屋外・屋内イベント出店時に導入したいキャッシュレス決済サービスと選定ポイントをご紹介

      

更新日|2025/12/03

屋外・屋内イベント出店時に導入したいキャッシュレス決済サービスと選定ポイントをご紹介

飲食フェスやマルシェイベント、お祭り、催事など、屋外・屋内でさまざまなイベントが開催されていますが、イベント出店時に、お客様からクレジットカード決済など現金以外で支払えないかと聞かれることはないでしょうか。
このコラムでは、イベント時に手軽に導入が可能なキャッシュレスサービスをポイントとともに紹介します。

この記事の目次

イベント会場では依然として現金が使われますが、ここ数年でキャッシュレス決済の利用率が急増しています。特にクレジットカード、QRコード決済、電子マネーの3種類は導入店舗が多く、来場者も慣れています。

1日限定の短期出店や、個人事業者の屋台・マルシェでも、簡単に導入できるモバイル型サービスが選ばれる傾向があります。キャッシュレス決済は「小銭を出す手間がない」「会計がスムーズ」「ポイントが付与される」といった利用者メリットがあり、イベントでの売上向上に直結するのです。

メリット1:売上機会の拡大

イベント出店や展示会においてスマートフォン決済サービスを導入することで、売り逃しを防ぎ購入額のアップが見込めます。特に若年層やインバウンド客はキャッシュレス利用率が高く、キャッシュレス利用ができると思って来場する利用者も一定数いるため、現金のみでは機会損失につながります。電子決済に対応することは、出店者にとって売上拡大の第一歩です。

メリット2:会計業務の効率化

釣銭を準備したり、売上を数えたりする手間が省けるため、短期イベントでも効率的に運営できます。1日のみの出店でも、シンプルなアプリや端末を使えば誰でも簡単に会計可能なため、スタッフ教育の負担も減るだけでなく、当日の精算ミスや会計時間も減らせて、会計手順を簡素化できるなど、メリットが多いです。

メリット3:安全性と記録管理

現金管理は盗難や紛失リスクがありますが、キャッシュレスなら入金データが自動的に記録されます。日次レポートや振込管理が容易になり、確定申告や経費処理にも役立ちます。

イベント出店におすすめのキャッシュレスサービスを紹介します。

Airペイ/Airペイ QR

リクルートが提供する決済サービス。専用端末をレンタルでき、クレジットカード・電子マネー・QR決済まで幅広く対応。初期費用が無料キャンペーンの時期もあり、短期出店にも向いています。1日イベントだけ利用したい場合も契約可能です。

Square(スクエア)

シンプルなカードリーダーをスマホに接続して利用。クレジットカードや電子マネー決済が可能で、最短翌日に入金されるスピード感も魅力です。個人のフリーマーケットや短期ポップアップ出店におすすめ。

Cloud Pay(クラウドペイ)

Cloud Pay(クラウドペイ ※特許番号:第7303664号)は、 複数のQRコード決済サービスをDGFTと契約するだけで利用できる、QRコード決済のバンドルサービスとして日本最大級の決済プラットフォームです。
QRコード1つ置くだけで海外QRコードを含んだブランドが提供可能になるため、より手軽に始めたい事業者におすすめです。

くわしくはこちら

Cloud Pay Neo(クラウドペイネオ)

Cloud Pay Neo(クラウドペイネオ)

DGフィナンシャルテクノロジーが提供するサービスで、決済端末不要でPayPayやd払いをはじめ多様なQRコード決済だけでなく、クレジットカード決済やApple Payなど幅広く対応が可能です。
複数ブランドを1つのQRコードにまとめられるため、イベントのように多様な顧客層が集まる場面に最適。短期出店や1日限りの販売にも導入しやすい点が特徴です。
また、利用者のスマホで決済が完了するため、クレジットカード情報の盗用などのリスクがなくセキュリティ面も安心です。

DGフィナンシャルテクノロジーの決済サービスについて詳しく知りたい方はこちら

mPOS(エムポス)

クレジットカード、各種電子マネー、バーコード・QRコード決済に対応しており、特に中国人向け決済としてAlipay、WeChat Pay以外に銀聯カード、韓国人向けの新韓カードに対応しているのが特徴です。

初期費用としてカードリーダー費用が発生しますが、大規模なイベント運営やOEM提供等の独自カスタマイズ、既存店舗・ECとの連携など、柔軟な利用形態で利用することが可能です。

DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)、ANA Digital Gate提供のスマホ決済サービス「mPOS」

では、キャッシュレス決済サービスの導入にあたって、ご紹介したサービスから自社にマッチするサービスをどうやって選べばいいのでしょうか。選定時のポイントを説明します。

①イベントに来訪するお客様の属性をチェックしよう

今回出店するイベントには、どんな年齢層のお客様が参加されるでしょうか。海外からのお客様(訪日外国人)が来訪することはありますか?

