申込トップ画面へのリダイレクト指示を送信します。
4 決済結果取得応答 ECサイトは、ショッピングクレジット申込の決済結果を消費者ブラウザからのリダイレクトにより取得します。
5 審査結果通知(PUSH受信) 審査結果は決済サーバーよりECサイトへPOSTで通知されますので、決済結果を受け取り注文データ等に反映します。

その他決済について

本書に掲載していない決済のシステムフロー図は、各決済の仕様書を参照してください。