更新日|2026/01/26
サービスの利用期間に対して定額の料金を支払うサブスクリプション(サブスク)といわれるビジネスモデルが普及しています。特にAmazonプライムやNetflixなどが会員数を大きく増やしていることから、サブスクリプションモデルのデジタルコンテンツの立ち上げを検討されている事業者も多いのではないでしょうか。
この記事の目次
サブスクリプションモデルのデジタルコンテンツサービスで導入したい支払い方法
サブスクリプションモデルのデジタルコンテンツサービスを始めるにあたりそろえておきたい決済手段3種を一覧化してご紹介します。
| 決済手段 | ①クレジットカード決済 | ②キャリア決済 | ③ID決済 |
|---|---|---|---|
| 代表的なサービス | ![]() |
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| 決済方式 | 決済画面にてカード番号・セキュリティコード/パスワードを入力 | 各キャリア画面から ID・パスワードと暗証番号を入力 |
各サービス認証画面からID・パスワードを入力 |
| 主たるユーザー層 | 20代、30代、40代、50代 | 10代、20代、30代、40代、50代 | 10代、20代、30代、40代 |
| 初期費用・決済手数料 | 各決済代行業者や決済提供企業によって異なる | ||
| 契約方式 |
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| 導入日数 | 約3週間~4週間 | 4~8週間 | 約4週間 |
| メリット |
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| デメリット |
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それでは、各決済手段をひとつずつご説明します。
①クレジットカード決済はECで最も多く使われている決済手段
メリット:
- オンラインショッピングで最も多く利用されている決済手段
- クレジットカードのポイントを貯めたいユーザーに喜ばれる
デメリット:
- 決済画面でカード情報の入力が必要
- カード有効期限切れへの対応が必要
クレジットカード決済はサブスクリプション型のサービスを開始するにあたり必須で導入したい決済手段です。
なぜなら下記グラフの通り、ECサイトでの決済のうち8割近くがクレジットカードで決済されており、もっとも多く利用されている決済手段だからです。そして、今後もクレジットカードでの決済の比率は高まっていくことが予測できます。
①クレジットカード決済のデメリットは初回決済の際にカード情報入力の手間が発生することです。
また、クレジットカードには有効期限があり、有効期限切れのカードは引き落としできないため、ユーザーに再度カード情報を入力してもらうかカード情報の更新機能を備えている決済代行会社を利用する必要があります。
②キャリア決済導入で若年層のユーザーの取り込みを
メリット:
- キャリアの登録ID・暗証番号でセキュアに簡単に支払いが可能
- クレジットカードを持っていないユーザーも利用可能
- 各キャリアのポイントを貯めたいユーザーに喜ばれる
デメリット:
- 利用限度額がある
②キャリア決済とはサービス料金をdocomo、au、SoftBankなど通信キャリアの携帯電話料金とまとめて支払う決済手段です。ID・パスワードと暗証番号のみで支払いが完了します。
メリットは、利用者がECサイト内でクレジットカード情報を入力しないため事業者、利用者双方ともセキュアに決済が完了できることです。また、キャリア契約時のIDと暗証番号を使用するためクレジットカード情報や個人情報を入力することなく簡単に決済が完了します。
さらに、クレジットカードを利用していない消費者に対しても継続的な課金が可能となり、10代~20代前半の学生など若年層をユーザーとして取り込むことが可能です。
総務省のデータによると、ネット系動画メディアの視聴時間は若年層になるほど多くなっているため、②キャリア決済を導入することで若年層の囲い込みを目指しましょう。
出典:総務省情報通信政策研究所『平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>』
デメリットは①クレジットカード決済に比べ利用限度額が低く設定されていることです。そのため、料金設定には注意が必要です。
代表的なキャリア決済の利用限度額は下記表のとおりです。
| サービス名 | 利用限度額 |
|---|---|
| d払い | 電話料金合算払い:10,000円~100,000円/月 ドコモ口座充当:500,000円(口座受け入れ限度額) ※詳細な限度額はこちらからご確認ください。 |
| au PAY(auかんたん決済) | 10,000円~100,000円/月 ※詳細な限度額はこちらからご確認ください。 |
| ソフトバンク まとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い | 2,000円~100,000円/月 ※詳細な限度額はこちらからご確認ください。 |
③ID決済はオンラインサービスとの親和性が高い
メリット:
- 各サービスの登録ID・パスワードでセキュアに簡単に支払いが可能
- オンラインサービスの使用頻度が高いユーザーの取り込みが可能
デメリット:
- クレジットカード決済に比べ、ユーザーが少ない
- 利用限度額がある
