ネットショップの作り方は?成功のコツを解説

      

更新日|2026/01/28

ネットショップの作り方は?成功のコツを解説

新しくネットショップを始めようとする場合、どのような手順で開業すればよいか気になる人もいるでしょう。

今回は、ネットショップの特性や開業の手順とともに、成功のコツや注意点も解説します。

この記事の目次

日本のBtoC-EC市場は、スマートフォンの普及や消費行動の変化を背景に、長期的な拡大傾向が続いています。
2025年の経済産業省の調査によると、2024 年の3分野合計の国内BtoC-EC市場規模は、26兆1,225億円となった。前年比で1 兆2,790 億円の増加となっています。

分野別でみると物販系分野の市場規模は、15兆2,194億円(前年比3.7%増)と緩やかに拡大が続き、サービス分野では、8 兆2,256億円(前年比9.43%増)と、今後もEC化が進んでいくことが示されています。

■BtoC ECの分野別伸び率
2023年 2024年 伸び率
総計 24.8兆円 26.1兆円 5.1%
物販系分野 14.6兆円 15.2兆円 3.07%
サービス系分野 7.5兆円 8.2兆円 9.43%
デジタル系分野 2.65兆円 2.68兆円 1.02%
■ネットショップの取引形態

ネットショップの取引形態は、大きくBtoC(企業対消費者)、CtoC(消費者対消費者)、BtoB(企業対企業)の3種類があります。これまでEC市場の拡大を牽引してきたのは主にBtoCでしたが、近年ではCtoCやBtoBも大きく成長しています

形態 概要
BtoC 企業と消費者の取引 ビックカメラ.com
無印良品
ユニクロ
CtoC 消費者間の取引
※間にサービスプロバイダーが販売システムを提供、または企業への委託販売を取ることもあり、CtoBtoCともいわれる。
メルカリ
ヤフオク!
ココナラ
akippa
BtoB 企業間の取引 アスクル
モノタロウ

ネットショップにはおもに2種類あり、1つは「独自のECサイトを立ち上げる」、もう1つは「ECモールに出店する」という方式です。どちらを選ぶか、それぞれの特徴を理解したうえで判断しましょう。

自社ECサイト構築

独自のサイトを立ち上げる方式の場合、選択肢は大きく分けて4つあります。「フルスクラッチ」「パッケージ」「オープンソース」「ASPサービス」のいずれかを選択し、ECサイトを構築することになります。

1.フルスクラッチ

フルスクラッチは、ネットショップの仕組みをすべて自社で開発する方式です。

ECサイトの仕様や機能を自社の要件に合わせて開発できるため、自由度が高く、他社と差別化しやすいという特徴があります。しかし、ECサイトの構築には専門の知識や技術が必要なため、気軽に始められるものではありません。メンテナンスも自社内で行わなければならないため、開発・維持費用が最も高くなる方式でもあります。

2.パッケージ

パッケージは、ネットショップ・EC専用のパッケージソフトを利用してショップを構築する方式です。フルスクラッチと比較すると開発費を抑えることができ、自由度もそれなりにあるため、多くの中~大規模の企業で採用される方式になっています。
ただし、提供会社によって標準機能やカスタマイズ範囲は異なるため、自社にあったサービスを選ぶことが重要です。

3.オープンソース

オープンソースは誰でも無料で利用・改変できるECパッケージを指し、EC-CUBEやMagentoなどが有名です。無料で提供されているパッケージを利用するため、初期費用を抑えられるのが最大の利点でしょう。ただし、不具合やセキュリティの保証はされていないため、すべてが自己責任になってしまう点には注意が必要です。メンテナンスも自社で行わなければなりません。

4.ASPサービス

ASPサービスは、月次利用料を払い、クラウド上のカートサービスを利用する方式です。BASEやカラーミーショップなどのサービスがこれに該当します。他の方式と比べコストも抑えられ、構築までの時間も短く、メンテナンスを自社で行う必要もありません。ただしカスタマイズ性に欠けるため、独自性を出すのが難しい点に注意が必要です。

