マルチ決済サービス「VeriTrans4G」導入事例
オンラインチケット販売でクレジットカードに加えPayPay、楽天ペイを導入。
VeriTrans4Gの優れた拡張性が、新たなサービス展開の実現を後押し。
[お話を伺った方] ※役職等は2025年2月時点
株式会社Pioneerwork
Earth Hopper Director
井上慶 様
全国のスキー場を中心にアウトドアスポーツ施設利用券とクーポンがセットになった、国内で数少ない定額制の周遊パスサービス「earth hopper(以下、アースホッパー)」を提供するPioneerwork様。
DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)が提供するマルチ決済サービス「VeriTrans4G(ベリトランスフォージ―)」を導入いただいています。
今回はVeriTrans4G導入のきっかけや、アースホッパーでの利用方法、導入後の効果についてお伺いしました。
VeriTrans4G活用方法
- ・オンラインチケット販売:自社のチケット販売サイトからVeriTrans4Gを利用し簡単にオンライン決済でチケット購入。
クレジットカードに加え、PayPayや楽天ペイでの決済に対応。 - ・スキー場に設置されている自動発券機と新たに連携。窓口レスでリフト券が発券可能に。
キャッシュレス化によるメリット
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目的
- ・スキー場の自動発券機と決済システムと連携
- ・デポジットなど少額の支払いに対応
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課題
- ・支払い方法が限定的
- ・決済システムと自社サービスのシステム連携が複雑
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効果
- ・スムーズな決済体験を顧客に提供
- ・管理画面上で支払い状況がより可視化され、社内管理工数が低減
■ ご利用サービス
PayPay、楽天ペイなどコード決済、クレジットカード決済導入をご検討の方はこちらから
事業内容について
井上様:アースホッパーは、スキー場のリフト券やMTBトレイルやウォーターアクティビティなど、アーススポーツの施設利用券がセットになった会期型の定額制パスサービスです。プランによって利用可能な上限回数が異なり、ライフスタイルなどに応じて最適なプランを選ぶことが可能です。
日本全国、年間を通じて利用可能なため、旅行や移動に紐づけてご利用いただくことも多く、提携施設数は約70か所以上、サービス登録者数は累計15,000人以上です。
新たな旅行形態「アドベンチャーツーリズム」として、観光庁が推進していることもあり、今後10年で約13%以上市場が拡大するともいわれています。

VeriTrans4G導入の背景
井上様:本サービスは、オンラインでチケットを購入後、LINEと連携し本人認証後に施設の窓口や自動発券機でチケットの発券を行います。
1つ目は、弊社の新たな取り組みとしてスキー場に設置されているリフト券の自動発券機に対応することでした。自販機のような機械にQRコードをかざすと、そのままリフト券が出てくるような仕組みです。
これまで有人窓口で発券対応を行っていましたが、人手不足の影響で窓口レスのスキー場が増え、アースホッパーの提携施設でもこのシステムを導入しているスキー場が複数あるため、QRコードをかざして発券する手軽さが運営事業者の運営負担軽減やお客様の利便性向上に繋がるとして急務の課題でした。
2つ目は、決済手段の拡充です。自動発券機で発券する際に数百円程度の少額のデポジットが発生します。少額の決済ではクレジットカードよりもPayPayなどのコード決済の需要が大きいです。これに対応することで、お客様の満足度を向上させたいという目的がありました。
VeriTrans4G導入の決め手
「ビジネスの成長を加速するアイデアを、拡張性の高いVeriTrans4Gだから形にできました。」
井上様:VeriTrans4Gはシステムの拡張性が高いので、さまざまなビジネスのアイデアを具現化できると思い導入を決定しました。稼働中のサービスとの連携を考慮しなければならず、様々な制約がある中でも、拡張性の高いシステムで柔軟に設計できる点はありがたかったです。
またオンライン決済も現地でのオフライン決済もシームレスに接続出来る点に魅力を感じました。
営業担当のきめ細かなサポートが生んだ安心感
井上様:営業担当者のきめ細かなサポートも大きな決め手です。決済サービスを変更することは、特にオンラインサービスにおいては非常に大きな決断です。実物を伴わないビジネスでは、すべての取引がオンライン上で完結するため、決済の安定性は最も重要な要素の1つでした。そのため、新たな決済サービスを導入するにあたり、スムーズに移行できるかどうかは大きな不安材料でした。
サービス立ち上げ時には、当社としても知見が不足していたこともあり、導入時にはかなり苦戦し「これで大丈夫なのか?」といった不安を感じる場面も多々ありました。
今回は、営業担当の方が親身に伴走をしてもらっていた開発の進行もスムーズに進めることができ、安心感を持ってお任せすることができました。

導入の効果
決済手段ごとの売上が一括入金されるだけでなく、取引の見える化で社内の管理業務の工数を低減。
井上様:これまでクレジットカードのみだった購入手段にPayPay、楽天ペイを追加したことで、利便性が向上し、お客様からも好評をいただいています。現在では、購入実績の約半数がPayPayによる決済となっています。
さらに社内のオペレーション工数が大幅に削減されました。ダッシュボードにログインした際、決済業務に直接関わっていない社員でも情報を把握できるようになり、管理業務の工数削減に寄与しています。
現在構築を進めている当社の新システムとも接続がしやすく、DGFTのテクニカルサポートチームの対応が迅速なためスムーズに進められています。
VeriTrans4G導入をきっかけに、現在検討中のアイデアを含め、新サービスを検討しています。
さまざまな可能性を検討できるのは、拡張性の高いVeriTrans4Gならではだと思っています。
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今後の展望
アースホッパーを通じて自然アクティビティをより多くの人に楽しんでもらいたい
井上様:VeriTrans4Gを活用し、通常のパス料金の差額を支払えばアップグレードできる新規サービスを新たに開始しました。
またインバウンド需要の拡大に向けて、海外からの旅行者向けのサービス展開も視野に入れています。特に、国内の決済インフラは整っているものの、国外との接続においてはさらなる利便性向上の余地があると考えています。
例えば、スキー場にQRコードを設置し、現地で決済できる仕組みを導入することで、外国人観光客にとっても利用しやすい環境を整えたいと考えています。
また、スキー場やアウトドア施設では、地方の労働力不足が課題となっています。実際に、提携している一部のスキー場では、既に自動発券機を導入し、将来的には窓口対応を廃止する方向で運営を進めています。都市部では美術館や映画館などで人手を介さずに決済・入場が可能になっている一方で、アウトドア施設ではまだ人的対応に依存しているのが現状です。この課題を解決するためにも、決済のデジタル化を進め、よりシンプルで利便性の高い仕組みを構築することが、今後の成長に不可欠だと考えています。

DGFT営業担当の岩田(左)と井上様
PayPay、楽天ペイなどコード決済、クレジットカード決済導入をご検討の方はこちらから
株式会社Pioneerwork
プラットフォーム事業: | アーススポーツコンテンツを繋ぐデジタルプラットフォームの構築事業 代表商品:アースホッパー https://www.hopper.earth/
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設立: | 2019年11月 |
※掲載内容は、本事例の掲載日時点の情報です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
2025年2月19日掲載