イベント出店におすすめの決済サービス5つを徹底比較!
スマホ決済は屋外から屋内まで活躍

2021/02/08

イベント出店におすすめの決済サービス5つを徹底比較!スマホ決済は屋外から屋内まで活躍

飲食フェスやマルシェイベント、お祭り、催事など、屋外・屋内でさまざまなイベントが開催されていますが、イベント出店時に、お客様からクレジットカード決済など現金以外で支払えないかと聞かれることはないでしょうか。そんな時におすすめしたいのが、約1週間で導入できるスマートフォン決済サービスです。

この記事の目次

イベント出店や展示会においてスマートフォン決済サービスを導入することで、売り逃しを防ぎ購入額のアップが見込めます

スマホ決済サービスでは、クレジットカードや各種電子マネー、バーコード・QRコード決済などの決済手段が一式利用できるため、お客様の手持ちの現金があまりないという場合でも、その他の決済手段で購入いただくことができます。決済手数料も3.24~3.75%と比較的安価です。

また、現金のやり取りが少なくなるため、事前のお釣り準備のほか、当日の精算ミスや会計時間も減らせて、会計手順を簡素化できるなど、メリットが多いのです。

スマートフォン決済サービスを活用し効率的に販売することで、売上げ拡大や自社商品の認知度のアップなど、イベント出店を成功させましょう!

イベント出店におすすめのスマホ決済サービス5種を機能別に一覧化してご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

スマホ決済サービス 機能別一覧-Airペイ/Airペイ QR、楽天ペイ

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スマホ決済サービス 機能別一覧-Square、STORES 決済、mPOS

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Airペイ/Airペイ QR

Edy/nanaco/WAONなどの流通系電子マネーが現時点では未対応ですが、利用可能な決済手段はクレジットカード、電子マネー、バーコード・QRコード決済と幅が広くバランスのよいラインナップです。

アプリの対応機種(OS)がiOSのみで、iPhone/iPadを保有していない場合、利用できない点には要注意です。

また、売上入金先の対応銀行でゆうちょ銀行が対象外であり、ゆうちょ銀行を利用している場合は別銀行の口座を準備する必要があります。

楽天ペイ

楽天ペイもクレジットカード、各種電子マネーなど幅広い決済手段が利用できますが、バーコード・QRコード決済は楽天ペイと、中国人を対象としたAlipay・WeChat Payおよび台湾のJKOPAYを提供しており、LINE Payやd払いには対応していません

売上入金タイミングは翌日のため、キャッシュフローが気になる事業者様にはおすすめですが、振込手数料が無料となるのは楽天銀行のみのため口座を準備する必要があります。

Square(スクエア)

Squareの提供決済手段は2020年8月からクレジットカードに加え、交通系電子マネー、QUICPay・iD・ApplePayにも対応しています。その他の決済手段にも対応しておきたいという事業者様や、中国のお客様の来訪が多い場合は向いていません。

決済に利用するカードリーダー費用は7,980円と他のサービスに比較すると安価です。しかし、決済方法は端末でICチップを読み取った後、消費者が端末上に指でサインを行う方式で、政府が推奨する主流のICチップ読み取り+暗証番号入力方式に対応していないためセキュリティ面にやや懸念があります。

売上入金は全銀行とも振込手数料0円かつ、手動での入金指示が不要で短期間で入金されるため、こまめに売上金を受領したい事業者様はおすすめです。特にみずほ・三井住友銀行のメガバンク2行が翌日入金に対応しているのがメリットといえるでしょう。

Stores 決済(旧:Coiney)

Coineyは2020年1月にグループ会社であるストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社が提供する「STORES」ブランドに統合され、「STORES 決済」に名称変更しました。店舗のキャッシュレスサービスについてはこれまでと同じようにコイニー株式会社から提供されていますが、サービス内容が一部変更されています。