どの方式が最適かは、ネットショップ開設の予算や準備期間などに応じて変わります。自社の状況と照らし合わせながら選ぶことが重要です。

ECモールへの出店

ECモールは、「テナント型」と「マーケットプレイス型」の2種類に分けられます。

テナント型は、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ECモール内に出店し、店舗の管理と運営は事業者が行います。一方、マーケットプレイス型はAmazonのように商品情報のみを掲載し、モールからの受注通知をもとに事業者が出荷する方式です。どちらが良いかは自社の状況に合わせて検討しましょう。

こうした出店方法のメリットは、出店料や手数料を払う代わりに、すでに構築済みのシステムを活用できる点にあります。そのため開業までの初期投資が小さく、短期開業が可能です。また、大手ECモールが持つ集客力も利用できます。

ただし、ランニングコストとして各種費用や手数料などの負担がある点には注意が必要です。売上や利益に関わらず費用が発生するモールもあるため、売上げが少ない場合は赤字になる可能性もあります。

大手ECモールでは、他社が同じ商品を販売しているというケースもあり、ユーザーに比較されやすいため、価格競争に陥ることも少なくありません。メリットとデメリットを比較した上で、出店を考えることが重要です。

ここまで解説した内容を比較表として掲載しますので、参考にしてください。

■ネットショップ開業の方式5種類比較表 (1)
自社EC
スクラッチ パッケージ オープンソース
運営元 自社
インフラ 自社契約・運用
ドメイン 独自ドメイン
構築期間 半年~ 3ヶ月~ 3ヶ月~
初期費用 高額
(数千万円~)
高額
(数十万円~)
比較的安価
(数万円~)
月額費用 高額
インフラ費用+システム保守費+付加サービス料
高額
インフラ費用+システム保守費+付加サービス料
高額
インフラ費用+システム保守費+付加サービス料
メリット
  • 自社要件に合わせた構築が可能
  • 自社独自の施策が可能
  • フルスクラッチに近い拡張性、カスタマイズ性がありつつ、パッケージのため低コスト、短期間で構築可能
  • 自社独自の施策が可能
  • 拡張性、カスタマイズ性があるが、ライセンス費がかからずスクラッチ・パッケージに比較して構築費が安価
  • 自社独自の施策が可能
デメリット
  • 構築のコスト・時間が大幅に必要
  • 運用にも多額のコストが発生
  • 自社でのインフラ・システムの運用が必要
  • 自社で集客が必要
  • 構築のコスト・時間が必要
  • カスタマイズに費用がかかる
  • 運用にも一定コストが発生
  • 自社でのインフラ・システムの運用が必要
  • 自社で集客が必要
  • 構築のコスト・時間が必要
  • カスタマイズに費用がかかる
  • 運用にも一定コストが発生
  • 自社でのインフラ・システムの運用が必要
  • 自社で集客が必要
サービス例
  • ebisumart
  • Commerce21
  • EC-CUBE
  • Magento

※期間や価格はあくまで参考値です。

■ネットショップ開業の方式5種類比較表 (2)

自社EC ショッピングモール
ASPサービス
運営元 ASPサービス ショッピングモール
インフラ ASPサービスが運用 ショッピングモールが運用
ドメイン ASPサービスのドメイン、サービスにより独自ドメインも可能 ショッピングモールのドメイン
構築期間 1ヶ月~ 1ヶ月~
初期費用 安価
(0円~数万円)
安価
(0円~数万円)
月額費用 安価
月額利用料+売上課金+付加サービス料
安価
月額利用料+売上課金+付加サービス料
メリット
  • コストが安く、すぐ導入できる
  • システム・インフラ運用保守が不要
  • コストが安く、すぐ導入できる
  • システム・インフラ運用保守が不要
  • 集客力が強い
デメリット
  • 運用に一定コストが発生
  • カスタマイズ性に欠ける
  • 自社で集客が必要
  • 運用に一定コストが発生
  • カスタマイズ性に欠ける
  • 自社独自の施策が不可能
  • モール内の競合店との差別化が必要
サービス例
  • BASE
  • Shopify
  • Stores.jp
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング

※期間や価格はあくまで参考値です。

ネットショップ開業におすすめのサービスはどれ?

