PayPayオンライン決済サービスを導入するメリット

2020/07/08

PayPayオンライン決済サービスを導入するメリット

新たなキャッシュレス決済サービスとして絶大な人気を誇るPayPay。
2019年6月にはオンライン決済にも対応開始しており、ますます利用者拡大が想定されます。
本記事ではPayPayオンライン決済サービスを導入する方法とメリットについて解説します。

この記事の目次

この記事ではPayPayについて下記の2つに分けてご紹介していきます。

  1. PayPayの概要と特徴
  2. PayPayオンライン決済サービスを導入するメリットと導入方法

PayPayとは2018年10月に始まったQRコードを利用する「コード支払い」が特徴のスマホ決済サービスです。2020年5月には累計決済回数が10億回を突破しており、キャッシュレス決済サービスの中でも特に利用されている決済手段といえるでしょう。

PayPay株式会社、プレスリリース『「PayPay」、累計決済回数が10億回を突破!』

出典:PayPay株式会社『「PayPay」、累計決済回数が10億回を突破!』

従来は対面のオフライン決済が中心のサービスでしたが、オンライン決済への対応を開始し、PayPayに対応している決済代行サービスを利用することでECサイト等のオンラインサービスへの導入が可能になりました。

オンライン決済でPayPayを利用する方法は以下の通りです。スマートフォン、パソコンともに簡単な手順で決済することができます。

■PayPayアプリでの支払い
PayPayアプリでの支払い
■パソコンでの支払い
パソコンでの支払い

PayPayオンライン決済サービスを導入することで決済時にユーザーの選択肢が増え、売上増加に繋がります。
以下ではそれを裏付ける3つの理由について説明します。

1. PayPayのユーザー層

PayPayは利用残高の還元キャンペーンなど積極的なプロモーションで注目を集め、爆発的に利用者を獲得しました。前述の通りクレジットカードに次ぐ利用率を誇り、2020年4月22日時点でスマホ決済では最多規模となる2,800万人超のユーザーがいます。

出典:PayPay株式会社『「PayPay」のこれまでの成長と今後の取り組みについて~ 人々の生活をもっと便利でもっと豊かにする「スーパーアプリ」へ進化、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止対策も推進 ~』

PayPayの大きな特徴として銀行口座との紐付けに対応していることが挙げられます。これにより、クレジットカードを持たない若年層のユーザーが多いことが特徴です。
そのため、オンラインにPayPayを導入することで若年層の集客が見込まれます。

2. スマホだと決済が簡単

パソコンの場合はPayPayにログインするか、パソコン画面に表示されたQRコードをスマートフォンで読み込んで決済するという手間があります。

パソコンを利用した決済でもクレジットカード決済など他のオンライン決済に比べれば簡単に決済ができますが、スマートフォンアプリの場合、他のID決済とは違いログインさえすることなく、アプリが起動しすぐに決済が完了します。

他の決済手段と比べて決済完了までのステップが少ないことで、ユーザーの利便性が高まり、購入前の離脱(カゴ落ち)率の減少につながります。近年ではスマートフォンの利用が年々拡大しているため、ECサイト事業者にとって、ユーザーがストレスフリーで決済できるという点はメリットが大きいといえるでしょう。

3. 対応サイト(先行者メリット)

2020年6月現在、PayPayオンライン決済サービスは始まったばかりで対応しているECサイトはごく少数ですが、いち早く導入し他事業者との差別化を図ることで、PayPayが保有する莫大なユーザーの購入機会を獲得することができます。

PayPayオンライン決済サービスは直接PayPay経由で導入する方法と、DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス)のような決済代行会社やおちゃのこネット・カラーミーショップなどのECカート経由で導入する方法があります。

導入の基本的な流れは 問い合わせ→見積り→申し込み→審査→接続→サービス提供開始、となっており、他の決済手段の導入と同じです。
以下ではPayPayオンライン決済サービスの導入方法をケース別にご紹介します。

既にサイトがある

既にECサイトを持っており決済代行会社やECカートを利用している場合、まずは現在利用中の決済代行会社やECカートにPayPayへの対応状況を確認しましょう。問い合わせ時に未対応でも接続「予定」の場合もあるため、最新の状況を確認する必要があります。

まだ対応する予定がない場合や、PayPayのホームページ上で該当する事業者がない場合はPayPayへ直接問い合わせることや、対応済みの決済代行会社への乗り換えも検討しましょう。

なお、DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス)では既にPayPayオンライン決済サービスに対応しています。
初期費用や月額費用、決済手数料などの費用は各決済代行会社へ問い合わせて確認しましょう。

新規でサイトを制作

新たにECサイトを作る場合は、既にPayPayへの対応が完了している決済代行会社やECカート、もしくは対応予定であることが明記されているサービスの中から選択するようにしましょう。ただし、以下の注意点でも触れますが導入前にサービスページを開設している必要があります。

DGフィナンシャルテクノロジーの決済サービスについて詳しく知りたい方はこちら

PayPayオンライン決済サービスを導入する時に気を付けるべきポイントが4つあります。

1.オフライン決済ではAlipayと連携しておりPayPayを導入するだけでAlipayも利用できますが、オンライン決済では連携していません。

2.オフラインでの契約とは別にオンライン決済での契約が必要なことです。実店舗で既にPayPayを導入しており、今後ECサイトにも導入する事業者は注意が必要です。

3.PayPayオンライン決済サービスを導入する際の加盟店審査のために、審査申請時にサービスページを開設する必要があります。新規にサービスを開始する場合には早めにホームページを作るように心がけましょう。

4.キャッシュレス消費者還元事業の対象外であることと、日本法人しか導入できない点にも注意が必要です。ただしキャッシュレス還元事業は2020年6月に終了するため、これから導入する事業者にとっては大きな問題になることは少ないと思われます。

PayPayのオンライン決済導入について、以下のポイントについて紹介してきました。

  1. PayPayが保有する多くの利用者の購入機会を得られ、特に若年層の顧客の囲い込みが見込まれる
  2. PayPayに対応している決済代行会社やECカートを利用することで導入ができるが、オフラインとは別途契約することと、加盟審査段階でホームページが必要な点は特に注意

PayPayを競合サイトに先駆けて導入することはEC事業者にとってかなり大きなメリットがあります。早急な対応が今後の売上を左右するでしょう。

      
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