提供している決済手段はクレジットカードと交通系電子マネー、中国向けのWeChat Payのみと非常にシンプルです。

売上入金で、売上10万円以下の場合200円の手数料が発生するため、締め日毎のタイミングで売上げ10万に満たない場合は別サービスを検討するほうがよさそうです。

mPOS

クレジットカード、各種電子マネー、バーコード・QRコード決済に対応しており、特に中国人向け決済としてAlipay、WeChat Pay以外に銀聯カード、韓国人向けの新韓カードに対応しているのが特徴です。

初期費用としてカードリーダー費用が発生しますが、大規模なイベント運営やOEM提供等の独自カスタマイズ、既存店舗・ECとの連携など、柔軟な利用形態で利用することが可能です。

DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス)、ANA Digital Gate提供のスマホ決済サービス「mPOS」

DGフィナンシャルテクノロジーの決済サービスについて詳しく知りたい方はこちら

では、スマホ決済サービスの導入にあたって、ご紹介した5サービスから自社にマッチするサービスをどうやって選べばいいのでしょうか。選定時のポイントを説明します。

①イベントに来訪するお客様の属性をチェックしよう

今回出店するイベントには、どんな年齢層のお客様が参加されるでしょうか。海外からのお客様(訪日外国人)が来訪することはありますか?

イベントに来訪するお客様の属性により利用する決済手段も異なります。

JCBが2018年2月に発表した「クレジットカードに関する総合調査」によると、日本の一般消費者のカード保有率は85.1%、保有者一人あたりの平均保有枚数は3.2枚と高く、クレジットカード決済の導入で大半のお客様のニーズに応えられそうですが、10~20代が多い、中国人が多いなどといった場合は下記の対象決済手段を提供しているスマホ決済サービスを選ぶとよいでしょう。

日本人 成年層 クレジットカード決済、電子マネー決済
10~20代若年層 チャージ型の電子マネー決済、LINE Payやd払いなどのQR/バーコード決済
外国人 中国人 Alipay/WeChat PayなどのQR/バーコード決済、銀聯カード決済
10~20代若年層 クレジットカード決済(PayPass/PayWave等カードをかざす非接触型も含む)

来訪するお客様の属性が幅広いようであれば、各スマホ決済サービスとも決済手数料に大きな違いはないため、より多くの決済手段を提供しているサービスを選ぶのもおすすめです。

②発生するコストを確認しよう

商品販売時の合計金額に対して発生する決済手数料は、各スマホ決済サービスとも大きな違いはありません

決済手段別で見ると、全サービスともにクレジットカード決済のJCB/Diners/Discoverや一部電子マネー決済は手数料がやや高めに設定されていますが、これらのクレジットカード 保有者・決済手段利用者数は全体の割合としては多くないため、それほど気にしなくてもよいでしょう。

月額費は全サービスが無料ですが、注意したいのが初期費です。

mPOSを除くAirペイ、楽天ペイ、Square、Stores 決済は、スターター向けにカードリーダー費用のキャッシュバックキャンペーンとして実質無料をうたっているものの、適用条件が定められているのでよくチェックしましょう。

また初期で別途発生する費用として、キャンペーンで無料となるのはカードリーダー1台分のため、複数台導入する場合は追加台数分の端末費用が、お客様にレシートをお渡しする際はレシートプリンターの購入も別途必要となるのでご注意ください。

コスト面では初期費・月額費などの固定費や決済手数料などの費用が気になるところではありますが、売上入金の入金手数料や入金タイミングも大事なポイントです。特に売上の入金タイミングは各サービスで大きく異なります。

キャッシュフローを重視する事業者様で既に楽天銀行口座がある、または作ってもよい場合は、利用できる決済手段が広く翌日入金で手数料0円の楽天ペイがよいでしょう。翌日入金でなくてもよい場合は、入金手数料が0円で主要メガバンクであれば月6回(約5日毎)入金されるAirペイがおすすめです。

③導入期間や審査も要チェック!