■小規模で初期費用を抑えたいならASPやショッピングモール

「初期費用を抑えてスモールスタートしたい」というケースや「デザインやブランディングにこだわらない」というケースならASPサービスやショッピングモールの利用が適しています。

ASPを選べば、サービス提供側のインフラやシステムを利用しながら手軽に自社ECサイトを構築可能です。システム保守や運用に対する負担も軽く、初期費用も安く済むため、初めて自社ECサイトを開設したい場合におすすめといえます。

ショッピングモールサービスの場合はASPと同様、手軽にネットショップを開業できるだけでなく、集客にかける手間も軽減できます。Webサイト構築やマーケティングに労力をかけられない事業者や、ノウハウがないといった事業者におすすめです。主に、月商数百万円から1億円程度のネットショップに適しています。

一方、これらのサービスは売上に対して一定の割合で販売手数料やシステム手数料が発生する仕組みのため、月商が高くなるほどランニングコストがかかります。

また、基本機能は無料のサービスもありますが、必要な機能をオプションで追加すると結局は割高になってしまうケースもあります。事前に必要な機能を確認して、中長期的な総費用を試算するのがポイントです。

■中~大規模ネットショップを開設するなら独自ECサイトの構築

オリジナルのデザインやコンテンツ、機能を盛り込みたいなら、オープンソース型・パッケージ型・フルスクラッチといった方法で自社独自のECサイトを制作するのがおすすめです。月商1億円を超える中~大規模事業者に適しています。

会員証やポイントシステムを実店舗とECサイト間で連携させるなど、オムニチャネル戦略に対応した機能の追加も可能です。パッケージやオープンソースでも、フルスクラッチ(全てゼロから構築する手法)に近いカスタマイズ性があり、比較的短期間で構築できるサービスも出てきています。

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ネットショップを開業するためには、さまざまな手順を踏みます。ここではネットショップ開業に必要なものや具体的な手順を7つに分けて解説します。

ネットショップ開業に必要な手順

  1. コンセプトや要件を固める
  2. 商材の決定・仕入れ
  3. 自社で採用するネットショップの形式を決める
  4. インフラ環境の整備
  5. 決済手段の決定と導入
  6. サイトの構築
  7. 各種届出や法令への対応

コンセプトや要件を固める

まずはECサイトのコンセプトを固めなければなりません。コンセプトとは、販売する商品に合わせたターゲットを明確にし、どの価格帯でどんな商品・サービスを提供するかを選択することです。
EC市場で比較的ニーズが高いジャンルとして、以下が挙げられます。

  • 食品・飲料
  • アパレル・ファッション
  • コスメ・美容関連
  • 日用品・雑貨
  • デジタルコンテンツ

どのようなコンセプトを持ってEC事業を始めるかは、事業の成否を決める重要なポイントになるため、じっくりと考えた上で決定する必要があります。コンセプトを明確にし、ECサイトの具体的な内容やコンテンツの種類、デザインおよび機能を決めていくことが大切です。

商材の決定・仕入れ

次に何を売るのか決めましょう。トレンドや季節の移り変わりを意識しつつ、中長期的な販売計画や梱包・発送までの一連の流れをイメージすることがポイントです。

商材はメーカーや卸問屋から仕入れる以外に、さまざまなインターネット仕入れサービスも増えており、商材を選択する自由度が高くなっています。

自社で採用するネットショップの形式を決める

取り扱う商品やサービスの内容も含めたネットショップのコンセプトを決め、自社の予算などを考慮しながら、先述したECサイト構築・出店の種類からどの方式でECサイトを展開するのかを決めるようにしましょう。