ID決済とは大手サービスのユーザーIDとパスワードのみで支払いできる決済手段のことです。代表的なサービスとして、Amazon Pay、PayPay、メルペイなどがあります。スマホアプリやオンラインサービス運営企業が提供しているケースが多く、日頃からオンラインサービスの利用頻度が高いユーザーが多いのが特徴と言えるでしょう。メリットは、IDとパスワードのみで支払いが完了するので、②キャリア決済と同様、煩わしい入力手続きが必要なく、セキュアに簡単に支払いが完了することです。
デメリットはサブスクリプション型の決済に対応している③ID決済サービスの数が限られていること、また、①クレジットカードに比べ、利用限度額が低く設定されているという点です。
そのため、サブスクリプションサービスにID決済を導入する場合は各ID決済サービスのユーザー層を踏まえた上で、自社サービスのユーザーに適している決済手段を選ぶ必要があります。
④コンビニ決済は幅広い年齢層の流入が可能
教育系サブスクリプションや毎月の利用料金が一定のサービスでは、コンビニ払込票が根強いニーズを持ちます。クレジットカードを持たない層や、家計管理を現金中心で行う利用者に適しており、決済方法の選択肢を広げる役割を果たします。特に「保護者が支払うケース」「契約者と利用者が異なるサービス」との相性が良い点は特徴的です。
利用者が支払いを忘れた場合に未納が発生しやすく、サービス利用停止や督促オペレーションが必要になるという運用負荷がある点は考慮しましょう。
⑤銀行口座振替はサブスクリプションモデルと相性が良い
銀行口座振替は、サブスクモデルと最も相性がよい決済手段のひとつです。毎月自動で引き落としされるため、未払いリスクが低く、利用者にとっても支払いの手間がありません。近年はオンライン完結で口座情報を登録できる「Web口座振替」や、即時口座接続を可能にするAPI型の仕組みも普及しており、申込時のハードルは大幅に下がっています。
DGフィナンシャルテクノロジーの決済サービスについて詳しく知りたい方はこちら
どの決済手段を導入したらよい? 4つのポイント
サブスクリプションモデルのデジタルコンテンツサービスにおすすめの決済手段を紹介しましたが、なるべく多くの決済手段をそろえておくことでユーザーの離脱を防ぐことをおすすめします。
なぜなら下記グラフの通り、EC利用時に希望の支払い方法がなかった場合、半数以上の利用者がそのECサイトでの購入を中止しているからです。

※ロイヤリティマーケティングを通じた当社調査。全国の15~69歳の一般男女1200名を対象としたインターネット調査(2015年)より
サブスクリプションでは、最初の申込率(CVR)だけでなく、毎月の課金成功率、ユーザーの年齢層、サービスの価格帯など、複数の要素を考慮する必要があります。
下記では決済手段を導入する際のポイントを4つご説明します。
(1)サービス利用者の年齢層をチェック
立ち上げるサイトはどんな年齢層の利用者がターゲットになるか想定してみましょう。年齢層により利用する決済手段が異なります。
上記3つの決済手段の中でもクレジットカードの導入は必須となるでしょう。
なぜなら、先述したとおりECサイトでの決済のうち7割がクレジットカードで決済されており、もっとも多く利用されている決済手段だからです。
10代をターゲットにしたコンテンツを配信したい事業者はクレジットカードを持っていないユーザーも利用できるキャリア決済やID決済を導入するのがおすすめです。
各決済手段の利用ユーザー層は下記のとおりです。
- ①クレジットカード決済:20代~50代
- ②キャリア決済:10代~50代
- ③ID決済:10代~40代
(2)無料期間を設けるか決めよう
無料トライアルの有無は決済手段の選定に直結します。無料期間を設ける場合は、初回登録のハードルが低い決済手段(クレジットカード、ID決済)を優先することで申し込み率が向上します。
もし「初回月は0円」といったようにサービス申し込みの月と課金開始月をずらしたいのであればクレジットカード決済で対応できます。
(3)決済手段の契約方式をチェックしよう
決済手段の契約方式には決済手段を提供している企業との直接契約方式と決済代行会社を通しての契約(包括契約方式)があります。
新規でクレジットカード決済の導入を検討する事業者は決済代行会社との包括契約がよいでしょう。
なぜなら、決済代行会社と包括契約をすることで、個別に決済提供企業と契約するケースと比べ手数料や導入の交渉を行う時間とコストを省くことができるからです。
決済手段を導入するには各決済手段提供企業からの審査を受け、契約をする必要がありますが、この手続きを決済代行会社が代わりに一括して行います。
決済手段の導入に関しても、決済代行会社のサービスを導入すれば複数の決済手段が一度に導入でき、各決済手段とサイトを接続するため個別に開発を行うよりもコストの削減になります。
しかし、②キャリア決済や③ID決済は直接契約しか認めていない決済手段提供企業がありますので、こちらも検討されている決済代行会社への確認が必要です。
直接契約しか認めていない②キャリア決済、③ID決済を導入したい場合、包括契約可能な決済手段をまとめて決済代行会社経由で導入し、直接契約のみの企業とは個別に契約を結ぶこととなります。
(4)それぞれの決済手段にかかるコストを確認しよう
①クレジットカード決済、②キャリア決済、③ID決済の決済手数料は異なっています。
また、具体的な導入費用や決済手数料は決済代行会社や決済手段提供企業によって違いますので、数社に見積もりを取られることをおすすめします。
決済手数料とは、ユーザーの決済金額に対して決められた割合に応じて事業者から決済代行会社あるいは決済提供企業に支払う金額のことです。