スマホ決済の導入の流れは、大まかには下記の流れとなります。

  1. 申し込み
  2. 加盟店審査
  3. カードリーダーなど決済端末の購入
  4. 利用開始

スマホ決済サービスは簡易導入が売りのため比較的短期間で導入できるサービスが多いものの、サービスや導入する決済手段によっては一定の審査期間がかかることがあり、カードリーダー等決済端末の購入~送付期間も発生しますので、早めに確認して申込みをする必要があります

即日~数日で利用可能とうたっている場合も、特定の決済手段が先に利用でき(例:カード決済のVisa/MasterCardのみ先行利用可能等)、その他の決済方法は審査後追って利用可能というケースもあります。

また、商品・サービスによっては、審査で承認されず取扱いができないケースもあります。各スマホ決済サービスともに審査が否認された理由を開示していませんが、一般的には公序良俗や法令等の定めに反する商品、各種金券など換金性の高い商品等での利用を認めていないケースが多いため、気になる場合は問合せをしてみましょう。

上記でスマートフォン決済サービスを選ぶ際の3つのポイントを解説しましたが、その他にイベントの来場者数予測や販売商品の点数や種類、スタッフ配置など販売体制に応じて導入サービスや決済端末の台数などを選択しましょう。

多くのスマホ決済サービスがタブレットPOSレジサービスと連携しており、無償利用できるプランもあります。商品点数や種類が多く会計ミスを減らしたい場合や売上管理を簡易にしたい際は、POSレジサービスと合わせて導入することで、さらに業務の効率化を図ることもできます。

導入するスマートフォン決済サービスが決定し利用可能になったら、イベント会場で支払いが受け付けられない等のトラブルを防ぐためにも、クレジットカードやバーコードが読み取れるか、バーコードが表示されるか、レシートが出力されるかなど、イベント当日までに必ず予行練習を実施しましょう。

クレジットカード決済の場合は、すぐに取り消し処理をすることでテストが行えます。電子マネーは決済取り消しができないので実際に決済するのでなく流れをチェックしておきましょう。Airペイはトレーニングモードという機能が実装されていて、利用する決済手段でテストを行うことができるので便利です。

また、通常の支払いフローのチェックに加えて、キャンセル等による払い戻しやトラブルが発生した場合の対処法も確認しておくこと。複数のスタッフで支払い受付をする場合も、予行練習の際やイベントでの販売開始前など、事前に操作方法の説明や練習を行い、操作に慣れておくとよいでしょう。

今回は、イベント出店時に活用したい代表的なスマホ決済サービス5種と選定のポイントについて解説しました。

近年、さまざまなキャッシュレス決済サービスが登場し、徐々に一般の消費者にも広がりつつあります。

2019年10月の消費税増税に合わせて、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済を利用することで増税2%分のポイントを還元する「キャッシュレス・ポイント還元事業」が実施されたこともあり、近年急速にキャッシュレス決済の利用が拡大しています。

イベント出店においてもキャッシュレス決済の利用ニーズはより一層高まると予測されます。スマホ決済サービスを活用し効率的に販売することで、イベント出店を成功させましょう!

もし、大規模なイベント運営や独自カスタマイズ、既存店舗・ECとの連携など、柔軟な利用形態のスマートフォン決済サービスをご利用になりたい場合は、DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス)のグループ会社ANAデジタルゲートが提供する「mPOS」もぜひご検討ください。

mPOS(エムポス)をおすすめする理由

  • ・お手持ちのスマートフォン・タブレットとコンパクトなカードリーダーで、どこでもキャッシュレス決済の導入が可能。
  • ・クレジットカード、各種電子マネー、QRコード決済など業界トップクラスの幅広い決済手段に対応。
  • ・中国向けインバウンド対応で不可欠な銀聯カード、Alipay、WeChat Payも提供。

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公開日 2018/11/20、最終更新日 2021/02/08

      
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