選定の際には、「コスト」「機能充実度」「セキュリティ」「サポート体制」などをポイントに、自社に合った構築・出店方式を探すことが重要です。新しくネットショップを立ち上げる場合には、低コストでスピーディーに展開できるECモールやASPカートで、トライアル出店をする方法も検討してみると良いでしょう。

インフラ環境の整備

自社で独自のECサイトを構築する場合、インフラ環境も整えていかなければなりません。ECモールやASPサービスを利用するケースでは、この手順は不要です。

自社のネットショップを独自で開業するなら、サーバの確保や独自ドメインの取得は必須となります。

サーバには自社のためだけに構築する高コスト・高カスタマイズ性の専用サーバと、ほかのサイトと共用する低コスト・低カスタマイズ性のレンタルサーバがあります。取り扱う商品の数や会員数、PV数(サイト訪問者数)などをもとに必要なスペックを決めていくと良いでしょう。

■専用サーバ
専用サーバ
■レンタルサーバ
レンタルサーバ

ユーザー情報など、個人情報を取り扱うことになるため、適切なセキュリティ対策がなされているかを確認し、必要であればセキュリティサービスを追加することも重要なポイントです。ECサイトにとって情報管理はとても重要な要素ですから、しっかりとセキュリティ対策を行わなければなりません。

決済手段の決定と導入

ネットショップでは、コンセプトで設定したターゲットに合わせて決済手段を提供する必要があります。どれだけ商品が魅力的であったとしても、希望する決済手段が利用できなければ、ユーザーが離脱することもあるからです。複数の決済手段を用意し、ユーザーを取りこぼさないようにする必要があります。

総務省の調査では、個人によるインターネット上の取引で最も利用されている決済手段は「クレジットカード決済」で、79.7%の人が利用していると回答しています。次に多いのは「コンビニ決済」で40.5%、続いて「代金引換」が25.2%です。ほかにも銀行決済やキャリア決済、電子マネー決済などのオンライン決済が利用されているという結果が出ています。

■オンラインでの各決済手段の利用割合(2019年、複数回答)
インターネットで購入する際の決済方法(複数回答)

出典:総務省『令和2年版 情報通信白書|インターネットの利用状況』

こうした利用状況を考えた場合、ネットショップを開業するにあたり、まずはクレジットカード決済の導入は不可欠だといえるでしょう。また、コンビニ決済と代金引換、銀行決済まで導入すれば、ほとんどのユーザーをカバーできるでしょう。

ただし、何種類もの決済手段を独自に導入するのは簡単ではありません。決済代行会社を利用することで、ECに必要な決済手段を一括で導入することができます。独自に導入する場合も、決済代行会社を利用する場合も、決済サービスの導入には契約や審査にある程度の時間がかかるため、導入を決めたらなるべく早く申請を行うことが重要です。

サイトの構築

ネットショップの構築・出店形式と決済手段が決定したら、実際にネットショップの構築を行っていきます。大まかな流れとしては、まず情報設計を行い、デザインを決めてからコンテンツ制作へと進み、テストを行った後に公開となります。

最初に行う情報設計では、ターゲットのネットショップ内における行動を想定し、「どこに何を掲載するか」「どういった階層構造にするか」といった点を決めます。

必要なコンテンツを階層で整理した「コンテンツマップ」や、各ページのどこにどのような要素を配置するかを決める「ワイヤーフレーム」を作成していきます。これはユーザーにとって利用しやすいネットショップの構造を考える作業でもあるため、しっかりとした設計が欠かせません。

