端末レス決済サービス「Cloud Pay Neo」導入事例
端末レス決済サービスで「コスト削減」と「顧客満足度向上」を実現
[お話を伺った方] ※役職等は2024年10月時点
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
ホームソリューション事業部
家電サービス本部サービス戦略企画部
部長・楠 一寛様
家電品、空調機器、設備機器等の販売やエンジニアリング・保守サービスを提供する日立グローバルライフソリューションズ様。 DGフィナンシャルテクノロジーの端末レス決済サービス「クラウドペイネオ(Cloud Pay Neo)」を導入いただいています。
今回はクラウドペイネオ導入の経緯や、訪問修理サービスでの活用方法、さらに具体的な効果についてお伺いしました。
クラウドペイネオ活用方法
- ・訪問修理サービスでの活用:修理作業者がQRコードを提示し、顧客が自身のスマートフォンで読み取り、簡単に決済が完了。決済端末の通信環境に左右されることなくスムーズに決済が進むため、決済時のトラブルが解消される。
- ・端末レス決済によるコスト削減:決済専用端末の購入や故障時の交換といった費用が削減された。
- ・セキュリティ強化:顧客が自身のスマートフォンを使って決済するため、カード情報が外部に漏れるリスクを大幅に削減。修理作業者がカード情報に触れる必要がなくなり、より安心して利用できる決済環境を提供。
キャッシュレス化によるメリット
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目的
- ・現金取り扱いリスクの軽減
- ・顧客満足度の向上
- ・業務効率化の推進
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課題
- ・決済時の通信の不安定さ
- ・端末管理のコスト
- ・釣り銭の準備や入金などの現金管理のコスト
- ・支払い方法が限定的
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効果
- ・スムーズな決済体験を顧客に提供
- ・コスト削減
- ・顧客満足度の向上
- ・セキュリティリスクの低減
■ ご利用サービス
端末レス決済サービス「Cloud Pay Neo」について詳しく知りたい方はこちら
事業内容について
楠様:日立グローバルライフソリューションズ株式会社は、家電品、空調機器、設備機器などの販売やエンジニアリング・保守サービスを提供しています。
訪問修理サービスにおいて、決済専用端末によるクレジットカード決済に対応していましたが、複数の課題がありました。
導入前の課題
訪問修理サービスの現場で決済専用端末の通信不良や管理コストに課題
楠様:課題は大きく3つでした。 1つ目は、通信環境によってスムーズな決済ができないことです。決済専用端末を使った決済では、端末と修理作業者のタブレットをBluetoothで接続する必要がありました。
2つ目は、決済専用端末の管理にコストがかかっていたことです。新しい端末の購入にお金がかかることはもちろん、在庫管理や故障時の交換にも手間がかかっていました。
3つ目は、支払い方法が限られていたことです。導入していた決済専用端末はクレジットカード専用で他の決済手段は使えませんでした。お客さまが選べる決済手段は、クレジットカード決済、現金支払い、請求書払いの3つに限られていました。
しかし、世の中でキャッシュレス決済が普及するにつれ、「QRコード決済は使えないのでしょうか?」と、別の決済手段を求める声も、お客さまから多くいただくようになったのです。特に30代から40代を中心に、さまざまな決済手段のニーズが増えており、サービスの利便性向上のためには新しい決済ソリューションの導入が必要だと感じていました。
端末レス決済サービス「Cloud Pay Neo」について詳しく知りたい方はこちら
導入の決め手
顧客が自身のスマホを使って決済、カード情報が外部に漏れるリスクを大幅に削減
楠様:近年、クレジットカードの情報漏洩は大きな問題になっています。クラウドペイネオでは、お客さまが自身のスマートフォンを使って、QRコードの読み取りから情報の入力までをおこないます。
この方法では、スキミングのリスクがなく、安心してお客さまに決済いただける点が非常に魅力的でした。
修理作業者にとっても、お客さまのクレジットカード番号や暗証番号を見ないようにと、気を遣う必要がなくなり、よりスムーズかつ安全に決済手続きを完結できるようになりました。
クラウドペイネオ利用イメージ /
顧客のスマホでQRコードを読み込むだけで支払画面が立ち上がり豊富な決済手段が利用可能
導入後の効果
導入企業、修理作業者、顧客「三方よし」の決済ソリューション
楠様:訪問修理サービスにおける支払いの流れが非常にスムーズになりました。
QRコードを見せるだけで支払い手続きをしてもらえるため、当初の課題だった決済専用端末とタブレットの通信不良に悩まされることはなくなりました。修理作業者からも決済の流れがスムーズになり、仕事をより早く終えられるようになったという声をもらっています。さらに、現金の釣り銭の準備や現金保管のリスク、入金の手間が無くなったという声をいただいています。また、決済専用端末を持ち運ぶ負担や、紛失させたり壊してしまったりする心配からも解放され、楽になったとのことでした。もちろん、決済端末とタブレット間でBluetoothで繋がらないといった手間もなくなりました。
導入企業としては、決済専用端末の購入費用が修理作業者の人数分必要になりますが、その支払いが今後一切不要になります。また、すでに配布している決済専用端末の故障に伴う対応からも解放されました。現金の振り込み確認などの事務処理における管理工数も削減されています。
また、顧客満足度向上という点でも嬉しい効果がありました。
新しい決済手段が増えたことで、現金を用意しておく必要がなくなり、便利になったというお声や、QRコード決済を一部導入したことで、ポイント還元が受けられるようになり喜ばれることが増えました。スマホでの操作も簡単で、「修理業界もこんなに進んでいるのですね」と驚くお客さまも多いです。
業界ではまだキャッシュレス決済が普及しておらず、結果として「先進的な決済方法を取り入れている会社」として、我々の存在を認知いただけることにもつながっていると思います。
クラウドペイネオ利用イメージ
今後の展望
キャッシュレス化で顧客満足度向上と事業効率化を同時に叶える
楠様:クラウドペイネオを導入後、効果の大きさを実感していますので、さらなる活用を進めていければと考えています。
具体的には、現状は、クレジットカードをはじめ、一部のQRコード決済のみ対応していますが、今後は、他の決済手段も追加するつもりです。より多様な支払い方法を用意することで、お客さまの利便性向上に貢献できればと思っています。
キャッシュレス化はお客さまの利便性向上はもちろん、現金取り扱いに伴うリスクや手間の軽減ももたらします。顧客満足度向上と事業運営効率化、どちらにも効果のある取り組みを続けていければと思っています。
クラウドペイネオの導入により、顧客満足度向上と事業運営効率化を実現した日立グローバルライフソリューションズ。
クラウドペイネオは、さらなるお客さまの利便性向上とキャッシュレス決済の浸透に向けて取り組んでまいります。
端末レス決済サービス「Cloud Pay Neo」について詳しく知りたい方はこちら
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
事業内容: | 家電品、空調機器、設備機器等の販売及びエンジニアリング・保守サービスの提供、デジタル技術を活用したプロダクト・ソリューションの提供 |
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発足年月日: | 2019年4月1日 |
連結従業員数: | 約5,300名(2023年3月末現在) |
※掲載内容は、本事例の掲載日時点の情報です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
2024年11月12日掲載