2023/01/11
ECサイトにおける決済手段のひとつとして、昨今では後払い決済サービスへの関心やニーズが高まっています。後払い決済サービスは、ECサイトでの購入に不安を覚えたり、クレジットカードを持っていなかったりする顧客に人気の決済サービスですが、ECサイトの運営会社にとっても多くの魅力的な要素があるサービスです。この記事では、後払い決済サービスとはどのようなものなのか、メリット・デメリットと併せて紹介いたします。
この記事の目次
後払い決済とは
後払い決済とは、顧客がECサイトで商品を購入後、手元に商品が届いてから支払いを行う決済方法を意味します。商品到着後に顧客のもとへ請求書が到着し、コンビニや銀行、郵便局などで代金を支払います。
商品を手元で確認した後に支払いを行うシステムのため、ECサイトでの購入に不安を覚える顧客も安心できる支払方法です。
また、クレジットカードをお持ちでないお客様でも利用できるため、購入層の拡大にも期待ができます。
後払い決済の仕組み
- 【後払いの仕組みと流れ】
-
- 1.消費者がECサイトで支払方法に後払いを選択する
- 2.事業者より注文情報をDGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス)へ通知・登録
- 3.与信結果をDGフィナンシャルテクノロジーから事業者へ通知
- 4.事業者から消費者へ商品を発送
- 5.配送時の伝票番号を事業者がDGフィナンシャルテクノロジーへ通知・登録
- 6.DGフィナンシャルテクノロジーから消費者へ請求書を送付
- 7.消費者がDGフィナンシャルテクノロジーへ支払いを行う
後払い決済を導入するメリット
ECサイト事業者が後払い決済を導入するとどのようなメリットがあるのか、以下に紹介します。
後払い決済を導入するメリット
- 幅広い顧客に対応できる
- 顧客の離脱を防止できる
幅広い顧客に対応できる
ECサイトで商品を購入する際には、クレジットカードで決済を行うのが一般的です。しかしクレジットカードを持っていない、またはクレジットカードを使いすぎるのが怖い、セキュリティに不安があるという顧客は一定数存在します。後払い決済なら、クレジットカードを利用することなく決済ができるため、安心して取引を行うことができるのです。
また、商品の現物を確認することなく先払いで購入することに、不安を覚えること顧客もいます。手元に商品が届いてから支払いを行う後払い決済は、先払いの決済方法と比較するとより安心して取引が行うことができる決済サービスと言えるでしょう。
顧客の離脱を防止できる
後払い決済では、購入に必要な情報の煩雑な入力が必要ありません。
クレジットカード番号や利用期限、プリペイドカードのコード番号などの情報を入力する種類の決済方法と比較すると、後払い決済はとてもスムーズに取引を完了できます。
スマートフォンの小さい画面での取引や、移動中の取引もストレスなく行える点はメリットと言えるでしょう。
DGフィナンシャルテクノロジーの決済サービスについて詳しく知りたい方はこちら
後払い決済を導入する前の注意点
後払い決済には、注意すべき点も存在します。ただし、これらのデメリットは決済代行サービスを利用することで回避することができます。
決済業務が増える
後払い決済を導入した場合、それに伴う決済業務が増加する点に注意が必要です。具体的には請求書の発行や入金管理、問い合わせ対応、未入金者への督促などが挙げられます。
ただし、後払い決済代行サービスを利用すればそれらすべてを代行してもらえるため、このリスクを回避できるでしょう。
未回収のリスクがある
後払い決済は、代金を支払う前に顧客の手元へ商品が届きます。そのため、商品を発送したのに料金を支払ってもらえず、代金が未回収になるリスクがゼロとは言えません。
クレジットカード決済と比べても未払いリスクの大きい決済手段なので、高級ブランドや家電、ゲームなど、転売されやすい商品では利用できないケースもあります。
しかしこのリスクも、後払い決済代行サービスを利用すれば回避できます。後払い決済代行サービスは顧客からの代金回収の前に代金を立替払いしてもらえるため、未回収という事態が発生しません。
後払い決済サービスの選び方のポイント
後払い決済サービスを手がけている企業は多くありますが、選ぶ際にはいくつかのポイントが存在します。導入後に思ったよりコストがかかってしまわないよう、以下のポイントを参考にしてください。
後払い決済サービスの選び方のポイント
- 利用限度額が商品に適しているか
- 入金サイクルが自社のキャッシュフローにあっているか
利用限度額が商品に適しているか
後払い決済代行サービスによって、顧客の利用限度額は異なります。
たとえば、比較的高額な(1万円以上など)商品が主力商品であるECサイトで、利用限度額が低い後払い決済サービスを導入してしまった場合、すぐに利用限度額に達してしまい、後払いを効果的に利用できないリスクがあります。
導入対象のECサイトで顧客が毎月利用される平均金額を調査し、その額より余裕をもった利用限度額のサービスを選択するのがよいでしょう。
入金サイクルが自社のキャッシュフローに合っているか
お客様が後払い決済を利用する場合、まず後払い業者の決済機関が利用代金を立替払いし、その後決済代行サービスを通して事業者へ入金を行います。後払い決済サービスによって、事業者へ入金が行われるタイミングはさまざまです。
【入金サイクル例】
- 15日締め末日払い
- 月末締め翌月末日払い
- 月末締め翌々月末払い など
導入の際は、お金の管理や資産繰りなどがしやすくなるよう、自社のキャッシュフローに合っているサービスを選びましょう。また、手数料に関しても確認が必要です。
後払い決済サービスはDGFTがおすすめ!
後払い決済サービスは、幅広い決済ニーズに応える総合決済プロバイダーであるDGフィナンシャルテクノロジーがおすすめです。
DGフィナンシャルテクノロジーが提供する後払い決済サービス「ベリトランス後払い」は、通販会社大手のニッセンと、後払い決済サービスを提供する株式会社SCOREのシステムを基盤にしています。
「ベリトランス後払い」には、主に以下のような強みがあります。
- 銀行や郵便局が近場になくても全国の主要コンビニでいつでも支払いが可能なため、顧客の利便性が大きく向上します。
- 審査を通過した注文代金についてはDGフィナンシャルテクノロジーが100%保証します。初回注文や高額注文(~55,000円)の顧客も後払いが利用可能です。また、顧客の支払い前に立替先払いを行うため、資金繰りの改善を実現できます。
- 与信審査や請求書発行、未払いに対する催促など、運用~請求・回収業務はすべて代行するので、事業者の請求の手間は一切かかりません。
- 他決済との後払い決済の一括導入が可能であり、同一のシステムで他の決済手段との一元管理が可能です。
後払い決済サービスの導入をお考えであれば、DGフィナンシャルテクノロジーの「ベリトランス後払い」をぜひ一度ご検討ください。
まとめ
ECサイトでのお買いものの際にクレジットカードが不要で、手元で商品を確認してから支払いができる後払い決済サービスの利用が増えています。導入する事業者にも多くのメリットがあり、新規顧客層の拡大や利用時の離脱防止などが期待できるサービスです。決済業務の増加や未回収リスクなど懸念点も存在しますが、後払い決済サービスを利用することで回避できます。後払い決済サービスを選択する際はいくつかのポイントを確認し、自社に合ったサービスを導入するようにしましょう。