決済代行会社のメリット・デメリットは?カード決済導入方法を比較!

2020/06/01

決済代行会社のメリット・デメリットは?カード決済導入方法を比較!

オンラインサービスにクレジットカード決済を導入する方法は大きく分けて「決済代行会社を利用する方法」と「各カード会社と直接契約する方法」の2つがあります。今回はこれら2つの方法の特徴とそれぞれのメリット・デメリットについて比較しながら、どのような導入ケースに適しているか解説します。

オンラインサービスにカード決済を導入する2つの方法

上記の通り、オンラインサービスにクレジットカード決済を導入する方法には以下の2つがあります。

  1. 決済代行会社を利用する
  2. アクワイアラ(カード会社)と直接契約する

これらそれぞれのメリット・デメリットと、それぞれがどのようなケースに適しているかご紹介します。

1. 決済代行会社と契約

まず、決済代行会社と契約することでオンラインサービスにクレジットカード決済を導入する方法についてご説明します。新規の事業やサービスの立ち上げのタイミングでは、決済代行会社との契約が適しているといえます。

以下では、決済代行会社との契約でのメリット、デメリットを紹介します。

メリット

クレジットカード決済の導入、運用の手間を省くことができる

決済代行会社があらかじめ導入企業のニーズに応じた接続方法を用意しているため、自社サービスとの連携のための開発が簡単になります。 決済導入後のシステムの運用やトラブルの発生時のサポートなども厚く、日々の運用時も安心です。

■決済代行会社を介した契約の場合

安心のセキュリティ

また、決済代行会社は強固なセキュリティ対策を行っています。決済代行会社にクレジットカード情報を管理してもらうことにより、事業者はカード情報非保持化を達成できます。

さらに、3Dセキュア、セキュリティコード認証といった本人認証や不正検知サービスなどのセキュリティオプションを提供している決済代行会社もあり、安心して決済代行サービスを導入することができます。

経理作業の負担軽減

それぞれの決済サービスと一社一社個別に契約する場合、各社ごとの支払サイクルで入金されます。これに対し、決済代行会社経由で各決済サービスと契約する場合には、全ての決済手段の入金サイクルが決済代行会社を通じて一元化されるためキャッシュフローを統一し、経理作業を簡易化することができます。

デメリット

決済代行会社への手数料が発生する

一方で、決済代行会社を利用することで、直接契約の場合よりも手数料が高くなる可能性があることがデメリットともいえます。ただし、経験豊富な決済代行会社が各カード会社との手数料率調整を行うため、一概に直接契約より決済代行会社を利用したほうが手数料が高くなるわけではありません。

さらに、決済サービス導入時の手間や運用コストの削減、トラブル発生時の早急な対応による損失の最小化などのメリットを考慮すると総合的なコストはかえって低いといいえるでしょう。

こんな会社におすすめ

決済代行会社の利用は、新規でクレジットカード決済を導入したい企業におすすめです。サイトを立ち上げる際に決済代行会社からのシステム構築や運用に関するサポートがあれば、よいスタートダッシュを切ることができます。

キャッシュレス決済の方法も多様化しつつあります。決済代行会社は新たな決済方法にスピーディに対応し、早い段階から連携可能な状態となります。そのため、今後も登場し続けるであろう新しい決済方法にすぐ対応したい企業にもおすすめです。

高額な商品を扱う企業や多くの顧客を抱えている企業など、セキュリティ面に力を入れたい場合でも、決済代行会社を利用することで強固なセキュリティを得ることができ、安心して本業に集中することができます。 また、決済代行会社を利用することで入金サイクルを統一することが出来るというメリットを活かし、煩雑な経理作業を効率化したい会社にもおすすめできます。

2. アクワイアラ(カード会社)と契約

クレジットカード決済を導入するもう一つの方法として、各カード会社のアクワイアラと直接契約するという方法があります。アクワイアラとはイシュア(クレジットカード発行会社)の発行したVISAやMasterCardなどのカードブランドのライセンスを取得して、加盟店の開拓や審査、管理などをしている会社のことです。

決済代行会社を利用する場合と同様、各種カードブランドのクレジットカード決済を導入するためにはアクワイアラの審査を通過する必要があります。
各カード会社のアクワイアラとそれぞれ直接契約する場合のメリットをご紹介します。

メリット

決済代行会社を利用するより手数料が安くなる可能性がある

アクワイアラと直接契約するメリットとしては決済代行会社と比べ、手数料が安くなる可能性があることです。そのため、すでにシステムが構築してあったり、会社として運用のノウハウが蓄積されていて、手数料などのコストを削減することを最優先で考えている場合にはメリットがあります。

デメリット

導入・運用時の手間や費用の負担が大きい

アクワイアラと直接契約するデメリットはクレジットカード決済の導入、運用に手間がかかってしまうことです。決済代行会社と契約するケースと異なり、直接それぞれのカード会社との接続を行う必要があり、開発工数がかさむことになります。契約もそれぞれのカード会社と行うことになるので時間と手間がかかります。

また、アクワイアラ毎に売上金の入金日が異なるので、経理担当者はカードブランドごとに精算業務を行わなければなりません。

■カード会社と直接契約の場合

セキュリティ対策に多くの時間と費用がかかる

また、決済に関するセキュリティシステムを自社で整備する必要があり、トラブルが発生した際にも自社で対応しなくてはなりません。

クレジットカード情報を「保存、処理、または伝送する」ECサイトは、年間のカード取引量に応じて、クレジットカード国際基準であるPCI DSSに準拠する必要があります。しかし、PCI DSSに準拠するには莫大な費用と工数が必要なため、中小規模のECサイトを運営する事業者が準拠することは現実的ではありません。そこで、多くの事業者は決済代行会社などのPCI DSS準拠事業者にクレジットカード決済を委託しているのです。

こんな会社におすすめ

決済手数料を安く抑えたい場合には選択肢の一つでもありますが、運用時にトラブルが発生した時の売上や工数の損失を考慮すると、必ずしも安いというわけではありません。運用費用などを考慮すると直接契約をすれば必ずしもコストメリットがあるとは言えないので、決済代行会社を利用した場合と直接契約の場合の費用のシミュレーションと比較を行うことが大切です。

また、直接契約の場合、すでに社内にセキュリティシステムが整っておりシステム構築や運用のノウハウがあることが欠かせません。しかし、そういった会社の場合、多くはすでにオンライン決済を導入していることが多いでしょう。

まとめ

クレジットカード決済の導入について下記の2つを解説してきました。

  1. 決済代行会社を利用する方法はシステムの構築や運用が容易でセキュリティも強固であるため、今から新しくサービスを開始する会社や強いセキュリティシステムが必要な会社におすすめ
  2. 社内に高度なセキュリティシステムが整っている場合、アクワイアラと直接契約する方法は手数料が安くなる可能性があり検討に値するが、決済代行会社にも問い合わせて費用の比較を行うことが大切

自社にとって決済代行会社の利用とアクワイアラとの直接契約のどちらの方法がより適切かを考え、決定するようにしましょう。

決済代行会社を利用する場合には複数の会社から見積もりを取り、自社にあったサービスを提供している決済代行会社と契約すると、自社サービス開始がよりスムーズでしょう。

また、当社のコラムにてオンラインサービスを開始する事業者様向けに、カード情報に関するセキュリティや不正利用対策に関する情報を記載しておりますのでこちらもご参照ください。

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