本ガイドの内容

本ガイドは、(株)DGフィナンシャルテクノロジーが提供するVeriTrans4Gを利用するための専用ソフトウェアMDK（Merchant Development Kit）をインターネット店舗などに導入する開発者向けのガイドです。VeriTrans4G PayPal決済にて使用する電文のインターフェース詳細について記載しています。
VeriTrans4Gの詳細については、『VeriTrans4G 開発ガイド』を参照して下さい。
尚、インターフェース詳細は、決済サービス毎に提供していますので、当該決済サービスのインターフェース詳細を参照して下さい。

共通

• 「設定」欄の内容は以下の通りです。

  要求電文 ...

  必須項目：○　　任意項目：△　　設定不可：×　　その他条件付：※、※n（条件は説明欄、または欄外に記入）

  応答電文 ...

  必ず返戻：○　　処理成功時のみ返戻：△　　返戻なし：×　　その他条件付：※

• orderId（取引ID）について

  店舗で任意に採番してください。申込処理毎に付ける必要があります。他の取引IDと重複しないよう採番してください。他決済サービスとも重複できません。
  また、テスト取引で使用した取引IDを、本番取引で再度使用することはできません。
  取引IDには、半角英数字以外に"-"（ハイフン）、"_"（アンダースコア）も使用可能です。

与信

売上

結果

キャンセル

※キャンセル処理は与信を実施した取引（PaypalAuthorizeRequestDtoにてaction="do "（与信請求完了処理））のみに実行可能です。
また、与信後に売上まで実施した取引（PaypalCaptureRequestDtoにてaction="capture"（売上請求完了処理））には実行できません。
キャンセルが可能な期間は、与信を実施した日から30日間となります。30日以内に売上処理されなかった与信は自動的にキャンセルになります。

返金

※返金処理は与信後に売上まで実施した取引（PaypalCaptureRequestDtoにてaction="capture"（売上請求完了処理））にのみ実行可能です。
返金が可能な期間は、売上実施日から180日間となります。

結果通知

PayPal決済の結果通知には、速報と確報の2種類があります。

速報通知： 売上/返金の要求に対し、PayPalから成功応答を受信した直後に店舗様に送信します。（成功時のみ送信）
確報通知： 売上/返金の翌日以降にPayPalが作成する取引明細レポートの結果を、確定情報として店舗様に送信します。（成功、失敗を問わず送信）

• 確報通知は、原則としてN+1日に、N日0時～24時の取引明細を元に送信します。
• 速報の結果とは異なるステータスを通知する場合があります。
• 確報通知の処理結果コードが「保留」の場合は、その後「成功」または「失敗」に変更されます。その際は確報通知が再度送信されます。
• 消費者から異議申立てを受けた取引等は、N+1日以降の取引明細レポートで結果が確定する場合がありますので、確報通知はN+1日以降に送信される可能性があります。

結果通知に関するサービス共通の仕様については、『開発ガイド』を併せてご参照ください。

売り手保護制度について

「売り手保護制度」とは、消費者がPayPal決済を利用し商品を購入した際、「未承認取引」や「商品未受領」等を理由とした消費者からのクレーム、チャージバック、支払いの取り消しが発生した場合に、店舗様が保護されるプログラムです。
尚、「売り手保護制度」はPayPal社が提供する保護プログラムであり、その保護を受けるためにはPayPal社が定める適用条件を満たす必要があります。

「売り手保護制度」の対象とするためには、与信時（Authorizeコマンド）、与信同時売上時（Captureコマンド）とも、アクションタイプが"get"で送信された要求電文（PaypalAuthorizeRequestDto／PaypalCaptureRequestDto）に対応する応答電文（PaypalAuthorizeResponseDto／PaypalCaptureResponseDto）にて返戻される配送先情報^※1へ配送するようお願いいたします。

※1：応答電文（PaypalAuthorizeResponseDto／PaypalCaptureResponseDto）にて返戻される配送先情報
配送先氏名（shipName）、配送先住所1（shipStreet1）、配送先住所2（shipStreet2）、配送先市区町村名（shipCity）、配送先州名（shipState）、配送先国コード（shipCountry）、 配送先郵便番号（shipPostalCode）、配送先電話番号（shipPhone）

ただし、上記配送先情報へ配送した場合でも、必ず「売り手保護制度」の対象になるとは限りませんので、ご注意ください。 詳細につきましては、以下をご参照ください。

また、与信時（Authorizeコマンド）、与信同時売上時（Captureコマンド）とも、要求電文（PaypalAuthorizeRequestDto／PaypalCaptureRequestDto）にて「配送先フラグ（shippingFlag）」に"2"（配送先の設定を連携・表示しない）を設定していた場合は、「売り手保護制度」の対象とはなりません。

処理結果コードが「pending(保留)」の取引について

決済要求の結果、PayPal側で保留判定となった場合は、処理結果コード「pending(保留)」を返します。保留となった取引については、その後、PayPal側で「成功」または「失敗」の判定に変更されたら、弊社よりマーチャント様に確報通知を送信します。
保留判定となった原因につきましては、弊社よりPayPal社に確認いたしますので、弊社にお問い合わせください。

tokenの有効期限について

tokenの有効期限は発行後3時間です。
有効期限を超過するとPayPal社にて決済の継続が拒否されます。

注）2017年7月現在の仕様です。この仕様は、PayPal社にて予告なしに変更される可能性があります。