イベントに来訪するお客様の属性により利用する決済手段も異なります。

JCBが2024年に発表した「クレジットカードに関する総合調査」によると、日本の一般消費者のカード保有率は87%、クレジットカード決済の導入で大半のお客様のニーズに応えられそうですが、10~20代が多い、中国人が多いなどといった場合は下記の対象決済手段を提供しているキャッシュレス決済サービスを選ぶとよいでしょう。

出典:JCB『キャッシュレスを利用している人は95%、クレジットカードの保有率は87%と高水準を維持』~JCBがキャッシュレスに関する総合調査の結果を発表~

日本人 成年層 クレジットカード決済、コード決済
10~20代若年層 チャージ型の電子マネー決済、PayPayやd払いなどのQR/バーコード決済
外国人 中国人 Alipay+/WeChat PayなどのQR/バーコード決済、銀聯カード決済
10~20代若年層 クレジットカード決済(PayPass/PayWave等カードをかざす非接触型も含む)

②発生するコストを確認しよう

商品販売時の合計金額に対して発生する決済手数料は、各決済サービスとも大きな違いはありません

決済手段別で見ると、全サービスともにクレジットカード決済のJCB/Diners/Discoverや一部電子マネー決済は手数料がやや高めに設定されていますが、これらのクレジットカード 保有者・決済手段利用者数は全体の割合としては多くないため、それほど気にしなくてもよいでしょう。

月額費用は、基本的に無料で提供されるサービスが多いですが、注意したいのが初期費用です。

決済端末を提供する事業者であれば、スターター向けにカードリーダー費用のキャッシュバックキャンペーンとして実質無料をうたっているものもありますが、適用条件が定められているのでよくチェックしましょう。

また初期で別途発生する費用として、キャンペーンで無料となるのはカードリーダー1台分のため、複数台導入する場合は追加台数分の端末費用が、お客様にレシートをお渡しする際はレシートプリンターの購入も別途必要となるのでご注意ください。

コスト面では初期費・月額費などの固定費や決済手数料などの費用が気になるところではありますが、売上入金の入金手数料や入金タイミングも大事なポイントです。特に売上の入金タイミングは各サービスで大きく異なります。

③導入期間や審査も要チェック!

スマホ決済の導入の流れは、大まかには下記の流れとなります。

  1. 申し込み
  2. 加盟店審査
  3. カードリーダーなど決済端末の購入
  4. 利用開始

決済サービスは簡易導入が売りのため比較的短期間で導入できるサービスが多いものの、サービスや導入する決済手段によっては一定の審査期間がかかることがあり、カードリーダー等決済端末の購入~送付期間も発生しますので、早めに確認して申込みをする必要があります

即日~数日で利用可能とうたっている場合も、特定の決済手段が先に利用でき(例:カード決済のVisa/MasterCardのみ先行利用可能等)、その他の決済方法は審査後追って利用可能というケースもあります。

また、商品・サービスによっては、審査で承認されず取扱いができないケースもあります。各スマホ決済サービスともに審査が否認された理由を開示していませんが、一般的には公序良俗や法令等の定めに反する商品、各種金券など換金性の高い商品等での利用を認めていないケースが多いため、気になる場合は問合せをしてみましょう。

上記でキャッシュレス決済サービスを選ぶ際の3つのポイントを解説しましたが、その他にイベントの来場者数予測や販売商品の点数や種類、スタッフ配置など販売体制に応じて導入サービスや決済端末の台数などを選択しましょう。

多くの決済サービスがタブレットPOSレジサービスと連携しており、無償利用できるプランもあります。商品点数や種類が多く会計ミスを減らしたい場合や売上管理を簡易にしたい際は、POSレジサービスと合わせて導入することで、さらに業務の効率化を図ることもできます。

導入する決済サービスが決定し利用可能になったら、イベント会場で支払いが受け付けられない等のトラブルを防ぐためにも、クレジットカードやバーコードが読み取れるか、バーコードが表示されるか、レシートが出力されるかなど、イベント当日までに必ず予行練習を実施しましょう。

また、通常の支払いフローのチェックに加えて、キャンセル等による払い戻しやトラブルが発生した場合の対処法も確認しておくこと。複数のスタッフで支払い受付をする場合も、予行練習の際やイベントでの販売開始前など、事前に操作方法の説明や練習を行い、操作に慣れておくとよいでしょう。

今回は、イベント出店時に活用したい代表的な決済サービスと選定のポイントについて解説しました。

イベント出店においてもキャッシュレス決済の利用ニーズは、今後さらに一般的になり、一層高まると言えるでしょう。キャッシュレス決済サービスを活用し効率的に販売することで、イベント出店を成功させましょう!

イベント運営や独自カスタマイズ、既存店舗・ECとの連携など、柔軟な利用形態のスマートフォン決済サービスをご利用になりたい場合は、DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)の端末レス決済サービス「Cloud Pay Neo」やグループ会社ANAデジタルゲートが提供する「mPOS」もぜひご検討ください。

決済端末が不要で、クレジットカード決済が可能!「Cloud Pay Neo(クラウドペイネオ)」

Cloud Pay Neoは、決済端末不要で、1つの契約で主要QR決済だけでなく、クレジットカード決済や後払い決済に対応できる利便性が特長です。事業者側のネットワーク回線や電源は不要なため、場所を問わずご利用いただけます。 短期イベントや個人事業主の出店でも導入しやすく、セキュリティ基準も高水準で安心して利用できます。

決済端末ならmPOS(エムポス)

  • ・お手持ちのスマートフォン・タブレットとコンパクトなカードリーダーで、どこでもキャッシュレス決済の導入が可能。
  • ・クレジットカード、各種電子マネー、QRコード決済など業界トップクラスの幅広い決済手段に対応。
  • ・中国向けインバウンド対応で不可欠な銀聯カード、Alipay+、WeChat Payも提供。

公開日 2018/11/20

      
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