設計の際には、PCでの利用だけではなくスマートフォンからのアクセスも意識する必要があります。スマートフォンからのユーザーの利便性を高めることで、さらに広いユーザー層に届くサイト作りが可能です。

デザインの段階ではコンセプトに沿って、全体の配色やボタン、パーツやフォントなどを決めていきます。サイトイメージを統一し、ブランドイメージを体現できるようにすることが大切です。ただし、ECサイトにおいてはデザイン性よりもユーザーの利便性のほうが優先されるので注意しましょう。

デザインのコストや時間を抑えたい場合は、デザインのひな型となるテンプレートを利用するのも有効です。有料のものだけではなく、無料のものもあるため、予算に合わせて選ぶと良いでしょう。

サイトに掲載する商品情報は、ユーザーが購入を決めるための重要な要素のため、魅力的な商品画像や商品説明文の準備が求められます。事前に「商品名」「価格」「説明文」「画像」などの情報を一括登録しやすいデータで整理しておくと、実際に掲載する際に便利です。

ワイヤーフレーム/コンテンツマップ

各種届出や法令への対応

中古品の買取販売なら古物商許可、食品の販売なら食品衛生法に基づく営業許可など、扱う商材によっては所轄の警察署や保健所に許可申請が必要なケースがあります。

また、ネットショップでの販売は特定商取引法が適用されるため、特定商取引法に基づく表示(必要的記載事項)をサイト内に記載しましょう。

特定商取引法について詳しく知りたいという方は下記の消費者庁のサイトをご参照ください。

消費者庁『特定商取引法ガイド|特定商取引法とは』

ネットショップは開業さえすれば良いというものではありません。きちんと利益を出すためにも、成功するためのポイントをしっかりと押さえておきましょう。どのような点を意識すべきか、詳しく解説していきます。

情報提供の仕方を工夫

ネットショップでは、ユーザーに購入してもらうための情報提供が特に重要であり、そのための工夫を凝らす必要があります。実店舗とは異なり、スタッフの顔や商品を直接見ることができないため、安心して購入してもらえるように情報発信を行いましょう

商品やサービスの魅力をわかりやすく伝えるために、詳細な説明文や複数の商品写真を用意するだけではなく、動画なども活用して情報提供を行う必要があります。アピールポイントとなる商品の特徴やサービス内容なども、もれなく伝えることを意識すると良いでしょう。そうすることで、商品価値を正しく認識してもらえるようになります。

販売担当者や開発者、生産者の顔写真やコメントなどがあると、商品・サービスへのイメージを膨らませやすくなり、ユーザーへ親近感と信頼感を与えます。新商品や季節の商品をピックアップしたりテーマ別の特集を展開したりするなど、商品を発見してもらうための仕掛け作りも大切です。

さらに、購入方法を説明する「ご利用ガイド」や問い合わせ先、規約および補償内容といった情報やポリシーも充実させ、なるべくわかりやすい場所に表示することでECサイトの信頼性が向上します。

集客の対策

ネットショップは販売する商品やサービスが優良であれば、人気になるというものではありません。ネットショップをできる限り多くの人に認知してもらわなければ、うまく集客できないからです。

インターネット上の集客方法には、検索エンジン、SNS、口コミなどさまざまな経路があります。

検索エンジン経由でユーザーを獲得するには、検索の上位表示を狙うSEO(検索エンジン最適化)対策が必要です。SNSを経由した集客を狙うのなら、SNSで自然と話題にされるような商品やプロモーションを提供したり、拡散を狙った斬新なコンテンツを発信したりすると良いでしょう。

ほかにも、外部サイトやブログとやりとりをして、自社のネットショップを紹介してもらう方法やアフィリエイト広告の掲載を依頼する方法もあります。外部サイトやブログへ情報掲載してもらう方法は、有料掲載の定めがない限りは原則無料で依頼することが可能ですが、個々の運営者と個別に連絡を取り調整しながら掲載準備を進める必要があります。