サブスクリプションサービスで決済を導入する際の注意点
サブスクリプションサービスではその特性上、気をつけるべき点が2点あります。
(1)サービスの金額は毎月一定で変わることはないか
月額が一定であれば処理フローは安定しますが、従量課金など金額が変動する場合は決済に失敗しやすくなります。ユーザーへの通知設計、上限金額の設定、リトライ処理など、追加の仕組みづくりが必要です。
(2) クレジットカードの有効期限への対応
先ほどクレジットカードのデメリットの部分で前述しましたが、クレジットカードの課金で課金失敗となるケースで多い理由はクレジットカードが期限切れになったというものです。
この場合、ユーザーにカード情報を再度入力してもらうか、カード情報更新機能を備えている決済サービスを利用し、カード情報を自動更新することが必要です。VeriTrans4Gはオプション機能でカード情報更新機能を提供していますのでお気軽にお問い合わせください。
(3) セキュリティ対策を行う
セキュリティは最重要項目です。本人認証の厳格化、不正利用防止、決済情報の適切な保護が求められます。特にクレジットカード決済では、不正利用対策としてEMV3ーDセキュアの導入が推奨されており、加盟店にとってもチャージバック(利用者からの異議申し立て)リスクを軽減できるメリットがあります。また、PCI DSS(国際カード業界のセキュリティ基準)への準拠は、顧客データ保護の観点でも欠かせません。
サブスクリプションモデルでは毎月継続的に決済が発生するため、一度不正が起きると長期化しやすく、被害が拡大する傾向があります。安全性を担保するためにも、決済代行会社やプラットフォームのセキュリティ要件をしっかり確認することが大切です。
DGフィナンシャルテクノロジーの決済サービスについて詳しく知りたい方はこちら
キャリア決済の利用が増加している理由
キャリア決済は近年、国内で利用者数が大きく伸びています。その背景にはスマートフォン普及率の上昇に加え、クレジットカード保有率の頭打ちがあります。特に10〜20代の若年層では「スマホは持っているがカードは持っていない」という層が増えており、アプリ・ゲーム・動画配信などデジタルコンテンツにおける購買手段としてキャリア決済の存在感が高まっています。
キャリア決済の導入メリット
メリット①:カード非保有層を確実に取り込める
クレジットカードを保有していない層へリーチできる点は、キャリア決済の最大の強みです。特に学生・未成年・若年層に強く、アニメ・音楽・ゲームなどのデジタルコンテンツ系サブスクでは顧客獲得チャネルとして欠かせません。スマホさえあれば決済が完結するため、初回申し込み率の高さにも直結します。
メリット②:都度パスワード不要でCVRが高い
キャリア決済は、ユーザーが普段使っているキャリアアカウントを利用するため、メールアドレスやカード番号を入力する必要がありません。本人認証もシンプルで、手続きにかかる時間が短いため、申込フォーム離脱率を大幅に下げる効果があります。特にスマホアプリ経由の申し込みでは、ワンタップに近い体験がCVR向上に直結します。
メリット③:課金成功率が高く継続率の向上につながる
「通信キャリアの利用料金とまとめて請求」される仕組みのため、決済失敗が起きにくい点が特徴です。クレジットカードに比べ、限度額・有効期限・カード更新などの要因で失敗する可能性が低く、月額課金の継続率改善に寄与します。長期継続が収益を左右するサブスクモデルでは、大きなメリットといえます。
キャリア決済の導入デメリット
一方で、キャリア決済にはコスト面や審査面の課題もあります。メリットと合わせて理解しておくことが重要です。
デメリット①:手数料が高めになる
キャリア決済はクレジットカードに比べて手数料率が高い傾向があります。サービス価格が低い場合や利益率が薄いモデルでは、コストインパクトを考慮する必要があります。
デメリット②:キャリア側の審査・規制の影響を受ける
通信キャリア側の審査や年齢制限、利用限度額の設定など、各キャリアのルールが導入に影響します。サービス内容によっては利用制限がかかるケースもあるため、事前の確認が必須です。
サブスクリプションの決済は実績豊富な決済代行会社に相談しよう
デジタルコンテンツのサブスクリプションサービスを開始するにあたり、導入したい決済手段2つのメリット・デメリットと導入のポイントを解説しました。
決済手段は幅広く取りそろえることでユーザーの離脱を防ぐことができますので、さまざまな決済手段を一括で導入できる決済代行会社の利用を検討されてはいかがでしょうか。
また、一度サービス開始してしまうと運用を簡単に変更しにくいのがサブスクリプションサービスです。そのため、サービス企画段階からサブスクリプションサービスへの導入事例が多い決済代行会社に早めにご相談されることをおすすめします。
DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)ではサブスクリプションに適した継続課金システムをご提供
DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)では、サブスクリプション型ビジネスに適したさまざまな決済手段やサービスをご提供しています。
クレジットカード決済
キャリア決済
ID決済
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このようにDGFTでは、サブスクリプションサービスに適したさまざまな継続課金システムを事業者様のご要望に沿ってご提案可能です。安定的かつ効率的な決済サービスをお求めの事業者様は、ぜひご相談ください。
公開日 2019/02/14