またアフィリエイト(成果報酬型広告)は、ASPと呼ばれるアフィリエイト事業者を通じて複数のサイトに広告を掲載し、それらのサイトを通じて商品の購入が行われた時に初めて報酬を支払う形となっています。

そのため、費用対効果に見合った形で広告掲載を行うことが可能ですが、サイトへ支払う報酬額が低すぎる場合には掲載が全く行われない可能性もあります。また、ASPによっては初期設定費用が必要な場合もあります。

近年のネットショップ集客では、SEOや広告運用に加え、生成AIの普及を背景とした新たな対策にも注目が集まり始めています。検索エンジンだけでなく、生成AIが情報源として参照するWebコンテンツの最適化を意識した「AIO(AI Optimization)」という考え方も登場しており、商品情報やFAQ、ブランドの強みを分かりやすく構造化して発信する重要性が高まっています。今後は、従来の検索流入だけでなく、AIによる回答・要約を通じた接点も見据え、正確で信頼性の高い情報を継続的に発信することが、集客力強化につながると考えられます。

集客の対策

リピートの仕組み作り

ネットショップでは、リピート客を獲得する仕組みが重要になります。

経済学では、顧客全体の2割の優良顧客が売上の8割を上げているといわれています。

また、新規顧客を獲得するよりも、優良顧客にアプローチするほうが多額の販促費を必要とせず、効率的に収益を上げることができるでしょう。何度も繰り返しショップを利用してくれるユーザーは、SNSなどを通じて口コミでの情報拡散をしてくれる可能性が高く、それが新規ユーザーの獲得につながります。

リピート客を獲得するには、商品・サービスそのものの魅力に加えて、記憶に残るような強いアピールポイントを作らなければなりません。ただし、単純に商品やサービスの質が高いだけでは、ユーザーに忘れられてしまうこともあります。そこで、定期的にメールを送るなど、ユーザーに思い出してもらえるように「リマインド」を行う工夫も大事です。

決済においては、初回利用時のクレジットカード情報の登録のみで2回目からのカード情報の入力を省略できる機能を搭載すれば、リピーターの利便性を高めることが可能です。

リピートの仕組み作り

ユーザーの使いやすさを追求する

ネットショップでは、商品の魅力だけでなく「使いやすさ」が購入率に直結します。ページ表示速度、スマートフォンでの操作性、購入までの導線が分かりやすいかどうかは特に重要です。また、決済画面での入力負荷やエラーの少なさも、離脱防止の観点で欠かせません。ユーザー視点でのUI・UX改善を継続することが、長期的な成功につながります。

ネットショップの開業にあたっては7つの手順があることをご紹介しました。

まず始めに店舗のコンセプトや要件を定め、続いて独自サイトの構築か、モールへの出店かのいずれかを選びます。そして、セキュリティ対策を含むインフラの構築と、ユーザーニーズに応じた決済手段を選び、いよいよサイトの構築という流れになります。

中でも、サイト自体の利便性を高め、ユーザーの離脱防止にもつながる決済手段の選定はこれらのプロセスの中でもきわめて重要な要素の一つといえるでしょう。

DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)が提供する決済サービス「VeriTrans4G」はネットショップ向けに数多くの決済手段を提供しており、不正検知ソリューションなどのセキュリティ対策も多数ご用意しています。

『ecbeing』、『ebisumart』、『Commerce21』など、国内で多数利用されているECパッケージや、導入数国内最大規模のオープンソースECパッケージ『EC-CUBE』など、各種ECパッケージにも決済サービスを搭載・連携しています。安全かつ利便性の高い決済システムのご提供に加え、グループ会社のDGビジネステクノロジーが提供するEC構築、運用ソリューションをパッケージ化し、EC事業の立ち上げから運用まで総合的にサポート可能です。ネットショップの開業をご検討なら、ぜひDGFTにご相談ください。

公開日 2020/01/20

      
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